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いったい・・・何がどうなってるんだ?ログイン間違えた?いやいや、そんな事はない。

拓兄たくにい!どうしたの?何かあったの?」

部屋のドアをドンドン叩いている。

玲奈れなだ。

まずい・・・・・。今ここで玲奈にこの事を知られてしまったら、


『た、拓兄なんてっ・・・大っっっ嫌い!!』


い、嫌だ・・・。そんなのは絶対に嫌だっ!2次元オタクが実の妹に嫌われるなんて、これ以上の絶望は他にない。

「拓兄!大丈夫?!」

「あ、ああぁ・・・大丈夫だ。そう、大丈夫なんだ。大丈夫大丈夫・・・・・」

「玲奈ぁ、ちょっとどいて。俺が見てくるから」

と、これもまた2次元オタクな兄、裕也が玲奈をあしらう。

・・・・・・・・・あれ?

さっき勝手に俺の部屋に入ったのは誰だったか・・・?

「拓〜、入るよ〜」

まさか、

「まさか・・・・・・・・・・・・・・・っ」

俺は入ってきた裕也をひどく睨みつけたまま、胸倉を掴む。

「ってめえかあああぁぁぁぁぁ???!!!俺のレイヴを削除したのはてめえかああぁぁぁぁあ!!!!!!!」

「うわー、なんだよいきなりー(←棒読みで)」

「いきなり?俺が聞きてえ。何でいきなり俺の・・・俺のレイヴを・・・・・」

胸倉を掴みながら下を向いた。

悔しい・・・。俺の、俺の・・・・・

「2年半を返せええええぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!」


こうしてレイヴは削除された。

バカでアホでクソったれでエロくてユルくてバカったれなクソ兄貴のせいで、俺の2年半は泡になって消えた。いや、意図的かどうかは分からないがたった数分で2年半が消えたのが悔しすぎて笑える。

何でいじったりした、と質問を重ねていくと

「拓がいつもパソコンで何カタカタやってるのかなぁって気になって、俺もやってみたくなったんだよ〜」

だそうだ。

たっだら自分のパソコンでやれよ。そして何でレイヴを消す必要があるんだ。

そんなにゴツかったか?

そんなこんなで何故だか知らないが新しいアバターを作ることが出来なくなったから、このロリっ子で待ち合わせ場所に行くことにした。

このロリっ子、通称『レナ』の装備しているものは、とりあえず初期のピストルとピンクのヒラヒラロリータ服(こんなもんどこで手に入れたんだ)に初期のブーツ。

レベル1からなのでクソ弱い。

というか、もう6時過ぎてんじゃん。姫いるかな・・・

人の多い掲示板前はやっぱり今日も混雑していた。中でも金髪ショートの姫は輝いて見える。いた、姫だ!

よし、いきなりだけどちょっと話しかけてみようかな。

キーボードを叩く。

ここはレベル1という初心者の中の初心者特有の質問をぶつけてみよう。

「すみません>< マグニ大森林ってどちらの方向にあるか教えてくれませんか??」

返事はどうだ?今、間違いなく姫に向かって喋ったぞ俺。

きた。

「この場所からずっと左に行ったところだよ^^ もしかして始めたばかり?」

「はい。そうなんです>< 全然分からなくて・・・^^; 場所教えてくれてありがとうございますm(u u)m」

と言って左に行くアバターレナ。

食いついて来い、初心者が困っているんだ。見捨てていくような奴なのか?姫!

