復讐始めて、敵増えた?
血の生臭い匂いと腐敗臭が鼻を刺す。
冷たい風が吹き付ける。余計に臭うからやめて欲しい。
ここは、イギリスの森の中にある。世界で最も裏社会で権力を持っている組織AFBWの支部実験場だ
この施設にも俺が来た頃は俺と同じ出来損ないがいっぱいいたんだ
だが、あの頃いた奴は見ていられない様な死に方や薬、実験などで全員死んだ
今は俺一人しか生き残ってない。
だいぶ前に一人逃げた様な気がするが。
俺の名前は桐口炎 16歳でこの施設の実験体だったのだが
この施設で起こった融合させる能力者の人体融合実験で唯一成功し
体はこの施設にいた木崎亜美と融合して女っぽいが一応男の様だ
目は白と黒のオッドアイ 白髪ロングヘアとなった。俺は亜美の能力も手に入れた。
失敗した奴らは言葉では言い表せない様な感じに変形した姿になっていた
そして俺は桐崎炎亜という変な名前になった。
「よぉ、 大人しくしてるか?能力なしの出来損ない。」
声がしたので目線を向けるすると看守が立っていた。
俺がここに来た理由は俺が出来損ないだったからだ。
この世界には能力というものをみんな生まれつき持っている
俺も持っていて再生する能力で体が傷付けば体力を使い治すことができる。打撲に使うと意味はあまりない。
便利だが使いどころがなく出来損ないというレッテルを貼られた。
毎日部屋にやって来て殴る蹴ると暴力を振るったうえで
「恥さらし」 、「犬の方がマシ。」など罵られ、馬鹿にされた。嫌がらせもあった。
終いには親、姉、兄、妹、いとこなどのたまに家に来る血縁者そして使用人全員が俺をいないものにした。
天才が多かったから余計かもしれない。
話しかけようが基本無視で、見えないふりだ
一度、俺にもあると言ったが信じてくれなかった。
そしてこの施設に売られた。いらないからだ。
そこからも酷く毎日暴力を振るわれ、非人道な実験にかけられ、劇薬を打たれ、拷問され、死にかけ続ける。
理不尽だ。死にたいと思うこともあっただが、この場で死んだ人の分も俺は生きなければいけない
「聞いてんのか」
看守が入ってきて俺の腹を蹴る
扉が空いている。 看守も一人 チャンスだ。
看守の足に噛みつく。
看守の足から血が滲み出る
看守が倒れ込んだので走って逃げる。
「殺してやる。見返してやる。復讐だ。」
本音だ。
俺を捨てた家族が出来損ないだからと殺し回ったAFBWに関係する者が憎かった。
憎んだ相手は殺していい。
ここにいた男の人が言っていた。 だから殺す。
この施設に来て2、3年ほど経つ、視界に入った月により夜だと認識する。
ドドドッと音がした。
振り返ると追手が来ていた。
看守が言ったのだろう
ハンドガンを持っている。
打ってくるが、射撃は下手な様だ。
だけど、相手の方が足が速い。
このままだと追い付かれてしまう。
だから、亜美の能力を使い逃げることにする。
亜美の能力は自分のステータスを自分の他のステータスと同じにする能力。
この能力は、使用時その人のありとあらゆるステータスが数字ででる、上限は100。
そして、先に言った方と後に言った方と同じになる。
生命力は80でスピードは30それを同じにする。
同じにしたことにより、足が速くなり、振り切ることができた。
走っていると装置がたくさん並んだ部屋にきた
「武器が欲しい。」
なので、様々な武器が飛び出してくる装置の前に来た。
俺はこれを受けたことはない。 俺は薬ばかりだった。
そして、この装置を起動させる
シュッと武器が飛んでくる。
できるだけ自分の体に刺さらせて抜いてから体を再生する。
その中からダガーナイフ何本か抜き取り、パーカーのポケットにしまう。
ここは危険なので誰もよってこない。
すぐ近くの窓を開け、6階から飛び降りる。
怪我しても再生すればいい。
建物内から「いたか?」という声ともにドタドタと足音が聞こえる。
目の前に車とタバコが置いてある。
火をつけようとすると
「逃がさない。」
上から斧を持った男が降ってくる。
行手を阻まれる。
「クソ」
「今、土下座するなら半殺しですむぞ。そして喜べ、孤独な貴様に今日から友達がこの施設に来るぞ。」
こいつは看守長だったか? 常に偉そうだ。
「それはよかった。今日来る人達はきた日に解放されるんだ。」
「あ?」
すぐ怒るなこいつら。
「大丈夫ですか?」
敵が十人ほど増える。
すると女性が前に出てくる。
「ここは私にお任せください」
糸をポケットから出す。
何する気だ?
