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ベルダーシュの勇者  作者: らんた
第八章 ベルダーシュの勇者、旅を終える
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第九話

  夫婦でフォークロアキャッスルに物を運ぶ。何度も行き来しているうちに夜になってしまった。二人は四天王の部屋で一夜を過ごした。


 翌日、ロイン、ゾイ、ハル、メイ、セヤは楽師長カルに呼ばれた。


 「今日から君たちに正式に任務に就いてもらいたい業務がある。ゾイ、ハル、メイ、セヤ……君たちは四天王に就いてほしい」


 「「はいっ!」」


 「わしで本当にいいんですかい? 楽師長!?」


 「君はロインやゾイをも幻惑の術にかけるほどの術者。『幻惑の術のセヤ』だろう」


 「え?」


 ロインはぽかんとなった。


 「へ?」


 ゾイは純粋に何を言われたのか理解に苦しんだ。


 「じゃ、あの時の無限回廊はお前の仕業だったんか~い!」


 ――ぼこっ!


 「ロイン様、痛いでございまする……」


 セヤは頭を押さえながら抗議の眼を向けた。


 「ロイン、お前は副官に就いてほしい。副官は四天王の部屋の隣だ。また引っ越しをさせてすまない」


 「俺が副官!?」


 「不満か?」

 

 「いいえ、ありがとうございます」


 「俺が死んだら、この城を頼む…‥ロイン」


 「はっ」


 ロインはひざまつく。四人も併せてひざまついた。こうしてロインの壮大な旅は本当に終わりを告げた。


<第八部 終了>


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