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読みにくいかもしれません。
その時はごめんなさい。
午後11時20分。
霧島はベッドの上で横になりながら、夕食の時に食堂で手に入れた1枚の紙を見ていた。
紙には『お客様へ』と書かれ、食事と共にトレイの上へ載せられていた物だが、霧島はその場で見る事はせずに持ち帰り、部屋へ戻って読書やパソコンでの作業を終えて漸く広げて見たのだった。
2つ折りにされていた紙には『本日午後8時より暗号解読ゲームを開始します。1週間後の同時刻までに逸早く解かれたお客様には素晴らしい報酬を差し上げます。今お持ちになっている1枚の暗号を解き、旅館の中に隠された残り7枚の暗号もそれぞれ順に解いて集め、全てを集めた時に現れる最後の謎を解いた先に素晴らしき宝が待っている事でしょう。それでは皆様、呉々もずるのなさらないよう正々堂々頑張って下さい』と書かれている。
「宝か……」
霧島は少しの間その紙を見ていたが、興味が無いというようにぽいと投げ捨て、サングラスを外して椅子に掛けてある上着のポケットに引っ掛け、枕元に置いたスタンドの明かりを消し、大きく欠伸をして眠りについた。
はじめましての方もそうでない方も読んで下さりありがとうございます。
素晴らしい報酬!気にな(ry
では、次の作品でお会い?しましょう。
ここまで読んで下さりありがとうございました。