「うわ」
別の奴が攻撃してくる
それをかわして顔面に拳を入れる。男はふらついて倒れる。
女の方は準備ができた様で糸を揺らしながら
「こっちに来い。」と言う。
催眠術の様だがかけられすぎて効果が薄い
かかったふりをして寄っていく。
女の前につき、持っていたナイフで女を刺す。
血が吹き出る。
鉄臭いな。 返り血がすごい
他の奴らが顔面蒼白でこちらを見る。
「なんだよ?」
思わず声に出てしまった。
お前ら、散々人殺してきたろ。
暴力振るってる時は気配の中に怒りの他に優越感も見えていた。
なのに俺がおかしい様に俺を見る。
「貴様あぁ!出来損ないが人を殺していいわけないだろうが。」
看守長が叫ぶ。
腹が立った。
「出来損ないじゃなきゃ殺していいのか?出来損ないは、弱者は殺していいのか?」
「出来損ないは殺していい。」
こいつ曰く、人が人を殺すのもダメらしい。
こいつらは勘違いしている様だった
「人を殺すってのは自分が殺されてもいい奴がやるんだ、俺はこの殺しをやって良かったと思っている。
なぜなら、仇を取れて大量虐殺犯という悪が消えると思うと清々しい。」
目を丸くしている看守長を横目に怯えてる他の看守にナイフを投げる。
四人が倒れる。
他の奴は車を使い逃げようとしているのだろうか?
車を見ながら腰を抜かしている。
「貴様は俺の仲間を傷つけ誇りを傷つけた。」
あの女に恋でもしてたのか?
「やめろよ、そんなの掲げていたら、汚れる。」
顔を赤くした看守長が斧を振りかぶると共に砂がこちらに向かって飛んでくる。
間一髪で避けると車に当たりガソリンが流れ出る
ライターが置いてあるのが見える
どうにかしてライターを取りたい
思いついた。
俺は車に乗り込みライターを取り、ガソリンに向けて投げ火を着ける
車が激しく燃え爆発した
看守長が自殺したかと高らかに笑う。
吹っ飛んだ体を再生し、俺は残った最後のナイフで看守長を刺した
呻き声をあげた看守長に向かって言う
「俺は悪になってでも、お前ら組織を壊滅させる。」
すると、サイレンの音が鳴る。 消防車が来ていた。それと同時にバイクが1台
見える
見ると施設とあたりの木が燃えている。誰かが通報したらしい。
顔を隠し、怖気づいている。看守からガスマスクを奪い被る。
消防車が消火を開始する。
青髪で短髪の男警察が来て言う
「この施設は強い腐敗臭と血の匂いがするな。まあ先にこの7人を殺したのは誰だ?」
鼻がいいな、警察が睨みながら聞くので、答える。
「俺だ。後悔はしていない。憎かったので殺した。気分を害したのなら謝るよ、ごめんね」
警察がため息をつきながら言う
「この施設の殺人を実行したのは誰だ?」
俺が答えようとすると
「「「「こいつです!」」」」
俺を指差しながら看守が言った。
こいつらマジか。監視カメラが燃えているのをいいことに俺に罪なすりつけやがった。
「まあ。そうだろうな。現に人殺してるし。」
警察が衝撃的な一言を放つ。
汗がに吹き出る。理解ができない
こいつらが虐殺したのに、虐殺した奴は無罪でやってない俺が大量殺人犯だと?
看守服を着た奴が憎くて殺したと言ったのに?
この警察は嘘も見抜けない様な馬鹿なのか?
「そもそも誰だよ、お前?」
「あー、名乗って無かったな。俺はカイス・ライノンレイ、警部補だ、どう?凄いだろ。
さらに俺はこの赤い目を見てくれこの目のおかげでこの暗い森の中も見れるし、幽霊も見える
この森は心霊スポットだが幽霊はいなかった。日本が好きで、それで俺のポリシーは・・・」
学歴とか生まれとか自分の話し出したな。大丈夫か、このケーサツ。
時々、ウインクしてくる。イケメンなのだが、なぜか腹が立つ。
と言うか身長高いな。俺はチビだから身長をくれって、 ヤバイ、流された。
「ん?・・・キュンキュンするな!」
看守の方を看守がウインクをするたびにキュンキュンして、キャーキャー騒いでる。
四人中二人男だろ!
まあ、いいや。今のうちに逃げるか。
看守共は後にしよう。
警察がいない方向に逃げる。
「月障壁」
それっぽい名を警察が言うと
夜の森を照らす月明かりが俺の前に壁を作り
俺の左手首が焼けると共に周りの木が焦げる。
「あああぁぁ!」
ドゴン!
視界が歪み蹴りで吹き飛ばされる。吐血する。
「逃すわけないでしょ」
俺に更に攻撃を加えようと近づいてくる警察を睨み、警察の方へ走った。




