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3話 新聖地

 今後の予定として新聖地に着くこと。そして新聖地の幻術をどうにかして解いて、スモーリーに入れさせてもらうこと。新聖地はワック様が言っていた通り、人界と魔界、妖精族が住んでいる場所の狭間にある。今いる場所---アデレーンは運よく人界の端であり、すぐ近くが妖精族との狭間である。そこから北東に向かえば魔界があり、新聖地があるはずだ。


「まず妖精族の住んでいる場所に向かおう」


「おう」


「「うん」」


 3人に了承をとり、向かい始める。


 徐々に妖精族が住んでいる場所に近づいているとわかる。人族が住んでいる場所は人工的に作った建築物があるが、徐々に建造物が減っていき、自然豊かになっていくのが目に見えてわかった。


 そして数日ほどたってやっと妖精族が住んでいる場所についた。人が住んでいる建築物は減っていき、自然を壊さずに済むような建築が増えていった。


「ここがエルちゃんの故郷ってことだよね?」


「いや、違うと思う。エルフだっていろいろな場所で住んでいるはず。だったらここにエルミナが住んでいた可能性は低いと思うよ」


「そっか...」


 もしかしたらエルミナがいると思ったのかもしれない。俺だってこんな早く会えたらどんなにいい事かと思う。だけどそんなに甘くない。だってエルミナが俺たちと離れたということはそれだけの覚悟があったということ。そしたらすぐ会えるような場所に行くはずがない。


「エルミナともう一度冒険するっていう目的は変わらないから、すれ違いになるのだけは避けるために頭だけはクリアにしていこう」


「うん!」


 俺たちは辺りを見渡しながらエルミナがいないことを確認してまた冒険を始める。


(それにしてもエルミナ以外にエルフを見るのは初めてだ。みんな美男美女だけど、エルミナはその中でも頭一個抜けているとわかる)


 俺がエルミナに惚れているからそう思うのかもしれない。でもそう思えるほど好きだ。


 そして数日たってやっと魔界の端に着く。俺たちは境界面を歩いてきたため、自動的に新聖地についていた。


「ここら辺に新聖地ってことだよね?」


「多分」


「でも何にもなくね?」


「そうね」


 そう。もっと何かしらあると思っていたのに特に何も変わらない。なんでだ? 


{ノエル。新聖地はここであっている?}


{あってるわよ}


{じゃあスモーリーに入る方法はわかる?}


{すぐわかるはずよ}


{え?」


 するとノエルが言った通りあたり一面が霧がかってきた。

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