助手君 賽子双陸 壱投入魂！
助手君 賽子双陸 壱投入魂！
御免！ 手間取っちゃて
助手君 先生どんな感じかな？
先生なら我慢出来ずに 先程 飛び出して来て
今 トイレタイム中です！
えっ……出て来てるの？
はい 直ぐに戻って来ると 思いますよ
はぁっ！ そんな落ち？
ほほほほほ……我慢は大敵じゃぞ！
あんなに止まらないもの 何じゃなぁ？
初体験じゃったわい ポンポン！
おやおや お嬢！ 何を怒っておるのだね？
先生！ いい加減にして下さい！
あんな事しといて 何事も無かった見たいに
涼やかな顔で どの口が言ってるんですか？
んっ……今回は わたしの純な気持ちを
もて遊んだ 助手君が悪いのだよ
もともとあれは先生の 勘違いじゃ無いですか？
事の発端は……？
そんな昔の事は 忘れたよ
相変わらず ご都合主義ですね？
今は わたしへの謝罪要求を
素直に 呑んでくれない
助手君への 報復としてやっておるのだよ
分かるだろう！ 此のやるせない気持ちを……
お嬢！
何を言ってるんですか？ 分かるわけ無いでしょ！
いい迷惑なだけです
他で 御弐人だけで
勝手に 楽しんで下さい
其れなら 全然文句言いませんから
巻き込まれてる わたし達ちは……
もう一度言いますよ！
ちゃんと聞いて下さいね！
いい迷惑してるんですから！
責任ある社会人として どうかと思いますよ？
今回は 前回 前々回の分も含めて
損益の分は 先生の御給金から
引けるだけ引いて
足が出る分は 先生個人に 請求しますからね
流石にね もう 隠しきれませんから
懲罰委員会開きますから
覚悟しといて下さいよ！
みんなで出資して 共同経営何ですからね
ちゃんとした 罰は罰とし受けて下さいね
お忘れなく 先生！
これくらいの含み損は 直ぐに取り戻すよ
またまたぁ 遊んでばかりじゃ無いですか？
のらりくらりと クライアントほったらかして
へっちゃらのへぇ〜で すっぼかして
後回しにして 逃げ廻ってるんですから
一杯溜まってるんですからね
まず書類に目を通して 判子押して下さい！
別に わしじゃなくとも良かろうに？
出て来たんならトットと 現状回復して
仕事して下さいよ！
其れは出来んな 助手君のわしへの誠意が先じゃ？
もう面倒くさい！ クソジジイめ！
何をっ！ ああっ！
そうじゃった そうじゃった！
何ですけか 先生！ 急に？
双陸で 勝負するんじゃったわい
やっと 思い出してくれましたか先生！
危なく忘れて追ったわ
済まん助手君よ！
あははは……
ふ〜っ……全くもうっ！
わたしも 其れ やりますからね！
何じゃと！ 弐対壱とは 卑怯ではないか！
デ〜タ人質にして 引きこもるのは
卑怯じゃ無いんですか？
知らんわ！
知らんわは無いでしょ！
ホレ助手君 賽子じゃ！
コン コロコン！
ダマスカス鋼 タングステン
アダマントの参つじゃ！
えらく高価な賽子じゃ無いですか？
余った素材で こさえたもんじゃ
参種類あるのね？ 丁度 参人だし
良いんじゃ無いの
好きなの使って良いの？
勿論じゃとも
そうねぇ……う〜ん
コロコロ コロコロ……
ん？ 先生！ 此れダイヤですよねぇ？
中のピンクは 何ですか？
ピンクサファイアが 結合しとるんじゃよ
ダイヤらしきモノじゃよ！
じゃから アダマントと言っとるじゃろ！
アダマントですか 非常に硬いモノね？
先生！ 多分この勝負 わたしが 勝ちますから
今回の御詫びの品として 此れ貰いますよ！
何を言っとるんじゃ？
わしの大事な コレクションじゃぞ？
大事だったら 普通 双陸に使わないし
だいたい 賽子にしないでしょ？
構わんじゃろ わしのもんじゃからな
ふ〜ん……コロコロ コロコロ……
おい！ お嬢 ズルいぞ！
練習は無しじゃぞ！
先生！ 此れ呉れますよね！
お嬢！
えらく気にいってるじゃ無いか？
ふん！ 勝てばな 勝負の世界は
そう甘くは無いぞ！ お嬢！
あはははは……
言いましたね？ 確かに今 言いましたからね
言質取りましたよ！