「あー、レナ!!ちょっと待って!」

キターーーーーーーー

「始めたばっかりでマグニ行くのはちょい危ないよ。よかったら一緒に行こうか?狩り」

「え!?でも何か用事とかないんですか?」

「あぁ・・・。もういいよww一応待ち合わせしてたんだけど来ないからいい^^」

待っててくれていたんだ・・・。姫、優しいぜっ!((キモ

「あ、ありがとうございます!私なんかのために・・・。心強いです!!」

「じゃあ行こっか?着いておいで^^^^←」

姫優しいよ、姫すげぇ優しいよ。どうしよう・・・これでツンデレだったらモロ俺のタイプだよ。

そう、俺は2次元の中でもツンデレタイプが一番、「萌ーーー」というやつがくるんだ。

ツンデレ最高だよ、ツンデレ。

話を変えて、その今向かっているマグニ大森林という森は中級者から上級者が行く狩りの場所だ。レベル1のレナなんかが行けば一発でモンスターにやられて終わりだ。

レベル50くらいになればちょうどいい経験値になるんだが。2年半前が懐かしい。

そんなことを考えながら姫に着いて行くレナ。

「じゃあ、ここらでパーティー組もう」

と、姫が早くもパーティー申請を要求してきた。

申請に対してYESをクリックすると通常画面に戻る。

「よろしくお願いします←」

「うん。あとさレナ、タメでいいからw普通に話して行こ?」

「う、うん!」

なんか、今幸せだ俺。

森林の中に入ってウロウロ奥に入っていくとまぁ、ウジャウジャとモンスターがごろついている。

姫は賢者だから遠距離から魔法で攻撃することを得意とする職業の持ち主だ。

正直こんなに強い賢者は見たことないけど。

そして俺のアバター、レナも武器が射撃だから多分ハンターという職業に入ると思う。

ハンターには2つ種類があり、弓を使う者とピストルや銃を使う者に分岐される。

どちらのほうがメリットがある、というふうなことは特になく、どっちもどっちといった感じだ。

姫は力の差を見せ付けるかのように、いきなり高度な炎上魔法を繰り出す。

一気に十数体のモンスターが死滅する。

そして一気にレナのレベルが上がっていく。

「じゃあついて来てね」

「はーい>」

この分なら楽にレベル10までいきそうだ。優しい姫は近づいてくるモンスターを全部1人でなぎ倒していく。

姫のMP(マジックポイントの略。魔法やスキルなどをを使うたびに消費するエネルギーのようなもの)は果てしなく、これだけの敵を倒しても未だ減るような様子は見られない。

強い。それだけが姫に言えることだ。

「よし、粗方あらかた片付いたね^^レベルのほうはどう?」

「もう10までいったよ。本当にありがとうww」

「でも、戦い方とか分かる?ずっとウチがやっちゃってたから」

「うん。このキャラやる前に少しやってたから、基本は分かるよ〜^^」

たださすがに姫にばっかり任せてはいられない。女の子に守られてどうするんだ。まぁ、一応ゲームの中では、か弱い女の子なんだが。


しばらくして姫が言い出した。

「ごめん。今日はもうやめるわ。明日は、レナやるの?」

かなり早いあがりだ。ここまで強いやつは夜中の12時くらいまでやると思ったんだが。

「うん。速く強くしないといけないから」

「じゃあ明日も一緒に狩り行こうよ。また6時に掲示板で待ち合わせ^^どう?」

「賛成w じゃあ明日。今日は本当にありがとうw」

「いーえ^^じゃね〜」

ぷちんと姫がいなくなった。

どうしようかな。とりあえず掲示板がある街まで戻るか。まだ弱いほうだから、ここはロリっ子という点を生かして募集でもしてレベルを上げよう。

募集内容・・・一緒に狩りをしてくれる人を募集してます!ぜひ一緒にパーティー組みませんか?

食いついてこない男がいないはずない。さあ来い!

俺的にはそこそこ強い戦士当たりがいいけど。

さっそく近づいてきた。しかも戦士!武器装備は斧、レベルは83、そこそこだな。

「俺でよかったら一緒に狩り行こうか?」

「はい^^よろしくお願いしますwww」

名前は「乙津おつ」なんだか呼びにくい名前だな。初対面はだいたい、〜さん付けして名前を呼ぶことが多いだろう。だけどこの人、〜さん付けすると、

おっさんになるぞ?

