この人、一体何者だ・・・!?
是非ん読んでみてください!
良ければブックマお願いします。
僕たちは受付でナッドの病院を聞き、部屋の前までやって来た。
正直、どう話しかければ良いのか分からんな……
「よッ!元気してた〜?」とか、病院で言うセリフじゃないし…
そんな事を扉の前で考えていると、ガラガラガラっと扉が開いた。
「じゃ、お大事に!」
ナッドの病院の扉から、1人の男が出て来た。
「ん……?見ない顔だが、ナッドの見舞に来てくれたのかい?」
スーツ姿の180はあるであろう、背の高い、黒髪かつエルフ耳の男が声をかけて来た。
「は、はい……」
誰だよ、このイケメンはぁ……
「誰か来たのかぁ?」
扉の奥から聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「はい、私は飲み物を買って来ますので、また」
そう言って男は部屋を立ち去った。
「か、体の方は大丈夫か…?」
田中がぎこちない様子で病室に入っていった。
「お前は確か……田中?でよかったか?それと……?」
俺は頷き、横にいるアリスの自己紹介を代弁した。
アリスは暇だから一緒にお見舞いに行くと言って病院へ来たが、緊張して固まっている。
謎のコミュ障発動してるし……発動の基準が分からんのだが…。
「で、体の方は……?」
そう切り出すと、ナッドは肩を撫でながら、苦笑いで話し始めた。
「命に別状はない。今は体が思うように動かないが、リハビリを続ければ、日常生活を送れる体には戻れる」
「ーーーーすまない」
「お前が謝ることじゃない。それに、お前やあおいさん達には感謝してる。あの時、あおいさんが治癒魔法をかけてもらったから、こうして生きている訳だし。」
初めてナッドと会った時、乱暴で、慢心した態度で、なんかやな奴って感じだったが、今こうして話していると、前とは少し性格が変わったように感じた。
「それに、お前がハンスを倒したんだろ!?」
「僕1人の力じゃッ!」
「それでも、カルダやジェフザンの仇をとってくれて『ありがとう』」
僕は強く拳を握りしめて、グッと歯を食いしばった。
田中は、このような形で感謝されるなどとは思っていなかった。その分、驚きも大きく動揺を隠せなかった。
全力で頭を振り絞って、ぎこちない様子で答えた。
「ど、どういたしまして!」
その言葉を聞いて、ナッドはしばらく、ポカンとした様子で田中を見つめ、笑い出した。
田中も、その笑それにつられて笑い出した。
その光景を、アリスは幻滅した冷たい目で、2人を見ていた。
「騒がしいですね〜」
そう言い放って病室に入ってきたのは、さっき扉の前ですれ違った男だった。
僕は、急にの声でふっと正気に戻った。
それと同時に、恥ずかしさがこみ上げてくる。
「お〜!しんなぎぃ〜」
ナッドは男をそう呼んで手招きする。
「まったく…そんなに笑うと傷が開きますよ」
男はそう言いながらも、どことなく嬉しそうな表情でナッドに飲み物を手渡した。
ナッドに飲み物を手渡した後、男はこちらに目を向けると同時に、ナッドが代わりに自己紹介してくれた。
「おっ!お前は知らないのか…こいつは田中だ!ハンスとの戦いで一緒だった。で、こっちが……がぁ…ぁぁ……。
「アリスよッ!」
ムッと膨れた表情でアリスが言い放ち、すぐに田中の後に隠れるように下がっていった。
そう言う時は話せるんだ……。
毎回思うが、いちいち仕草が可愛いなこいつ。
「す、すまん…」
ナッドは少し同様した様子で謝った。
「私は真薙真冬と申します。よろしくお願いしますね」
「ーーーーーー!!」
僕たちは男の自己紹介を聞いて驚いた。
11月もよろしくお願いします。
11月11日は最高ですよね!!神ですよね!?
「あぁ〜心がぴょんぴょんするのじゃぁ〜」
では、次回!




