スライムを討伐しようと思います。
是非読んでみてください。
良ければブックマお願いします!
ーー長机を囲むように、僕たちは椅子に座った。
「あの、ナッドの容態は…?」
僕は魔人討伐の話をする前に、ハンスとの戦いで負傷した、ナッドの容態を聞いた。
ハンス討伐に参加したギルド、Restivehorseの1人だ。
余り話したこともないし、親しい間柄でもなかったが、それでも容態が気になった。
「命に別状はない、後で見舞いに行くといい」
ライアスさんの言葉を聞いて、ホッと胸をなでおろした。
「では、今回の目的、魔人討伐について話していきます」
マリーが割り込むように本題を口にした。
「全員揃っていない様に見えるがいいのか?」
「構いません」
ライアスさんが言う様に、全員揃っていないようだ…
大きな長机の周りには、まだ席が数席空いている。
「今回の魔人討伐は、すでに始まっています」
空席を気にすることもなく、マリーは話を始めた。
「すでに!?」
つい聞き返してしまった。
マリーの言葉に皆んなも驚いた表情を浮かべている。
「はい、今回の討伐は2班に分かれて、戦闘に臨みます」
ーーしばらく、無言の時間が流れた。
もう、始まっている?コレって、敵が強すぎるから援軍を!って奴では……
先に向かった人達が倒してくれてる。なんて事は、
まず無いって前回、身をもって経験した…。
「戦局は……?」
しばらくして、僕は恐る恐る、戦局を聞いてみた。
「今はとくに、戦局が悪化している、と言った報告はありませんが」
マリーは、何を怯えている?と言った表情で言った。
戦局が悪いわけじゃ無いのか?って事は、いいとこどりで、終われるのでは……
「そもそも、魔人ってどんな奴なの?」
そんな時、アリスが人差し指を頰に当てて、考えるように質問した。
ほんと、いちいち仕草が可愛いな。
「今回、討伐する魔人は『スライム』です」
「───────!!」
マリーがそう口にすると、僕とアリスはキョトンと、していた。
しかし、他のみんなは驚いた様子で、スライムと言う言葉に動揺していた。
「おい、アリス……スライムって言ったら」
「雑魚キャラでしょ?」
「だよな!?ビビって損したよ……」
「雑魚狩りで高額報酬とか、私たちって、ついてるわね!」
「あぁ!とっとと倒して帰ろう!」
2人はコソコソと話していた。
「よし、早速倒しに行くか!?」
田中は席を立ち上がって、力強く叫んだ。
「なぜ、急にやる気が……?」
マリーは、僕の様子を怪しむように睨んできた。
「いや、別に……」
「また、卑猥な事を考えついたんですね」
「考えてねーーよ!」
フェリたんやリオナさんの冷たい目線が怖い……
くっ……誤解を生むような発言を…ロリっ子恐るべし
「まぁぁ、その意気込みです。」
「じゃ、さっそく!」
「しかし、出発は明日の朝です。こちらも準備がありますので、今日はゆっくり休んでください」
との事で、出発は明日の朝とのことだ。
「そう、気が急かな田中。ナッドの見舞いでも、行ってやるといい」
「そうですね、そうすることにします」
ライアスさんにも説得されて、今日はゆっくり体を休めることにした。
「では、部屋の手配を」
マリーは、部屋の端に立っているメイドに目をやった。
すると、メイドが静かな足取りで近づいて来た。
「あの方達に、お部屋の案内を」
「かしこまりました」
僕たちは、メイドさんに案内してもらい部屋へと向かった。
こうして見ると、同じメイドさんでも全然違う感じだ。リオナさんのメイド服は…コスプレと言うか、露出が高いと言うか……言うなれば、メイド喫茶の服装だ。
つまり、最高のメイド服ってこと。
ーーこうして、僕たちは部屋に案内してもらい、しばしの休息を取ることにした。
投稿したと思ってたらしてませんでした…
のんびり投稿して行きますので、温かい目でお願いします。
「駅のホームで筋トレしてる人がいた……どうでもいいが」
では、次回!




