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68 つよつよミミックの部屋移動(エスペランサ視点)

 あら、皆様なぜそんなに焦っているのかしらー?

 わたくしはボックス様のゲボクになりましたー。

 ゲボクって、お友達の一種ですわねー、皆様にはぜひ今度わたくしのお家に遊びに来ていただきたいですわー。


 ハコザキ様は、わたくしを助けてくださった男性ですわ、ボックス様と仲がいいみたいです。

 そしてアルカ様。

 アルカ様はどうやら人間ではなく、レプラコーンという妖精さんなんですってー。

 ボックス様と一緒に別世界からこの世界に来られたそうですー。


 この方々は今ホテルに住んでいるみたいですわ。

 わたくしもお邪魔させていただくのかしら。


 でもそれでしたらせっかくですからわたくしの使えるカードで部屋代を払えばいくらでも良い部屋に泊まれるはずですわ。


 わたくしはホテルのフロントでロイヤルスイートルームを借り、ハコザキ様達をそちらの部屋にご案内致しましたわ。

 でもこの部屋、わたくしの別荘の部屋よりも少し狭いですわね……。

 まあ、それでも問題はないかしらね。


 わたくし達がロイヤルスイートルームに移動して、少し休んでいると、ホテルの支配人の方が来られました。

 どうやらわたくしのカードは今凍結されていて、中身が使えないみたいですわー。

 せっかく2億ユーロありますのに……。


 仕方ないのでこの首飾りを使えばこのお部屋の金額になるかしらー。

 わたくしが首飾りでこの部屋の金額を払おうとしたのですが、ホテルの方はそれを拒否されました。


 ——困った事になりましたわ。——


 今回のお部屋代はハコザキ様がお支払いする事になりましたが、それでお支払いできるほど安くはないみたいですわ。

 三人となるとあの部屋より狭い部屋なんて考えられませんし、ここはやはりあの首飾りを売らないといけないみたいですわねー。


 わたくしはハコザキ様達とこの首飾りを売るために出かける事になりました。

 でもハコザキ様、わたくしお祖母様なんておりませんわ。

 彼は何をおっしゃっておられるのかしら?


 結局宝石のついた首飾りやアクセサリーは売れず、別の店に行ってもやはりダメでした、

 それでもハコザキ様は諦めずに調べものをして、占いの店に入った様ですわね。


 そこにおられたのは、とても美しく、モデルのような体型の女性でしたわ。


 どうやら彼女がわたくしとハコザキ様、アルカ様の相性を占ってくれるようですわね。

 でも、わたくし……まだ会ったばかりのハコザキ様との何を占っていただくのでしょうかー?


 しかしどうも様子が違うようですわ。

 占い師の女性の方は、ハコザキ様の言葉を聞いて何か水晶玉とは別の道具を用意したようですわね。


「エスペランサさん、その首飾りを渡してもらえますか?」

「は、はい。どうぞお受け取りくださいませ」


 わたくしが首飾りをお渡しすると、占い師の女性の方は虫眼鏡で首飾りを覗き、その後何かパチパチと音のする道具を指で弾き出しましたわ、アレは一体何をしていたのでしょうか?


「コレはすごい掘り出し物だネ! この首飾りニ付いている宝石は伝説のブルーダイヤ。闇のマーケットなら間違いなく数億はする物だネ! おっト、コレをどこで手に入れたかハ聞かないヨ。それより、ウチと話ししなイ?」


 どうやらこのお店、あの首飾りを買い取ってくれるみたいですわね。

 あれ? ここは占い以外もやっているのかしら?


「そうネ、この首飾りなら……この金額でいかがかしラ?」

「一、十、百、千、万、……億!?」


 ハコザキ様が驚いていましたわ。

 まああの首飾りでしたらそれくらいはなるとは思いましたが。


「どとど、どうするんですか!? ボクそんな大金入れれる銀行ありませんよ!」

「フフフ、多分そうだと思ったわヨ。それならコレでどうかしラ?」


 占い師の女性がハコザキ様に何かを手渡していました。

 どうやら通帳のようですわね。


「暗証番号は教えてあげるかラ、その通帳を持って行きなさイ。ところでアナタ、Dプレイヤーなのかしラ?」

「ハイ。底辺ですけど……」

「フフフ、アナタは大成しますワ。だから何かお宝が見つかったラ、いつでも売りにきなさイ。その通帳に振り込んであげるワ」


 どうやらわたくしの首飾りは億で売れたみたいですわねー。

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