助手君 聞いてたわよね？
えっ……あっ はい 聞いてました
よしよし
おのれ〜嵌めよったな……ぐぐぐぐぐ……
仕方無い 其れ壱つだけじゃからな？
他のは 絶対やらんぞ 勝負じゃお嬢！
わたしも いますけど
ぐぐぐぐぐって 本当に言うんですね？
勿論 助手君もじゃ！
黄金飛行機出すんじゃろな？
わしへの謝罪として？
急に 何言い出すんですか 先生？
其れは今更 蒸し返さなくても？
おっ そうじゃ！ ふふふふふ……
一寸待っておれ タッタッタッ……
ドン！
ふ〜っ……これじゃ？
何ですか先生 其れは？
お嬢 此れに見覚えは無いかな？
パッカ〜ン キラキラ キラキラ
どっ……何処で其れを？
おお〜！ やはり此れには
ご執心と 見えるな！
其れは……無くした筈の
漆色の宝石をあしらった
わたしのパピヨンのブロ〜チ？
御城さんの物なんてすか？
何処に あったんですか？
ずっと探してたんですよ？
酒の勢いとは 恐ろしいものじゃの〜……
シ〜クレットじゃ……今は
秘密の場所とだけ 言っておこうか？
え〜っ……思い当たる処が多過ぎて
分からないわ……？
助手君には 後でこっそり教えてやろう
本当ですか？
其処っ！ あんまり深く詮索すると
後で痛い目みるわよ！
そっとしておいた方が いい事ってあるわよね？
助手君！ あんたもリスク背負わないとね
どうしたんですか 火の粉が飛んできましたけど？
持って来なさいよ！ 黄金飛行機！
御城さんまで？
勘弁して下さいよ……入れ替え弐巡目で
ようやく 手に入れたんですから！
つべこべ言ってないで 早く！
はいっ！ タッタッタッ……
どうぞ 持って来ました
以外と…… いい出来ではないか！
出揃ったわね！
勿論！ 先生には
解除キ〜パスコ〜ド！
アッカンベェウイルスワクチン
並びに 付随する物を
提出してもらいます
良かろう 用意してあるよ
あれぇ？ 計画的じゃないですか？
先生！
そんな事は無いがな……あはははは……
ふん 狸ぶっこいてんじゃ無いわよ！
この御城の目には 御見通し何ですよ！
御城さん 先生の術中に嵌まってますよ？
熱くなっちゃ どんどん付け込まれますよ？
助手君 言うようになったじゃ無いか？
そうね 御免なさい……少し熱くなってた見たいね
じゃあ！ 行きましょか？
助手君 双陸のル〜ル説明して？
はい御城さん
先生もちゃんと聞いて下さいよ？
分かった分かった 聞こうじゃ無いか！
では説明致します！
見てもらった通り なんの変哲もない
陸マスの 即上がれる
無限ループ双陸です
何を言っているんだ 助手君？
先生！ 聞きましょ！ 続けて助手君！
はいっ！
壱マスに壱つづつ 賽子の目が
壱から順番に 陸まで書いてあるだけの
単純明快な 双陸となっています
さっきも言ったけど 此れ双陸なの？
陸っつの 丸で円にしておるが？
真ん中の ニコちゃん太陽マークは
何を意味しておるんじゃ？
そうね わたしも其れ 気になってました？
ご愛嬌です！
ん……？ 双陸自体には 関係ないのか？
はい スペ〜スが寂しかったもので
彩りとして 黄色がほしかったので
そんな感じにしてます
分かったわ 次行きましょう！
助手君！
はいっ！
わたしの思います処の 究極の双陸です
この陸っつの丸々と ニコちゃん太陽マークしか
描いてないんじゃぞ！
先生！ 突っ込み過ぎ！
助手君！ 続けて！
はいっ！
ル〜ルも 簡単明快です！
助手君 まどろっこしいわい
パッパッと 言っとくれ！
結構 パッパッ……ですけど？
喋り方が もっさりしとるからじゃよ？
そんな事言われても……？
はいはい 気にしない気にしない
続けて 助手君！
はいっ！
で ル〜ルは単純明快です！
其れは さっきも言ったじやろ？
何故省かんのじゃ！ 助手君！
先生も 口を挟まないの！
ふんっ！
助手君 めげないで続けなさい！
え〜い 待ち切れんわい！
黙れ！ 先生！
助手君！ 続けて！
はぁっ……其れでですね
あっ！ 一寸待って助手君！
