表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

78/116

66 つよつよミミックの下僕3(アルカ視点)

 アタシ達はキシンカイとかいうヤバいヤツらの建物の中に入ったんだけどぉ、ここマジで最悪だったぁ!


 まず変な臭いがひどい、ハコザキが言うにはこれはタバコの臭いってやつだって言ってたけど、よくこんな変な臭いの中にいれるのね、ニンゲンってやっぱり変!


 それで、ここにいると危険だからアタシとハコザキはデジカメでコイツらを撮ってからさっさとご主人様のとこに戻ったのぉ。


 でもそしたらこのキシンカイとかいうヤツらもダンジョンの中に入ってきちゃった!!


 アタシとハコザキは、戦えないから透明化スキルで姿を消し、ご主人様の後ろに隠れた。

 そしたらご主人様とキシンカイの戦いが始まっちゃったぁ。


 でもやはりご主人様はめちゃくちゃ強かった。

 キシンカイの奴らが何十人といる中、ご主人様はたった一人で戦っていた。

 そして強そうなのを次々と返り討ちにしちゃったぁ!


 中にはバズーカホウとかいう魔法道具を使うやつもいたけど、ご主人様は驚いてひっくり返っただけで無傷だった。


 その後バズーカホウを持っていた敵の頭を潰すと、そいつの持っていたバズーカホウが爆発して辺りの敵全部やっつけちゃった!!


 その後は残ってたイスズとかいうやつをご主人様が捕まえ、アタシが言ってたようにギリギリギリバツーンとねじ切っちゃったぁ……。


 アタシ、結構軽い感じで言ってたけど、本当にやるとあんなにエグいんだぁ。

 ご主人様は倒したキシンカイを全部食べちゃった。


 これでいったん終わったのかなーと思ってたら、どうやらあのイケメンボウケンカとかいうのがものすごい勢いでダンジョンを走ってきた。

 一体何でそんなに急いでるんだろぉ?

 イケメンボウケンカはどこかの部屋に逃げ込んだみたいね。


 アタシが不思議に感じていると、ハコザキがアタシに話しかけてきた。


「アルカちゃん、今って透明化のスキル使える?」

「出来るけど、何をするの?」


 ハコザキのヤツ、何がしたいんだろ?


 アタシは透明化のスキルで姿を隠した。

 するとハコザキはイケメンボウケンカの逃げ込んだ部屋に入った。


 アタシが触れていないと透明化は出来ないから…アタシもその部屋に入る事になったんだけどね。


「どうすんだよ!? 五十鈴のヤツ、オレ達に一体何を押し付けやがったんだ!? 江藤のとこ行くどころじゃないぞ、何だよあの黒服どもは??」

「おれだってわからないよ。わからないからスキルの使えるここにしか逃げれなかったんだろ」

「田部井。オレとお前は一蓮托生だ。二人でどうにかここを乗り切ろう、とにかく使える魔獣でここを守ってくれ!!」


 どうやらイケメンボウケンカとこの魔獣使いは誰かに追いかけられてるみたいね。


「イタゾ、ソコダ!!」

「アノハコノナカミハ、ゼッタイニキズツケルナヨ。ボスノゴメイレイダ!」


 黒服の男達がイケメンボウケンカを追い詰めた。

 魔獣使いは黒服を返り討ちにするために魔獣を出しているけどこの黒服、キシンカイなんかよりよほど強いの。

 魔獣使いの魔獣は次々と黒服達に薙ぎ倒されていた。


「アルカちゃん、どうやらイケメン冒険家村田はこの箱の中身のために追いかけられているみたいだね。アルカちゃんのスキルであの大きな箱を透明化出来る?」

「アタシがスキル使ってる状態で触れたら出来るわよぉ」


 アタシとハコザキはイケメン冒険家の持っていた大きな箱に触れ、スキルで透明化させた。


 どうやらイケメン冒険家と魔獣使いは黒服と戦っていて箱の事に気が付いていないみたいね。

 アタシとハコザキは透明化させた大きな箱を部屋から持ち出し、その場を離れた。


「オイ、ハコがミアタラナイゾ!!」

「キサマラ、ハコヲドコニカクシタ?」

「え!? 知らない、知らないってぇ!!」

「マアイイ、ツレテイッテゴウモンシテハカセレバイイ。テッタイスルゾ。フタリトモツレテイケ」

「「助けてぇぇ!」」


 魔獣を全部倒されたイケメン冒険家と魔獣使いは、黒服の男達にどこかに連れて行かれたようね。


 でもこの大きな箱、何が入っているのかしら?

 アタシとハコザキは、その場所に誰もいなくなった後に透明化のスキルを解除してこの大きな箱を開けてみた。


 すると、箱の中には綺麗な女の子が寝息を立ててグッスリと寝ていた……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星★★★★★よろしくお願いします! していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません! ぜひよろしくお願いします!

ゆーたん(たけのこ派)

別作品です、こちらもどうぞよろしくお願いします。
双子が姉妹の令嬢として再度生まれて人生を入れ替えてやり直す話です

運命のゆりかご・生き別れの双子令嬢は猫に導かれ互いの人生をやり直す



魔族の男がポンコツ女達に振り回されるギャグです

魔王軍最強触手幹部 左遷先の不毛の地で困窮する食糧事情を解決、なし崩しに出来たハーレムで本土に逆襲大作戦!!

元ゲームクリエイターが転生して救世主になるファンタジーです

『転生クリエイターのマップチェンジャー』圧倒的な魔力でチート能力を使い一瞬で天変地異を巻き起こす元ゲームクリエイターの転生者はハズレスキルの地面作成(マップチェンジ)を使いこなし救世主となる!

改心したワガママ令嬢が人生をやり直す話です。

ワガママ令嬢は挫けない 〜傾国の悪妃として処刑されましたが、今度こそ誰もに愛されるよう努力します〜

ロボアニメの悪役に転生してしまう話です。

子供の頃見ていた合体巨大ロボアニメの超絶不人気外道悪役に転生してしまったエンジニアの俺が生き延びる為に!? 残り四十三話で死亡フラグを叩き折れ! とにかく非人道計画は絶対回避で全力アピールすべし!

― 新着の感想 ―
[良い点] 親方! 箱の中から女の子が! [一言] ひぃ、こっちも凄いペースで更新されてるぅ……!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