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No.2 王都

すみません。同じものを投稿してしまいました。

歩き始めて二時間くらい経ったが街どころか家一軒すら見当たらない。そして暗くてよく見えない。やっぱり誰か来るのを待っていた方が良かったのかな。

「はぁ、疲れた」

そう言い近くにあった切り株の上に腰かけた。あーあ、誰か来てくれないかなー。なんて心の中で棒読みしていると奥から光が見えた。すごいタイミングだな。まぁ、これで歩かずに済むし良しとしよう。

「すみません、道に迷ってしまったのですが」

「おぉ、それは大変だね、荷台になら乗せられるが大丈夫かい?」

馬車には60歳くらいの老人夫婦と僕より3歳年下の兄妹がいた。兄は僕を睨みつけ、妹は兄の後ろに隠れている。そんなに僕のことが怖いの?

「それにしても見ない顔だね。王都の人かい?」

「いえ、たまたま散歩していたらみちにまよってしまって」

苦し紛れの嘘を吐いたが実際には『道に迷った』と言うより『この世界に迷い込んだ』の方があってる気がする。

「これからどこへ向かうんですか?」

「あぁ、王都に野菜を売り出しに行くんだ。今はパラス王国とレイン王国は仲が悪くてね。王都に行くにも門番が常に見張っててね」

そんな危ないところに行くんなら自分達で食べればいいのに……あ、金稼ぎに行くんか。


しばらくすると、大きな城が見えた。

「ついたよ、あれがパラス城だよ」

ネーミングセンスはともかく、随分と大きな城だな。この城東京ドーム何個分だろう。

「では、私達はこれで失礼させてもらうよ。あ、忘れてた。私の名前は【フランク・ファイン】だ。よろしく」

「妻の【マリア・ファイン】です」

「……【アスト】」

「……【ラルカ】」

別れ際に自己紹介とは。まぁ、僕もするの忘れてたけど。

「僕は【柊 雪羅】と言います」

「家名と名前が逆なんだな。もしかして大和の人かい?」

大和ってどこだよ。でも、大和ってところでは僕と同じような名前のつけ方なんだな。


フランクさん達と別れて何処か泊まれる場所を探すことにした。しかし、お金がない。まずは働くところからか。それにしても、王都にはいろんな種族がいるな。ドワーフにウンディーネ、ゴブリンなんかもいるし。もちろん人間もいるけど。歩いていると広場に出た。広場には人が集まって何かを見ている。何見てるんだろう。

「テメェ!よくも俺の酒瓶落としてくれたなぁ!おかげで溢れちまったじゃねぇか!」

「お前が余所見してたのが悪いんだろうが!」

うわぁ、おっさん同士の喧嘩だ。いい歳して何やってんだか。そう呟きその場を去ろうとした。すると喧嘩していたおっさん達が僕の呟きを聞いて

「おい小僧、今なんて言った?」

あらら、聞こえてたのね。やっぱり人間地獄耳なんだね。そんな事を思っているとおっさん達が僕に殴りかかってきた。

「うおっ、危な」

なんとか避けられたが次々と殴りかかってくる。しかし、気のせいか殴るスピードが遅く見える。

あれ?これもしかして。そう思い試しにおっさんのおでこにデコピンしてみた。すると

「うぎゃぁぁぁ!いてぇぇぇぇ!!」

と悶絶し始めた 。あ、うん、なんか身体能力強化されてるわ。なんだろう、殺しそうで怖いな。そんな事を考えていると、鎧を着た人達が来た。おっさん達はおでこを抑えながら逃げていった。どうしたんだろう。すると、鎧を着た人達が僕に槍の先を向けてきた。

「貴様!王都で暴行を起こすとは、まさかレイン王国の者か!」

あれ?もしかして僕敵と思われてる?僕デコピンしただけなのに。

「連行しろ!」

手首に手錠をかけられ何処かに連れてかれた。僕被害者だったんだけど。さっきの正当防衛だよね?

まだ使い方がよくわかっていないので所々ミスがありますが気にしないでください。

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