表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
漆黒のリョウヘイ  作者: RO-Ham
本編
1/9

漆黒の軌跡を追って~


俺は漆黒のリョウヘイ。


どうやら異世界に飛ばされちまったようだ。


まあ、そんなことはどうでもいいが、今は俺の眼の前に居る不愉快な連中をどうにかしたい。



「キャーやめてー」


「いいじゃないか」


「誰かー助けてー」


「いいじゃないか」



ムカつく野郎どもだ。俺は封印されし力を解き放つことにした。


「時を刻め――ディアボリック・アーム!」


ゴゴゴゴゴ!


「なっなんだ!?」


「忌むべき暗黒の力を今、解き放て!フル・シャイニングバーストオオオオオオ!!!」


シュゴオオオオ!


火炎放射が辺り一帯を襲う!



消し飛ばしてやったぜ。耳障りな連中を。


「ありがとうございます!おかげで助かりました!」


チッ、気が変わらないうちに消えな。


「ヒッヒェェ~~~」


俺は誰とも群れない。孤高の復讐者だ。



風にふかれて紙片がリョウヘイの体に飛んでくる!

舌打ちしながらその紙片を確認する。


「黄金の王‐サンディ・プルだと?」


『私はサンディ・プル サンディ王国を統べる王なり

 私に挑戦したい勇気ある者よ お前を歓迎する』


紙片にはそう書かれていた。


「フンッ、王だかなんだか知らないが、いいだろう。その挑戦、俺が受けて立つ!」


リョウヘイはサンディ・プルに挑戦するべく、サンディ王国を目指すのであった。


「とりあえずお茶にでもするか...」


リョウヘイが今いる場所は『モーチカ』。サンディ王国から見て南にある田舎だ。


ガラララ...


「お茶を頼む」


リョウヘイは近くの茶屋に入った。一服した。出てきた。


「これがこの世界の地図か...」


「小汚い地図だ。こんなものは役にたたんっ」


ポイッ。リョウヘイは地図を捨てた。


その時だ!


「お前がサンディ・プルに挑戦したいって言う挑戦者か!?」


「!?」


「話は聞いてるぜい」


金髪のもみあげの筋骨隆々な男がリョウヘイに向かって挑発してきた。


「何故それを?」


「ヘッヘッヘ...なんでだと思う?」


「ええい、力ずくで聞きだすまでだ!」


「決闘!」


緊張感のあるBGMが辺りに流れはじめた。


「俺は、ディアボリック・アームの右ひじを開放する」


「これにより、俺の場に存在するリョウヘイの攻撃力は300ポイント上昇!」


「俺はこれで行動を終了する」


リョウヘイは場に居るリョウヘイを強化すると、行動を終了した。


「へっへっへ、それで終りかあ?今度はこっちの行動だよ!」


「俺の行動!」


「俺は、力自慢のレフト・アームの左ひじを折り曲げる!」


「ハッハ!これで相手の場に存在するリョウヘイの攻撃力は400ポイントダウンだ!」


リョウヘイは睨む。金髪のもみあげのもみあげを睨んだのだ。


「チッ」


続けざまに金髪のもみあげは行動をしかけてきた!


「バトルだ!」


「俺は、力自慢のレフト・アームで相手のリョウヘイに戦いを挑む!」


「夕暮れに沈むレフト・アームより解き放たれし怪物よ...飛翔せよ!バーニング・フルヒューチャー!」


力自慢のレフト・アームより放たれし真空の一撃が、リョウヘイを襲った!


「クッ!」


リョウヘイの体力   :10→02

金髪のもみあげの体力 :10


リョウヘイの体力が削られた!


「クソッ、卑怯な奴め!」


リョウヘイは怒り、睨んだ!


「何とでも言うがいい!」


「俺は、持参したレフト・アームを右手に装着して、行動終了だ!」


「ハッハッハ、意外と大したことない奴だなあ!」


リョウヘイはその一言に怒った。


「良いだろう。お前に俺の真の力を見せてやる!」


「真の力だあ?」


「俺の行動!」


リョウヘイは右手を天高くかかげた。


「俺は、ディアボリック・アームと、リョウヘイで限界突破!」


「来いっ!天より与えられし我が究極の力!」


「シャイニング・ディアブロ・ファイナル・アアアアアアアアム!!!」


天より雷がリョウヘイに伸びた!!!


リョウヘイの影を、輪郭を雷が光らせた!


「その薄汚い眼に煉獄の炎を焼きつけるがいい!」


「ファイナル・フル・シャイニングバアストオオオオオオオオオオオ!!!」


煉獄の雷だった。


「なんだこれは...聞いてねぇぞ...オイオイ...オイイイイイイイ!!!」


リョウヘイの体力   :02

金髪のもみあげの体力 :10→00


辺り一帯、火の海...いや、雷の草原だった。


「口ほどにもない奴め...」


勝利のBGMが戦いをしめくくった。リョウヘイ専用のBGMだ。


リョウヘイは睨みを利かせながら、その場を後にするのだった――


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