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霧の向こう  作者: こせよしこ
9/44

~4~

読みにくいかもしれません。

その時はごめんなさい。

午後11時56分。

薄暗い部屋で、人影が手袋をした手にロープを持ち、人が眠っているベッドの横に立ち、そこで眠る人物を見下ろしている。

人影はニヤリと笑うと、ポケットからハンカチを取り出し、ベッドの上に音も無くそっと上がり眠っている人の上へ跨った。

眠っていた人はその拍子にうっすら目を覚ましたが、人影に素早く口の中へハンカチを押し込まれた為声は出ず、上半身は人影によって押さえつけられている為に全く動かず、唯一動かす事の出来る足を無闇矢鱈にばたつかせた。

しかし、それも全く意味は無く、人影は自分の下で震えている人の耳元で何かを囁き、その人が何を言われているのか分からないというように首を横に振ると、自分の口の前で左手の人差し指を立ててチッチッチッと舌をならして指を小さく振り、

「今更何を言っても無駄だ」

と唸るように言い、手に持ったロープをその人の首に回し、一気に力を込めて締め上げた。

首を締められた人は少しの間足掻いていたが、余程強く締め付けられたのか、すぐにその動きも呼吸も止まってしまった。

人影はロープを握る手を緩めて動かなくなった人の死を確かめると、死体となったその口からハンカチを取り出しベッドから音を立てずに降り、

「まずは1人目」

と呟きニヤリと笑った。

はじめましての方もそうでない方も読んで下さりありがとうございます。

殺人が起きました。

まずは1人目。

怪しい人影。

ミステリー!

では、次の作品でお会い?しましょう。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

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