えっ？ 御城さん？
双陸の駒は 何処にあるの？
賽子を そのまま使います
賽子は 振らなきゃならんじゃろ？
陸マス何で 覚えておけばいいかと？
其処は やはり駒を使いましょうよ
双陸らしさが 損なわれますしね
そうじゃそうじゃ！
助手君 机の上の物借りて良いかな？
構いませんよ！
カッ カッ カッ カッ……
取ってきたわよ！
先生は この黑い髑髏
助手君は 手に持ってる黄金飛行機ね
わたしは ツチノコちゃんにしたわ
何処がスタ〜ト？ やはり壱からかしら？
スタートは何処からでも 構いません
好きなマスに 置いてください
なる程……わしは陸じゃな
待って！ そこはヤッパリ
壱から揃って スタートしましょうよ？
ル〜ルって 決まって無いの？
付け足し感が 節々に出てるけど？
頭で考えて 実践しとらんからじゃろ？
えっ！ 此れって既存のモノじゃ無いの？
あっ わたしが考えたんです 昨日
助手君が 考えたものなの？
そうです!
なる程 ヤッパリ壱から揃っての
スタ〜トと しましょうよ？
そうですね……頂きです！
仕方ないのう？
で……どうするの？
それで賽子を振って貰って
自分の止まってるマスの
数字が出れば 即あがりです
違えば 出た数字の数たけ
駒を進めて下さい
その繰り返しです
至ってシンプルな双陸です
なる程 分かったわ
順番はジャンケン？ 其れとも賽子で決める？
わしは参番手で良いぞ 様子みじゃ！
其れなら わたし 最初いきますよ？
助手君は どうなの？
どうぞ御城さん お先に行って下さい
其れなら いかせて貰うわね
壱が出れば いきなり上がれるのね？
そうです！
よっしゃ〜！ 賽子はと
わたし専用の ダイヤでいくわ
決まっとらんじゃろ？
ジロッ！
其れは……お嬢に譲ってやる
じゃあ 使わせて貰いますよ
一寸待ってね 計算して見るから？
お嬢！ 無理じゃよ？
どうかしら 黙っててもらえる！
…… ……
オッケイ！ 高さはこれくらいかな？
お嬢まだか？
先生 気が散るから静かにしててよ！
ジロッ！
ふん！
ゴクリ！
ふ〜〜〜〜〜〜っ……
行くわよ！
壱投入魂！
えい！
コロ コロ ピタ！
えっ……そんなの？ ありか？
弐転がりって？
どう……壱よ！
其れはどうかな？ ズルく無いか……お嬢？
ズルく無いわよ！ ちゃんと振りましたから！
そうじゃが？ 何か負に落ちんのう？
物言いじゃな？
助手君 どうなんじゃ？
どうと言われましても？
ゆっくりでしたけど……ちゃんと振られてますし
良いんじゃ 無いでしょか？
良いわね はい！ わたしの勝ち〜！
いやいやいやいや わしは納得いかんんのう？
簡単そうに見えるけど 以外に出来無いから？
先生も やって見て壱が出たら
今の壱振り 無しにしてあげても良いわよ！
お嬢！ ほざきおったな？
良いだろう 受けて立とう！
その代わり 壱が出なかったら
わたしの勝ちを 認めて貰いますよ？
承知した！
どれどれ……う〜ん？
わしは ダマスカス鋼でゆくかのう
見ておれ お嬢！ 吠え面掻かせてやるわ！
賽子をセットして
おお なる程なる程！ 考えたのう お嬢！
ぷるぷる ぷるぷる……おおっ！
手っ 手がぁっ！ 震えが止まらん！
な な なっ……何じゃ？
ふふふふふ……先生以外と
硝子のメンタル何ですね？
ふん……そんな事は無い！
ぷるぷる ぷるぷる……
一寸タンマじゃ！
ふ〜っ……嫌な汗が彼方此方から
吹き出しおるわい
シュシュッ シュシュッ……
止めろお嬢！ 香水を振り撒くな？
ゴォホォッ ゴォフォッ……
先生臭と 香水が彼方此方から
攻めて来るんですけど？
ドルチェ&ガッバーナよ！
嗚呼！ 此れがそうなんですか？
先生臭が かなり邪魔ですけど！
五月蝿い五月蝿い 臭く無いわ！
シュシュ シュシュッ……
そうやって直ぐに シュシュシッする……
どれだけわしが 傷付いておるのか
分からんのか？
分かるわけ無いでしょ！
シュシュッ！
顔は止めろ！
ゴォフォッフォッフォ……！
