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17 つよつよミミックの初パソゴン

 オレ様達はピザを平らげ、少し休んでいた。

 どうやらまだ銀色の箱の魔法生物はエサを与えないといけないらしい。


 その間ハコザキは尻尾を壁の鼻の穴に刺したまま、銀色の魔法生物を起こした。


 シュインッ!! という鳴き声を立て、魔法生物が目を覚ましたようだ。


「ミミック様、今からお見せするのはミミック様の姿です」


 そう言うとハコザキは魔法生物をくすぐり、何かを始めた。

 どうやらこの魔法生物、ハコザキがくすぐると何か反応をするようだ。


「面白そぉー。アタシにも触らせてよぉ」

「あ、勝手に触ったら!」


 ピーーー……。


 どうやらアルカの触り方が下手だったようで、魔法生物は拗ねてしまい反応しなくなってしまった。


「アルカちゃんっ! 勝手に触らないでよ」

「ごめんなさいっ」


 アルカがハコザキに謝っている。

 どうやらこの二人、一応仲直りしたみたいだな。


 ハコザキは拗ねて寝てしまった魔法生物をもう一度起こしたようだ。


 シュイン!! と音を立てて魔法生物がまた目を覚ましたらしい。


 どうやらハコザキが言うにはこの魔法生物はパソゴンというらしい。

 ドラゴンなら知っているがパソゴンなんて名前を聞いたのは初めてだ。


 このパソゴンという平たい銀色の魔法生物、色々な事ができるらしい。


 ハコザキは器用にこのパソゴンを身体を触る事で何かをしているようだ。


 しかし戦闘能力は最底辺のハコザキが戦闘以外になると人が変わったように素早い動きを見せている。

 コイツ、一体何者なのだ!?


「あ、ミミック様、先ほど言っていた映像をお見せしますよ。衝撃シーンのグロ注意ですけどね」


 そう言うとハコザキはパソゴンを使い、オレ様に何かを見せようとした。

 このパソゴンとやらの顔が鏡のようになっていて、そこにオレ様の姿が映るらしい。


「あ、写りました! コレ、大高が喰われたシーンです」


 そこに映っていたのは、オレ様が初めてハコザキと会った時に食ったエサを捕食するシーンだった。


 まあ今はピザをたらふく食った後なのでこの食事シーンを見ても腹は減ってこない。

 しかしまあオレ様かなり豪快に食べていたんだな。

 オレ様がエサを食べるシーンには何かの文字が映っていた。


 まあオレ様は食べた物の能力をラーニングできるのでこの文字を読む事が出来たが、何を意味するのかはわからない。


 書かれていた文字は……。


 ——グロ注意——

 ——ざまぁwwwww——

 ——あーあ、食べられちゃったw——


 などの文字が書かれていた。


 オレ様の食事シーンを見て楽しいやつがいるのか??

 ますますわけわからん。


「ハコザキ、コレは一体なんだ?」

「あ、ミミック様、コレは動画配信のアップ前画像ですよ。これを今までの四回分合わせてジャスティスチャンネルにアップするんです」

「オレ様はお前のやっている事がわけわからないんだが、コレはエサを手に入れるのに何か関係あるのか?」

「はい、コレがミミック様の新しいエサを呼び込む撒き餌になるんです」


 イマイチ意味がわからないが、それがエサ集めに関係するなら是非やってくれ。


 アルカはフカフカの布団にくるまって寝てしまったようだ。

 ハコザキはまだなにか作業をしているようだが、オレ様も腹一杯食べたので少し眠くなってきた。


 さて、一眠りするか、起きた頃には魔法生物のエサやりも終わっているだろう。


 オレ様はハコザキの家で一眠りする事にした。


 しかしあのピザ美味かったな、またハコザキの家に来たら用意させよう。


 オレ様はそう考えている間に眠くなり、そのまま眠りについた。


 一眠りしたオレ様が目を覚ますと外が明るかった、どうやら朝起きて次の日の朝になったらしい。


「ハコザキ、もう出かける準備は出来たのか?」

「ちょっと待ってください。今シャワー浴びてましたから」


 どうやらまだ出かけるには時間がかかりそうだな。

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