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異世界に出荷された俺は渋々仕事を始めます。  作者: 赤崎のんた
第4章 萌え豚お兄ちゃんによる日常改革①
31/52

神様から胃腸薬貰いました…

ぜひ読んで見て下さい!次回とかもね!

9月に入っても特に何も無いよね(΄◉◞౪◟◉`)/

良ければブックマなどお願いします。

  異世界で売れてるラノベを丸パクリしてボロ儲け仕様と思ったのは良いが……


「何からすれば良いかな…?」


 僕の言葉に皆が呆れた表情で見ていた。



「そうっすね〜取り敢えず『さずけの書』を買うことっすかねー?!」



「授けの書って?」


 田中が聞くとフェリスが説明してくれた。


「授けの書は、他人に魔法詠唱を教えたりする為に用いる書で、書き記した文字を簡単に写す事が出来るっす!その、ラノベ?を書くのにも便利だと思うっす!」


「けど、フェリたんは紙に写したり出来るんじゃ?」


「1ページごとに写す様な魔法っすから効率悪いっすよ!授けの書なら、書き記した文字全てや特定の箇所のみ写す事に加えて、色まで写せるっす!」


 田中は説明を聞いて思わず席から立ち上がって叫んだ。



「流石ッ!それで行こう!効率まで考えてくれるなんて〜フェリたんマジ最高ーーーーーーッ!!!!」


 田中の反応にフェリスは嫌な顔もせずに、照れる様に笑っていた。



「ですが、授けの書ってかなり高額な魔道具ですよね♡」



 リオナの言葉に僕はポカンとした表情を浮かべた。



「確か……一冊で金貨30枚の品ですよね♡」


「リオナとアリスと田中、自分、後シオンの分を買ったら金貨150枚っすね!」



「ーーーーーーーー!!!」



 指を折って数えるフェリたんと、何故か笑みを浮かべているリオナを見て僕は唖然としていた。



 僕が今回のハンスとの戦いで受け取った報酬は金貨80枚……残り70枚必要だ!?流石にみんなに残り金貨70枚貸して〜は無理があるし……



「なら、金貨集めにクエストを受けに行きましょ!」


 そう話を切り出したのはアリスだった。



「ちょちょいっと報酬金貨150枚のクエストを受ければ直ぐよ!」


 アリスが自信満々に胸を張って言った。



 ナイスだアリス!たまには役に立つじゃないか!!自分の口からは少し言いづらかったし……まぁ、とにかくナイス!!



「よし、早速クエストを受けに行こう!」


「けど、そんな高額なクエストが出てますかね?あっても死を覚悟する様なクエストじゃ?♡」



 早速、依頼所に向かおうとした田中はリオナの言葉を聞いて足を止めた。



 た、確かに……ハンスとの戦いは犠牲者や怪我人も出たし、僕もかなりの怪我を負った……それでも報酬は金貨80枚……報酬150のクエストが存在したとしても命の保証がない



「確かに、命の保証が出来ないクエストは辞めよう!地道に稼ぐしかないか……」


「賛成でござる!アニキは前回のクエストでボコボコにされているのでござるし!」


「黙れデブ」


 田中が冷たい目でシオンを睨んで呟いた。



「何度も言ってるでござろ?拙者は男に罵倒される趣味は無いでござるよぉ!デュフ、デュフ、デュフフ」



「ーーーーーーー」



「けど、相当やられたのは確かだな……プリケツ丸もだいぶ傷ついちゃったし」


 戦いで鞘がダメになってしまった為、プリケツ丸は布で巻いた状態だった。


「刃もだいぶ酷い事になってそうだ……」


 田中はそう言って、プリケツに巻かれている布を解いて行った。



「ーーーーーー!」



 布を解いて、プリケツ丸を持った途端、プリケツ丸のヒビ割れた刃が砕け散った。


砕け散った破片と共にプリケツ丸が青い光に包まれ、その場から消えて無くなった。



「そんな……」


 その場いる皆が唖然とする中、何かを思い出したかの様にシャルロットが叫んだ。



「忘れてた!田中に渡すもんがあったんだ!!」



 そう言ってシャルロットが二階へ掛けて上って行った。



 そんなタイミングじゃないだろ……



 何かを抱きかかえてシャルロットが降りてきた。


「神様から田中宛に〜」



 その言葉を聞いて嫌な予感しかしなかった、けれど流れ的に受け取ってしまった。



「手紙と小箱……」


 田中は一旦小箱を机に置いて手紙に目をとうした。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  お元気お過ごしでしょうか?僕ちんはお元気ですよー! 先日差し上げたプリケツ丸が破損した事を確認しました。 やっぱり改良が必要でした(笑)


 プリケツ丸は試作段階でしたが、めんどっちくなって試作段階でしたが贈ってしまいました。

ほんとゴメンなさい。


 代わりに別の神の祝福を授けちゃいます!

 感謝して使って下さい。


 神様より

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 田中は手紙を読み終わると、机の上に置いた小箱を手に取った。


「これの事か……」


 アリス達も小箱の中が気になったのか、田中の近くに集まって来た。


「早く開けて見なさいよ!」


「お、おう……」


 田中はアリスに急かされて慌てて小箱の箱を開けて見た。


「手紙?」


 箱の中には手紙と小瓶が入っていた。


「なんて書いてあるのよ!?」


 アリスが興味津々で聞いて来た。


「よ、読むぞ……」


 僕はゴクリと唾を飲み込み、手紙を開いて読み上げ始めた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 この薬を飲むと食あたりを防ぐ事が出来ます。

 これでもう安心!落ちてる物を食べてもへっちゃらです! 副作用とか出たらゴメンなさい


  名前は神の胃腸薬『痛いの痛いの飛んでけ〜』と名付けました!

 では、引き続き新生活頑張って下さい。


 [使い方]

 ・錠剤をお水と一緒に飲む


 神様より

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 僕は読み終わると同時に手紙を引きちぎった。



某夏イベントに没頭していて投稿遅れました…(汗)

すみませんでした。

9月もこんな感じのペースで投稿して行くのでよろしくお願いね!


「ま、是非もないよネ!」


では、次回!





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