表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ベルダーシュの勇者  作者: らんた
第六章 俺は師匠を超えて見せる!
68/117

第六話

 一方、ダークキャッスルに漆黒の竜の仮面を被った者が闇の渦を巻きながらやってきた。蒼の宝石を口元に近づけてると大きな声となった。


 「皆の者、聞け!」


 凛とした声だった。


 「ダークキャッスルの理念は失敗した! だからと言って残党を組んで復讐するのは愚かな行為と思え! これから全国に音と物語を伝える楽師団の根拠地とする」


 この声に困惑や泣き崩れる者が出た。


 「これからこの地は闇の城<ダークキャッスル>ではなく伝承の城<フォークロアキャッスル>とするのだ」


 徐々に人が集まる。


 「我の名はカル。仮面の名はクロノスドラゴン! 闇のベルダーシュからもう一回流浪の楽師団に戻りたい奴はここ中央に来い! 楽器もベルダーシュの理念も含めてもう一回指導してやる!!」


 カルは必死だった。


 「我に続け! 教室を受講生でもう一回埋めようではないか!」


 カルは道場を指さす。


 「我に続け! もう一回町を再建しようではないか!」


 カルは城下町を指さす。


 「我に続け!! もう一回王城を復興しようではないか!!」


 カルは玉座の方向を指さした。


 その声を聴くと数人の闇のベルダーシュが集まった。


 「仮面も闇色であることを辞めるぞ」


 闇の仮面を指さして言う。


 「再建は困難だ。それでもいいか!」


 「はい!」


 「よく言った」


 そういうとカルは仮面を取った。


 「貴方様は……」


 「そう、我は竜帝王のスカウトを拒否して自由の身になった者」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