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56 つよつよミミックの回復魔法

 ハコザキの連れてきたのは何とも派手でケバいメスだった。


「いいこと! アンタは所詮社会の落伍者。だからわたしが他の生徒に迷惑をかける前に排除して間引いたのよ。アンタみたいの社会のお荷物の障害者はね、世間で人並みの生活をしてはダメなのよ」


 ハコザキは今回のエサにボロクソに言われている。


「じゃあ何故その社会の落伍者の言う事を聞いたんですか?」

「あら、生意気な態度を取れるようになったのね。だからネット規制は必要なのよ。こういう低脳が権利を主張するだけの知恵を手に入れてしまうから! それはアンタみたいなのが生きていると世間に寄生して生きる事になるから、ここで捨てていく為に決まってるでしょ」


 そう言うとメスは仲間を呼んだようだ。


「え??」

「バカかしら。誰がアンタみたいなキモい弱者男性と一緒に出かけると思うのよ。ここで待ってるようにいっておいたのよ。彼等はわたしの自慢のエリート生徒達。内申書とかを高く評価してあげたから一流高校、大学に行けた一流企業の社会の勝ち組よ。わたしに恩があるから、彼等はわたしの言う事は何でも聞いてくれるの」

 ほう、あのメス、手下を操る能力はありそうだな。


「ほら、エリートの彼等はレベル20後半よ、アンタみたいな雑魚の弱者男性にはレベル20がどれほど凄いかわかってないみたいだからその体でわからせてあげるわ」


 そう言うとあのメス、手下に命じてハコザキを殴る蹴るさせやがった。


「もう、やめてください……」

「あら、アンタ程度がわたしにお願い事? 勝ち組以外は願いなんてしちゃダメなのよ。世の中は一方通過のボトムダウン。上からの命令に負け組は従わなければいけないの、そんなルールも知らないなんてアンタ中卒?」


 コイツらが何をいっているかわからんが、見ているだけで不快だな。


「やめて……ください」

「しぶといわね、このクズ。まあいいわ、もう用無いから、宝の地図とやらだけを渡してさっさと死になさいよ。その弱者のキモい顔見ているだけで吐き気がするわ、早く宝を手に入れてホストクラブで癒してもらいましょう」


 このメスもホストクラブとやらに行くようだな。

 そんなにそこが楽しいのか?

 まあオレ様にはまるで興味が無いがな。


「下村先生、そろそろコイツ殺しますか?」

「そうね、ここは治外法権で日本の法律適応されないから、事故に見せかけて殺してくれるかしら」

「鳩元、アンタ昔から変わらないクズなんだね。一部の生徒だけえこひいきして、それ以外は全部蔑ろ。ボクを殺したら全部の今までのいじめ隠蔽情報とか、ネットに実名でアップされるようにしてるから」


 ハコザキの挑発にシモムラだのハトモトだの言われてたメスがブチ切れたらしい。


「まさか! 宝ってその証拠映像の事!? ここまでの話した内容を全部バラすのが目的だったって言うの!?」

「先生、コイツバラバラにして殺しましょう! 以前いじめで飛び込んだ事にしたやつみたいに!」

「やめてっ! 今その話をされたら」

「へっ、ついに証拠を掴んだ……ぞ、この殺人犯達め」


 ボロボロになったハコザキが笑っている。

 どうやらアイツの目的は果たしたようだな。


『ハコザキ、もういい。こちらに連れてこい、あとはオレ様がやってやる。さて、どのようにすればいい?』

『わかりました。とりあえず、取り巻きから先に食べてしまってください』

『ハコザキ、とりあえず傷を治してやるから一旦拠点転送の魔法でお前を呼び戻すぞ』


 オレ様は少し離れた部屋に設置されていたのでその部屋にハコザキを拠点転送の魔法で呼び寄せた。

 まーなんというか、いくらHP1から減らないとはいえハコザキは全身ボロボロにされていた。

 仕方ないな、回復魔法を使ってやろう。


「あのクズどこに逃げやがった!」

「先生のおかげでいじめ隠蔽できてたのに、アレが表に出たら破滅だ! 絶対に見つけ出せ!」


 さて、エサどもがオレ様のいる部屋に入ってきたな。

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