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異世界に出荷された俺は渋々仕事を始めます。  作者: 赤崎のんた
第2章 萌え豚の妹探し
17/52

とある萌え豚が職場に出荷される様です。

連続投稿! ぜひ読んでみて下さい。

今回のサブタイトル結構気に入ってるんだけど…良くない?

シオンに連れられて窓口についた。



「さぁ〜!聞いて見るといいでござるぅ」



シオンはそう言い放ち田中の後ろに回った。



「お前が聞いてくれんじゃ無いのかよ……」



シオンはもじもじしながら言った。



「い、いや〜拙者せっしゃは無口なので〜!あの様な熟女と会話などしたく無いのでござるよぉ〜いゃ〜すまんでござるぅなぁ〜」



(こ、こいつ……無口じゃ無くてただのコミュ障だろうが……キモオタ特有のアレだな)



「仕方ないな…まぁー僕の仕事だしなぁ仕方ない」



田中はシオンの代わりに窓口のおばさんに話しかけた。



「すみませ、クエスト依頼書に窓口にと書いてあって来たんですが」



すると窓口のおばさんが優しく対応してくれた。



「失礼ですが、お名前と所属ギルド名をお願いします」



田中健太たなかけんた、所属ギルドはシャルシナです」



「ありがとございます、後ろのデブの方もご一緒でよろしいですか?」



(おい!いまデブって言わなかったか?)



「は、はい」



「では、横の扉からお入りください」



(10越しでニートしてたがコミュ力は健在だな本屋で会話してたからか?)



「行こうぜ…シオン」



田中がそう言った瞬間、シオンは嬉しそうに叫んだ。



「や、やっと…シオンと呼んで貰えたでござるよぉーーーーいつもなら、お前、デブ、とか呼ぶのに…やっと、やっと、名前で呼んで貰ったでござるぅーーーーーー!!!!!」



「お、おう…いいから行くぞ」



(そうだっけか…?)



僕たちは扉を開けて進んだ。



「さっきのおばさんは付いてこないんだな」



「そんなに熟女について来て欲しかったんですなぁ?デュフ、デュフフ〜」



「ちげーよ、てか窓口のおばさんのこと、熟女って呼ぶの辞めろよ…にしても長いな」



すると、目の前に扉がが見えて来た。



「着いたでござるぞぉ!!!」



僕は扉を開けた。



「クエストの希望者で宜しいですか?」



目の前にはスーツ姿の女性がいた。



「は、はい」



「こちらの部屋でお待ちくださいませ」



「アニキ、さっきの熟女と違って可愛いでござるぞぉ!!!」



「お前な……」



(確かに可愛いな…)




ーーしばらくして、スーツ姿の女性が口を開いた。



「今回のクエストに着いて説明させて頂きますが宜しいですか?」



「僕たちは2人しか居ないのにもう説明するんですか?」



「はい、窓口で試験は行われて居たので、今日はあなた方で最後ですかね」



「試験って、窓口で?何もして無いけど…」



「試験と言ってもギルド名を聞いただけですので」



「はて?ギルド名を聞く試験とは?」



田中が聞こうと思ったことをシオンが先に聞いた。



(こいつ…話せる年齢層があるのか?普通は、おばあさんとかおばさん、としか会話できないとかじゃねーの?)



「すみません。試験と言うより、そもそも今回のクエストは、傭兵ようへいかこの街のギルド2組の方のみ採用する予定でしたので」



「この街って2つにかギルド無いのか?」



田中はシオンにこそこそ聞いた。



「いえいえ!そんな事は無いでござるよぉ!!少なくても、この街に10つのギルドがありますぞぉ!」



「なのに2組か……」



スーツ姿の女性が咳払いをした。



「う、うぅん!!その事についてもお話ししますので立ち話も大変ですし、お席にどうぞ」



僕たちは席に座り話を聞いた。



「今回のクエストは他のギルドの方では、まず殺されます!それで1組目に、この街で1番有名なギルド『Restiveレスティブ horseホース』さんを!」



「おい…レスティブ ホースって、どんなギルド何だよ?」



田中がシオンに聞くとシオンは素早く解説した。



「説明しようで御座ろぅ!!Restiveレスティブ horseホースとは、この街で最も大きなギルドで実力者も数多く、No1ギルド何て謳われているでござるぅ!!」



「すげーギルドって事は分かったよ…」



スーツ姿の女性は話を始めた。



「2組目は、ギルド『シャルシナ』さんを採用しました」



それには、シオンも驚いていた。



「な、なぜに?シャルシナなのでござるかぁ?」



シオンが質問した。



(もしかして有名なギルドなのか?シャルシナって?)



田中もシャルシナが選ばれた理由が気になっていた。



「率直に言うと、実力はNo1だと思っています」



その言葉に田中は驚いた。



「お、おぃ!シャルシナって凄いギルドなんじゃん!ヤバくね?そこに僕は在籍してんの?スゴくね?!」



「ですが……その、、、」



女性は何か言いたそうだった。



「別に躊躇ためらわないで言って下さいよ!」



田中がそう言い放つと女性はニコッとして言った。



「実力は確かなのですが……戦い方が乱暴だったり、下品な方がいたり、指名での依頼報酬が高額だったり、ギルドの場所がどこか分からなかったり……色々と問題点があり、街ではあまり評判も良く無いので採用するか迷いましたよ……」



「そ、そうなんですか……何かすんません」



(多分、ギルドの場所が分からないのはカフェってなってるからだろうな……泣きたい)



「ですが、それでも!あなた方の力を借りないと勝てないと思われるから、今回のクエストの採用ギルドに選ばれたんです!」



僕は凄く複雑な気持ちだった。



「はぁ……」



「そして、この2組のギルドと腕の立つ傭兵ようへいを採用しようと決めたのです!!!」



「で、そのークエスト内容は?」



そう言うと女性は紙を取り出して言った。



「今回のクエストは、料理人ハンスの拘束です」



「料理人?」



田中が呟くと女性が説明してくれた。



「ただの料理人ではありません…料理人ハンスは自分の店に食べに来た、亜人種オーガを殺害しています。死角にオーガの傭兵ようへいを送りましたが帰って来ていません…」



(だからオーガは参加不可と……)



「なので、かなりの注意が必要です…もしかするとハンスも傭兵ようへいを雇っている可能性などもあります」



「こ、怖いでござるなぁ」



「ココにお名前を記入して下さい。死んでしまっても一切の責任は負いませんので」



(マジかよ……)



「仕方ないか…」



「残りの6人は決まったのでござるかぁ?」



シオンがそう言うと女性は頷いた。



「もしかして!えっ……っと…月華の剣士さん?って方達が採用されてませんか?」



田中がそう言い放つと女性も少し驚いた。



「よくご存知で!はい、参加してますよ!!」



その言葉を聞いて、迷いなく田中とシオンは契約書にサインをした。



「では、詳しい話は明日の朝にお話しします」



僕達は契約を済ませてギルドを後にした。


最後まで見てくれてありがとうございます!

ブックマークや感想等も良ければお願いします!っていつも書いてる件


「感想等お願いって書くの宜しく無いと思ったから次回から書かない様にするね」


では、次回!



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