孵卵中
うずらを飼おう! というエッセイです。
法改正とかで生体の入手はなかなか困難です。有精卵をネット上で買うのが一番簡単な入手方法で、孵卵器に入れて孵化させるのがうずらーの中では一般的です。
孵卵器も自作する猛者もいますが、素直に4千円出して買った方がいいです。38±1度と湿度を保ち続けるのはなかなか困難で、条件が悪いと消化器障害が起こります。私は4個用の一番安いのに9個入れて使っています。
卵は17日で孵化します。検卵をすると初めは白く透き通り、7日目頃は赤く見え、10日目以降は黒く透明性がなくなります。
14日までは半日に1回卵の下面を替えてあげます。黄身が殻と癒着すると消化器障害や下肢障害が起こります。出勤通学前と帰宅後、就寝前の3回ほど転卵をしてあげれば基本的に大丈夫です。
孵化直前は鳴き声が聞こえるので、鳴き声が聞こえて殻割りが始まってから1時間以上中断したら補助を検討します。孵化したら首が座ったのを確認してから育雛環境に移します。
育雛環境は30~41度の温度差を作ってあげる必要があります。ひよこ電球を使う場合ですと、段ボールに100W電球を入れて、タオルを半分被せて熱をこもらせます。熱い寒いを行ったり来たりしながら雛が覚えます。
餌入れ、砂入れ、水入れが必要です。餌は雛用の抗生物質の入ったものが無難です。砂は餌を磨り潰すための焼き砂を入れてあげると雛が喜びます。水入れは1合と5合を用意し、雛の内は1合を使うのがおすすめです。