いや、ちゃんと乙津さんと呼べばいいだけの話だ。練習練習・・・・

乙津さん。乙津さーん。乙〜津さ〜ん。乙津さんっ、おつっ・・・・・・・・

駄目だ!!

キーボードで打つときも間違っておっさんなんて打たないようにしよう。

でも、おっさんのほうが楽なんだよね。何だかんだ言って。

そんなことを考えていると突然、部屋のドアが開いた。

「よ〜う、拓。ネトゲ楽しんでる?」

「入ってくんな。今忙しいんだよ」

そう声に出しながら、「じゃあ、マグに大森林で狩りしましょうか」とおっさ・・・乙津さんに申し出る。

「なんだ、初心者にしてはいろいろうまくいってるんじゃないのこれ?」

「初めは誰かに頼んだほうが速いんだよ、育つのが」

そして乙津さんは、

「いいよ、じゃあ行こうか。てゆうかさあ、その装備どこで手に入れたの?」

と答えを返しつつ、さりげなく質問してきた。

「おい、このクソ兄貴。このヒラヒラのロリータ服、どこで手に入れたんだよ」

「え?・・・・・・・・な・い・しょ」

むかつく。

そしてその通りに乙津さんに返す。

「え?・・・・・・・・な・い・しょ^^」

兄の存在を無視しパソコンに向かう。

「ね〜ね〜拓ぅ、もうすぐ夏だね?拓には好きな女の子のとかいないの?」

「いない」

「つまらんなぁ〜。お兄さんはなぁ?毎年毎年たくさんの女の子から海に誘われるんだよ。困っちゃうよなー」

「そいつは良かったじゃねーか。ついでに海水飲んで死ね」

「拓にも誘ってあげよっかなぁ〜って思ったんだけどなぁ?」

「せんでいい。俺が知らない女だらけじゃつまんないだろーが。ついでにそのうざい喋り方やめろって言っても直んないだろうから、とりあえず死ね」

「楽しみだね〜。いいねー夏は」

「・・・・・・ちなみにさぁ、夏っていつから夏なの?」

「え?・・・暑くなったらじゃない?」





では今回はキャラ設定を整理したいと思います。


拓也→名字未定。本作主人公。心は中2の高校1年生。ツンデレ好きの重度の2次元オタク。

これは兄の影響が考えられる。

パソコン・2次元以外はヤル気0%の主人公です。


レナ→拓也(主人公)のネトゲ内のアバター。ピンクのヒラヒラロリータ服の金髪ツインテール。

兄、裕也が作り出したロリっ子設定。


姫→レナがネトゲ内で初めて出会う無敵賢者。装備は、魔道書・杖・短剣。金髪ショートで透き通る青色の目と黒のトレンチコートがチャームポイント。

女の子には優しいが、男にはツンとした態度をとる。ツンデレ設定。


乙津→正体不明のネトゲ内戦士。装備は斧。

現時点では本当に正体不明なので書くことなし。


裕也→名字未定。拓也(主人公)の兄。立派な社会人でありながら2次元に浸っている変態オタク。

ロリコン&シスコン

口調はうざったい。


玲奈→名字未定。拓也(主人公)の妹。くるりんとした肩までのツインテールが特徴。

持病で喘息を持っており、体が弱い。それにあやかって、性格は内気。

家事全般をこなす、典型的妹設定。


こんな感じですね。

そこで、、、

読者の皆様に拓也(主人公)の家の名字を大募集したいと思います!!

評価・感想のコメント欄で受け付けたいと思いますので、皆様!なにかいい名字を私に教えてください!!助けてください!

出来ればコメントして欲しいです。

名字募集したのに、募集結果がないため、名字はなしで・・・

なんてことになったら、とても悲しいです!

締め切りは・・・・2月28日までです。

皆様からの素晴しいアイディア、お待ちしております!!


それでは

                 恵恋

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