優遇されすぎなハーフエルフとかいう種族に出会いました。
ぜひ読んでみてください。
良ければブックマークなどよろしくお願いします。
真冬って……名前的に日本人だよな…。
この世界にいる人達の名前は、日本だと聞きなれない様な名前の人ばかりなのに。
田中はポカンとした表情で真薙真冬と名乗る人物を眺める。
「あんた、日本人なの?」
僕がポカンとしている間に、アリスが直球な質問をした。
「私の祖父が、日本と呼ばれる異国の出身ですが、祖母はエルフです。母は自身をハーフエルフと名乗っていたので……私も『ハーフエルフ』と、言ったところでね」
ハーフエルフだと!!?
ゲームやラノベじゃない、本物のハーフエルフに会えた。
ガッ!男なんだよなぁ〜ぶっちゃけ嬉しくねぇ〜 むしろガッカリだよ!
ハーフエルフって普通は銀髪美少女じゃね!?
目の前に立っているハーフエルフ、黒髪ロングのイケメンなんですけど……
ハーフエルフのイメージ像が崩れたは
繰り返しになるが言わせてくれ、男のエルフ耳とかマジで需要ねーからホント。
「おじいさんは今どこに!?」
「祖父はもういません」
「……… 」
脳内で辛口な発言をしてる間にも、アリスと真冬が話をしていた。
それに気づいた田中は慌てて口を開いた。
「そ、その…おじいさんの事をもう少し聞かせてもらえませんか?」
「構わないけど、君たちにも質問して良いかな?」
「は、はい」
田中が返事をすると、真冬はベットのそばに置かれた椅子に腰をかけた。
「君たちは日本と呼ばれる国の出身なのかい?」
「そ、そうです…」
「そうよ」
田中がそう答えると、後を追う形でアリスも答えた。
「次、君たちは『神の祝福』と、呼ばれる力を持っているのかい?」
「まぁ……一様…あります」
「持ってるわよ!」
神の祝福って呼ばれる力を食べちゃったせいで、『持ってる!』って言いづらかったじゃねーかよ……くっ……ぅぅ…堂々と『持ってる!』って僕もドヤりたかったよ、チクショーが。
「ありがとう、僕からの質問はこれで終わりです」
「今の質問は……?」
田中がそう言うと、真冬はニコッと笑みを浮かべて話を始めた。
「あなた方も祖父と同様の力を持っているのか、気になりましたので。良いですよ、祖父について話しましょう。
ゴクリと唾を飲み込み、少し緊張した様子で田中は頷いた。
「私の祖父は生前、『自分は日本から突如、この世界にやって来た。』と言っていました。
そして、ある小さな大陸に新たな文字や言葉を伝えました。
その大陸は急激な成長を遂げることに成功し、元々存在していた5つの国と肩を並べるほどになり、6つ目の国『アルドレア』となった」
マジかよ…こいつの爺さんメチャすげーじゃん。
なに、この国を作ったの?って!
「ーーーーえぇ!!!!」
真冬の話はまだ終わっていなかったが、思わず声が漏れてしまった。
「どうしたのよ?」
アリスがムスッとした様子で聞いて来た。
「いや、だって……おじいさんが、この国を作ったなら、この、この人って……今の王様なんじゃ?」
「ーーーー!!」
アリスも田中の話を聞いて、はぁっと気づいた。
「いえ、私は王ではありません。祖父はアルドレア王国を築いてすぐに王の座を部下に任せて、ギルドを立ち上げました。
「じゃ、じゃぁ……あなたって!?」
田中が何かを察した様子で聞いた。
『「はい、私がギルド Restive horseのマスター です」』
「ギ、ギルマス……」
こ、このイケメンがギルドマスターだとぉ!?
ハーフエルフでギルマス……
確かに…ギルマスって名乗っも違和感がない。
このイケメン……マジでギルマスなのかよッ!
贅沢スペックすぎるだろ…!下っ端Aとか部下Bとかでいいだろ!!
「羨ましいぃ……」
「ん!? 何か言ったかい?」
田中は小声であったが、つい口に出してしまった。
「いやッ!なんでもありません!!」
あ、危ねぇ〜無意識にぃ……
恐ろしい、贅沢スペックに心を支配されるところだった・・・気をつけなくてはな
「まぁ〜真冬のジーさんのおかげで、この国では様々な種族が暮らすことが出来んだよ!」
ベットに倒れていたナッドが体を起こして、嬉しそうな様子で話し始めた。
「他の国は、特定の種族しか暮らすことが認められない。けど、この国はゴブリン族を受け入れてくれた。真冬のジーさんは感謝しきれねー程の恩人だ」
「そろそろ私は失礼しますね」
真冬は、そう言い放って立ち上がった。
「真冬も気をつけろよぉ」
「もちろんです。2人とも、魔人討伐、一緒に頑張りましょう!では」
そう言い放って、真冬は部屋を後にした。
「「ーーーーー!!」」
その捨て台詞を聞いて、田中とアリスは向かい合って互いに確認した。
「いま、一緒にって言ってたわよね?田中」
「一緒にって、僕もそう聞こえたんだけど……」
2人とも口には出さなかったが、同じことを思っていた。
『ギルマスが一緒なら、魔人討伐とか絶対に楽勝じゃん!』と。
久々の投稿になりました。
投稿ペースは変わりませんが、次回も読んで見ていただけると幸いです!
「12月も忙しい……」
ては、次回!




