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我悟り、我問う

作者: 梅干し

小説を書く事にした。理由は、

夏目漱石や山本周五郎や司馬遼太郎やハリーポッターのようになりたいからだ。

彼等が描いた人間模様、怒り、憎しみ、裏切り、心の葛藤、友情や愛情の在り方といった、人間のリアルな一面を本題に取り上げた作品を読み、私は心奪われた。

かつて『ドラえもん』や『こち亀』だけが読書であった私は、初めて自身の成長を実感した。

それからというもの、古本屋さんに出向いては、漫画に読みふける少年達や、スケベ本コーナーに入り浸る歩き方の少しおかしい大人達の横を得意顔で通り過ぎ、有名な著者やどこかで聞いた事ある本を片っ端から読み始めた。サスペンスやホラーなど、面白ければ何でも読んだ。

そうこうしてる内に、「こんなん書けたら最高じゃなぁ」と本を読む度思う様になり、

そうこうしてる内に、「こんなん俺でも書けるじゃろーか」とつねずね悩む様になり、

そうこうしてるウチに、今に至る。


さて、

何を書こう。

う〜む、 困った。

ネタがなぁ なかなかなぁ〜。

パクリはまずいだろ! チョサクケンとか言われたらどーすりゃぁ。

恋愛とかどうかなぁ、未知のジャンルだし。しかし私にはさほど恋愛経験があるわけではない。

漱石の『心』のように、愛情と欲望の為に大きな過ちを犯した事もないし、『マディソン郡の橋』のように、「あぁロバート、私は自分を見失いそうだわ」と言われたこともない。

普通にバイト先で知り合ったりして、意気投合でデートして、半年か、持って一年か、

すれ違いとか飽きたとかフッタフラレタとかで、最近では色恋沙汰が面倒臭くなってきてしまった。冷めた見方しか出来ない自分にどうして読む人の心を掴む小説が書けようや。

止めだヤメ!う〜む、 困った。

そうだ、時代物はどうだ、武士の魂 和の心、新羅万象斬り捨て御免、あいやまたれい御老中

そこにおわすは光圀公 歳を召されて皺だらけ、助さん角さんこやつ等を のしてお仕舞いわしゃ見てる バッタバッタと薙ぎ倒し、平謝りの越前屋 残る残党散り散りに お情けあっての光圀公 『助さん角さんもういいでしょう、これ以上の殺生は無用です、許してあげなさい。』

息もぜーぜー角さんが 左手に持つは御印籠 『静まれぃ静まれぃ!この御方をどなたと心得る!えーと、水戸光圀公にあらせられるぞ!』 ははぁーと下がる負け犬ども その眼に飛び込む仏顔『良いのじゃ良いのじゃ皆の衆、悪は充分懲らしめた、これからは心を入れ替え、世の為人の為に生きるのじゃ』真心こもるその声に、浪人達が男泣き 助さん角さん疲労困憊 爺さんさっさと旅支度 さぁさお二人行きましょう 次なる宿を見つけねば 

二人にくつろぐ暇は無し 助さん角さん何想う あぁ夕暮れ空に 何想う 駄目だ!

この芝居仕立て風が駄目だ。

あと笑いを取ろうとゆう意図がみえみえなのが気に食わん。

第一私は歴史をまるで知らない。まぁ織田信長ぐらいは知ってるが。

そういえば織田信長は何であんなに沢山の人間を殺したんだろう。

いや、信長だけじゃないな、あの時代に生きた人達、数え切れない沢山の人が、鉄砲で撃ち、刀で人間を突き刺す。何でそんな事ができるんだろう。何千人何万人もの人が殺し合う。何の為だろう。分からない、色んな推測はできる。生活の為だとか武士の何たるかとか、天下統一がどうとか。

そういえば今も一緒かなぁ、戦争とか至る所でやってる。アメリカの大統領さんも兵隊の人もミサイルガンガン撃ったりして、やっぱり何千何万の人が殺し合うんだね。それって

おぉぉーっっと忘れてた!私は小説を書きたいんだった。

う〜む、わからん!

こりゃもうみんなに聞いてみるしかないな。

とゆう訳で、この私の処女作『我悟り、我問う』を読んで頂き、誠に有難う御座いました。

本当にネタが無かったので、登場人物もストーリーもへったくれもない、自分の心情のみを書いたとゆう、もう真面目に取り組んでる皆さんからすればなめとんか!ってゆーような糞コロガシのような作品でして・・・むっへっへ

そこで皆さんにお尋ねしたいのですが、

なんかネタない?ネ・タ!




最近かわった価値観や視点から小説を書いてる人がいる事を知った。その人の作品を読んで、成る程こりゃ面白いと思いつつ、少しずつ自分の物の見方がそれに影響されてきた気がする。この先、どんな本が僕にどんな影響を与えるのか、楽しみです。

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― 新着の感想 ―
[一言]  とても面白い作品です。特にストーリー性もなく、「思ったまま」のことを書き綴った軽快な文章でした。よって、「文法、文章」の項の評価においては、五ツ星を与えました。  しかし自身でも認識されて…
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