あの〜先生！ 早くして下さ〜い！
助手君 そんなに離れなくても
ドルチェ&ガッバーナが 効いていたわよ！
香水も一寸 苦手何で すみませ〜ん
暫く此処から〜 見させて頂きま〜す
先生！ ぷるぷると 緊張臭止まりました？
お嬢！ 今 集中しておる？
分かりました……震えてますけど？
ぷっぷっ ぷる ぷっぷっ ぷる……
ふ〜っ！
壱投入魂！
ぷるぷるぷるぷる ぷるっぷるる……
あっ……ぽ〜ん コンコロ コンコンコンコ〜ン……
くそ〜っ……わしのメンタルめ〜！
バンバン！ バンバン！
はい先生！ 大切な賽子何でしょ
泣いてるじゃ無いですか？
そんなに悔しいんですか？
ふん 泣いてなどおらん！
仕方無い 壱位通過は お嬢に譲ろう
助手君！ このニクロム線と電熱機
黄金飛行機を掛けて
弐回戦じゃ！
先生！ 趣旨が変わってますよ！
五月蝿〜い！
後は助手君との 遺恨の対決じゃ
好きにさせて貰うぞ！
其れのら はやくパスコードと
アッカンベェウイルスワクチン
出して下さいよ！
おおいかん！ 今日は箱根じゃった
助手！ 君勝負はお預けじゃ！
先生！ 早く出して！
勝負はわしが戻るまで お嬢に預けておく
ナイトメアラウンジ・ゔぁんぷぁぃあ
クラブ・ブル〜タスお前もか？
ナボレオン・クラブ
し〜さ〜し〜さ〜ナンクルナイサ〜が
初共演 揃っての弐日何じゃ
この歴史的瞬間を わしの別荘で
体感出来るんじゃぞ！
先生 パスコ〜ドと ワクチンを？
分かっておる 一寸待っておれ
タッタッタッ……
ほれ！
パスコ〜ドは アリマノテオリカスイ
必要な事は 其れに書いてある
アッカンベェワクチン リヤノスウシカじゃ
其れと 時間毎の 障壁突破コ〜ド表BOOKじゃ
ドン！ 持っていけ！
後 わしは連絡つかんから
分からない事は 助手君に聞いてくれ！
全て知っておるからな？
まだ データ全消去迄には
玖零分もあるじゃないか……余裕じゃろ！
出来無い様な者は わしの研究所には
おらんからのう では失礼するよ！
今日の箱根の別荘での わし主催の
仮面舞踏会の衣装が 気にならないかね？
なる訳無いでしょ？
今 仮面舞踏会って言ったのよ？
そうじゃった そうじゃった
そうじったわい
ヘリポ〜トへ行く途中 貸衣装屋で
怪傑ゾロの衣装を 借りねばからんからのう
諸君励み給え 失礼するよ！
あはははは……
やっと 嵐が過ぎ去ったわね
助手君 手伝って！
はい！
舞ちや〜ん ゲットしたよ！
おお〜やりましたねぇ 準備出来てま〜す！
急ぎましょう！
よ〜し いっくよ〜ん！
御城さん！
何よ 助手君！ どうかした？
セットする前に……
その アッカンベェワクチン
見せて貰えませんか？
良いけど？
すみません！ あっ ヤッパリ？
先生 駄目ですよ！
フェイクの奴です！ ここのところに
アッカンベェのマ〜クあるのは
フェイク用何です！
え〜っ！ 何何何……助手君？
フェイクって 此の後に及んで
流石に先生でも そんな事しないでしょ？
するか……先生なら？
はい される方です先生は！
事前に この様に準備されでますでしょ！
でも どうして？ 助手君知ってるの？
わたしが 先生に頼まれて作りましたから！
はあっ？ 何言ってるの……助手君？
ですから わたしが作りました
ん……？ そうなの？
はい！ 其れに 其れを使って解除しても
デ〜タを 他のサ〜バ〜に移す時に
悪さをするプログラム ロキが
発動する様に なってるんです
何言ってるの 意味分かんないんだけど？
ロキがデ〜タを ランダムで虫喰状に
文字デ〜タを 消去するんですよ！
そんな事したら 使い物にならないんじゃない
外に持ち出させない セキュリティソフト何ですよ！
どうすれば 良いのよ？ 助手君？
あの〜よろしければ 普通のヴァ〜ジョン有りますけど？
要ります？
何言ってるの 此の切羽詰った状況で？
直ぐに出しなさい 助手君！
はい……一寸待って下さいね
タッタッタッ……ガチャガチャ……
ありました！ どうぞ!
