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悲劇

第一話 ~プロローグ~


今の世界、『神』という存在を信じる人は少なくなっちゃった、でも僕は信じてる。神様は僕を救ってくれたから…あれは、僕が小学3年生時の出来事

僕は交通事故に遭ったんだ。居眠り運転だって、一命はとりとめたんだけど、お医者さんはもう意識不明の状態が続くって言ってたんだ。まぁ、状況も状況だしね

あばら3本複雑骨折、内臓破裂。でも僕は目覚めたんだ。しかも、骨折はすぐに治ったし、内臓も提供してくれる人がいた。もうこれって『奇跡』というしかないよねw

あ、でもこれじゃ僕が神様を信じている理由にならないねwそのとき僕夢で見たんだ。羽の生えたきれいな女の人が、「私が生きる手助けをしましょう」っていってくるのをね。

それが僕神様だと思うんだ!



第一話 ~悲劇~

11月22日午後6:00

僕はいつもどうりに学校に行って、帰ってきた。


「(少し遅くなっちゃったかな)」

そう思いながら家の角をまがる、おかしなことに人が沢山僕の家の前に集まっている。僕は胸騒ぎがした、そして僕は夢中で家の前まで走った。

「ど、どいてくださいっ、お願いします!」

人をかきまわし、前へ前へと突き進む

「あ、君だめだよ入ってきたら」

警官の人が道を通さない

「ここは僕の家です!僕の家でなにがあったんですか!?」

「あ、君この家の人だったのか…言いずらいんだけど…ここに殺人犯が入って……」

警官の人はうつむきながらポツ、ポツと言ってくる

「母さんは!?弟は…ムックは…無事なんですか!?」

ムックは今日学校が休みだ。しかも母さんはいつも家にいる

「お母さんは丁度買い物に行っていて大丈夫だったんだ…でも弟さんは…非常に言いずらいんだけど…殺人犯に刺されて、今意識不明の重体なんだ」

その言葉を聞いた瞬間、僕は夢中に走った。病院の方へ。何回もこけた。でも僕は走り続けた。だんだんさっきと同じ胸騒ぎがしてくる僕は瞳に涙をうかべながら走った


バタン!僕は急いで病院のドアをあけ受付へと突き進んだ


「ハァッ…ハァッ…あ、あの!川平かわひら 夢登むとは…私の弟はどこにいますか…ッ!?」

「あ、川平様のお姉さまですか…彼は…105号室にいます」

「ありがとうございますっ」


階段を急いで駆け上り、105号室についた


カチャッ

「夢登!」


「あ、視登みと…ごめんね…母さん何もできなかったの……」

母さんは真っ赤に腫れた目でこちらを見つめてくる

「か、母さん!夢登は!?大丈夫なんだよね」

そういった瞬間母さんは暗い顔をした」

「夢登は…お空に行っちゃった」


え…?母さん…何て言ったの?え…?ムックがお空に行った?嘘、嘘だよね


「嘘だッ!」

「視、みとっ!」


後ろで叫ぶ母さんの声も聞かずに、僕は上へ上へとかけ上がるそして屋上についた


「神様…ひどいよ…僕のことは助けて弟のことは助けないなんて…ひどいよ…ねぇ、神様まだ僕のこと裏切ってないならさ、僕が死んでもいいからムックを助けてよ!」

私はフェンスに体を乗り出しながら天に今まで出したことのないくらい大きな声で叫んだ


『……分かりました。その願い叶えましょう。しかし、知ったら悲しいことになるでしょう。よく考えなさい』

「!?神様!?」


僕がもう一度目を開けるとそこはベッドの上でした。急いで体を置きあげ、時計をみると、11月21日。ムックが死んだあの日の朝。

「(どういうこと?神様が時間をまきもどしたの?)」

僕は下のリビングへと向かった

「あ、おはよう視登」

母さんがいつもの表情であいさつをしてくる

「……」

でも僕は返事ができない、衝撃が大きすぎるのだ

「みと姉?どうしたの?調子悪いの?」

死んだ弟のムックが僕を心配してくれる…でも、私は死んだムックが今私の目の前にいることがうれしくて、つい、つい、涙を流してしまった

「え…視登!?やっぱり調子が悪いのね!?今日は休みなさい!」

やっぱり…母さんはかわらないなぁ、でもこのまま学校に言ったら運命なんてかわらない。私は今日11月21日の運命を覆してやるんんだから!

コクン、僕は小さくうなずき部屋に戻った


「(さて、どうしようか)」


とりあえず、母さんが買い物に行った後事件は起きた。だから母さんが買い物に行くのを待てばいいんだな。


そして、午後5時。


「見登?母さんお買い物行ってくるから…何かあったら夢登に行ってね」

「うん。ありがう母さん、バイバイ」

バイバイ。うん、そう。母さんに会うのはこれで最後。だって私はムックの代わりに死ぬんだもん


そして夢登の部屋に急いで行く。


コンコン

「はい」

中から夢登の声がする


「ムック、お願いがあるの…トイレから私がいいよって言うまででてこないでね」

すこし震え気味の声で言う。

「?分かったよ。」

ムックは入って行って鍵を閉める。


ピンポーン


インターホンが鳴る。ついにこの時がやってきた。私がうまいこと時間を稼げば問題ない。私は急いで警察に電話をかけ家に来てくれと言った。そして、ドアに…手をかけ、恐る恐る

開けた



「どちらさまでしょうk (ドスッ 腹部に強い衝撃が走る…下を見ると私の血がポタリ、ポタリと流れる…痛い。意識を手放しかけたがここで気絶なんてしたらムックが殺される。

僕は犯人の手首を力強く掴んだ。犯人は、腕を動かす。しかし、私は離さない。犯人がナイフを取ろうと腕を動かすたびに僕のおなかから血が大量にあふれ出てくる

そして、僕は犯人の顔を見て驚いてしまった…そう、その顔は……僕の母だったのだから

「か…母さん…?」

僕は必死に声を出した


「なんで、なんでみうが出るのよ……私の計画がメチャクチャじゃない…!すべては夢登を殺すためのものだったのに」

「え……」

僕は悲しかった

ピーポーピーポーオピーポー


「おい、そこの奴!動いたら撃つぞ!」

その声を聴いた私は安心したのか、意識を手放した


そして、私は一生目覚めることはなかった。



END1


いかがでしたでしょうか。このお話はEND1です。このほかにBADENDや

HappyENDとかも書かせていただきます。

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