異世界出現、出荷確定まで
今回から異世界での話に入って行きます。
ぜひ読んでください!感想頂けると嬉しいです!
俺はぼんやりと。意識を取り戻して、ハッと目が覚めた。
「お、俺は…確かァ………」
田中は先程の事を思い出し、妹の前であんな行動を、見せていた自分を思い出すと、同時に死にたくなった……。
「床に倒れてたし、俺は気絶したまま放置されてたのか……?」
そうだとしたら、酷くないか?
まぁ、可愛いから許すけどね!
だが、段々と妹にフィギュアを捨てられた怒りがこみ上げて来た。
「くぅ……お兄ちゃんが、お説教してやろう!ニートだって、やれる子なんだぞッ!」
俺は部屋の扉を開けた瞬間、目の前の光景を見て頭が真っ白になった。
「どこだよ・・・ここ?」
目の前には見たこともない街があり、遠くを見回すと広大な大地が広がっていた。
そこは、日本とは全く思えない光景だった。
「ア、アレ……気絶してる間に引っ越したのかな?ヤ、ヤダな〜勝手にお引越しなんて〜お兄ちゃんは悲しいぞ!」
俺は急いで扉を閉めた。
「いや、そもそも、僕の部屋が扉玄関な訳がない!」
辺りを見渡した田中は、部屋の真ん中に1枚の茶封筒が置いてある事に気がついた。
こんな、封筒あったか……?
僕は恐る恐る、茶封筒を手に取った。
封筒の中には2枚の手紙が入っており、ゴクリ、と息を飲んで読み始めた。
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無事に死んだ見たいですね☆
目が覚めた時、死にたいって思いました?
あ〜んな、恥かしい〜事して〜!
でも、安心して下さい! 貴方は本当に死んじゃったから☆
思ったよりも早く死んでしまったんで、驚きましたよ^ ^
フィギュアを妹に捨てられて、ショック死だなんて、こっちも、過去に例が無いので神様との面会とか省略して、手紙を送りました☆
それはさて置き、お仕事です!
生前、採用された貴方は現在、転生して異世界なうデス!
また、手紙を送ります(多分)
お仕事頑張ってください♡
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「なぁ………」
俺はその場に正座して内容を整理した。
「俺が死んだって…?フィギュア捨てられて?」
「気絶じやなく死んじゃったの俺?人間、そんなに貧弱!?でも、現に、僕は死んだらしいし・・・・」
僕は、もう1枚の手紙を手に取って読み始めた。
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書き忘れてました。
死後5分は他人に触るなって伝えたのに!
お騒がせニートで困りますよ。
この世界の地図を送ろうとしたけど、ちょうど切らしてて!
手書きで頑張って見ました☆
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手紙の下に明らか、手書きと分かる雑な地図が書かれていた。
「さっきから対応がよろしくないぞ……」
ーーしばらくして田中は落ち着いて考えをまとた。
「どうせ、この部屋に居ても……ゲームもフィギュアもラノベもグッズも、僕の宝は全て失われた……こんな部屋にいても意味がない…」
『せっかくだ、異世界で就活するのも悪くないかッ!』
決心が固まった瞬間、僕は慌てて、扉の向こうへ飛び出した。
「あ、危なかった……おしっこ出来る場所が、近くて良かった〜」
田中は崖になって居た家の裏で、おしっこをぶち撒けた。
「やっぱ、トイレは欲しいな……」
そう言いながら、扉を開けると、自分の部屋の横に別の扉が現れている。
「扉が何で?」
急いで開けてみると、トイレがあった。
僕は急いで外に飛び出して、気づいた。
「この家は僕の住んでた家と同じだ……でも、扉を開けたら僕の部屋しか無い。けど、さっきトイレがあったら、って考えたらトイレがあった……。なら、想像すれば、何でも現れるのか!?」
僕は王宮の様な部屋を想像して、扉を開けてみた。
「えぇ……」
全くもって、何も変わっていなかった。
田中は思い出したかの様にして、また外へと出た。
「そうだァ!異世界なら魔法的なの、僕も使えちゃったりするのかァ!?僕にはやっぱ、他の奴らは真似できない、特殊な力とか?チート級の能力があるのでは!?」
ーーそんな時、崖の下から叫び声が響き渡った。
「きゃあああーーーーーあぁぁぁぁーーーーア!!!」
「だ、誰かいるのか…?」
俺は急いで丘を下って、声の聞こえた崖の方へと向かった。
見て頂きありがとうございます。
次回も頑張って行くのでぜひ今後もよろしくお願いします!