有り難う……だけど？ 何でかな複雑な気分何だけど？
舞ちゃんお願い！
了解です……ですけど そのBOOK分厚過ぎません？
あっ！ 其れも時間稼ぎのフェイクなんですよ？
助手君 また何言ってるの？
あの〜早見表があるんですけど？ 要ります？
要るに決まってんでしょ！ 持って来なさいよ？
はい！ タッタッタッ……ガチャガチャ……
ありました！ どうぞ！
何？ 此の沸沸と 込み上げてくる怒りは？
薫ちゃん 此れ分かんないよ？
薫ちゃんって 誰ですか？
わたしの事よ えっ？ 胸の処ネ〜ムプレ〜ト
着けてるわよ？ 助手君？
御城さん 薫さんって仰るんですか？
そうよ……今更 何言ってるのよ？
御城薫です 良い覚えた助手君？
はい 大丈夫です！
良いけど……助手君 何か良い方法無いの？
取っ掛かり見つける？
もし……もしですけど 良ければですけど？
解除しましょうか？
出来るの？
直ぐに出来ますけど？
ならサッサとやんなさいよ！
はい！ 失礼しま〜す
舞ちゃん 代わって上げてね
あっ……はい！ どうぞ！
お邪魔します
カチャカチャ カチャカチャ
カチャカチャ カチャカチャ
カチャカチャ カチャカチャ…………
何そのスピ〜ド？
…………
カチャカチャ カチャカチャ
カチャカチャ カチャカチャ
カチャカチャ カチャカチャ
カチャカチャ カチャカチャ……
出来ました！ 何処へ移すんですか？
えっ……もう解除出来たの？
はい 解除出来ましたけど？
何処へ移すんですか？
其れは こっちで出来るから
有り難う 助手君？
はい……良いんですか？
有り難う……良いよ
マイちゃん チェックして
オッケイなら デ〜タ予定通りに
順次移していって
はい 了解です
撤収出来るところは 撤収させて
御苦労さんて みんなに傳えといて
分かりました 薫ちゃん！
ふ〜……ど〜っと疲れたわ
助手君 要注意人物認定ね
今回で 離れようかと思ったけど
まだまだ 此処面白そうね
愉しみが 増えたわね
フフフフフ……
あの〜御城さん
な……何？ 助手君？
まだ何か 隠してるの？
いえいえいえ わたし宛に
溶けない雪達磨の材料
今日あたりに 届く筈何ですけど？
嗚呼……船便来てたわね
まだ 確認して無いけど？
じゃあ 見てきます
そうね どうぞ
はい 見てきます
タッタッタッ……
あっ そうか先生が言ってた
分からない事は 助手君に聞けって
なる程ね 助手君がワクチンであり
解除コ〜ドだった訳ね
なる程ね また先生に
してやられたわ
出し抜いた積もりが
結局また やられちゃったな〜
敵わないな 全く……あの爺め！
序宗敏樹君 通称 助手君
先生 何処で見つけて来たのかしら……
