動く人体模型編 あらすじ
ここらでおさらいという感じです。動く人体模型編のあらすじ書いてみました。これが初見で気になってくれた方は是非本編も読んでみて下さい。
また、前に読んで頂いて忘れてしまったという方も、思い出す手助けとしてお使い下さいませ。
小学校の帰り道、謎の黒い本を拾った夕暮小学校6年生の御堂タケル。
翌日、忘れていた宿題を提出しに理科室へ行ったタケルは、ランドセルの中にしまってあったはずの黒い本がそこにあるのを見つけて驚く。
突然その黒い本の表紙に「都市伝説事典」というタイトルが浮かび上がり、タケルは夕暮小学校七不思議の一つ「動く人体模型」に襲われる。
逃げるタケルを旧校舎3階の女子トイレへと導く「トイレの花子さん」。
次々と倒れる夕暮小学校の児童や先生達。
それは都市伝説から溢れ出す「負のエネルギー」のせいだった。
動く人体模型の怒りを鎮めるために、タケルは一年前の肝試しで持ち帰った「人体模型の胃」を返す事を決める。
そして花子の助けを借りて家に戻り、胃を小学校へ持ち帰るタケル。
タケルが夕暮小学校へ戻ると、集団失神事件で学校は休校になっていた。
止める担任の桜田先生を振り切り学校に入るタケル。それを追う桜田先生。
タケルの手の中で動き出す人体模型の胃。
胃は2頭身のディフォルメされたフィギュアのような、「小さな人体模型」へと変化する。
そして小さな人体模型は、自身が本物の動く人体模型であるとタケルに告げる。更に目の前にいるのは自分の体を奪った「吉川先生」の霊だとも。
吉川先生とは、桜田先生が夕暮小学校6年生の時の担任で、卒業式の前に夕暮小学校に侵入した不審者によって殺されてしまった先生だった。
タケルは、桜田先生と都市伝説事典の助けを借りて吉川先生を鎮めようとするが、吉川先生は負のエネルギーを過剰に増やし過ぎたため暴走してしまう。
その暴走を止めたのは、小さな人体模型。
彼の能力は、負のエネルギーを喰らうこと。
吉川先生はそれによって正気を取り戻し、無事成仏していった……。
力を使った代償として少し長い眠りにつく小さな人体模型。タケルは親しみを込めて、彼に「ジンタン」と名前を付けた。




