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9 ブリジット

お読みいただきありがとうございます。

今回の第九話では、猫族の少女ブリジットが本格的に登場します。

孤高の戦士として生きる彼女と、まだ未熟ながらも「誰かを守りたい」と願うクレージュの出会いは、やがて大きな運命の流れへとつながっていきます。


パン屋という日常と、冒険者としての非日常が交わり始める瞬間。

そのコントラストを楽しんでいただければ幸いです。

 朝の光が石畳の継ぎ目を一本ずつ撫でていく。

 《ブラハム堂》の裏庭では、露の乾かぬ木板に靴音が規則正しく刻まれていた。


 「……一、二、三」


 クレージュは木剣を握り、先日の記憶を体でなぞる。冒険者ギルドで見た猫族の少女――ブリジットの低く滑るような足さばき。重心は落としきって、踏み込みは短く、それでいて十分。形だけ真似ようとしても骨の中に通った筋までは盗めない。だが、体のどこに線を引くべきかは、何度でも書き直せるはずだ。


 「腰、置き忘れてるぞ」


 背後からフレイの声が飛ぶ。

 「置く、だ。落としっぱなしじゃ立ち上がれねぇ。置いて、必要な分だけ拾い上げろ」


 「守る剣は、相手を止めればいい。倒すだけが能じゃない。止めるには、お前が止まっていたらダメだ。止まる瞬間を、自分で作って、自分で壊せ」


 「……やってみる」

 「やって、覚えろ。覚えきれなきゃ、やり直せ」


 短い言葉の中に、パンと剣で同じ湯気が立つ。フレイはそれ以上何も言わず、店内へ戻っていった。

 クレージュは呼吸を整え、柄の木目を指先で確かめる。(守る、か……)


* * *


 夜明けの仕込みは、いつもの騒がしさだった。

 粉が水を吸って息をし、捏ね台に叩きつけられるたびに、弾むような音を立てる。発酵の布をめくると、酵母の香りが立ちのぼった。窯に薪をくべるフレイの背は、前の戦場を知らない者にはただのパン屋の親父に見えるだろう。でもクレージュは知っている。火に向かうその背に、剣の重さに似た覚悟の癖が残っていることを。


 「ケイン、塩はそっちじゃない、右の壺だって」

 「わ、わかった!」

 ちょっとした騒ぎで、粉がふわりと舞い、ケインのくしゃみが「へぶしっ」と店いっぱいに響いた。

 「お前なぁ……」とフレイは眉間に皺を寄せるが、目尻は笑っている。

 クレージュは布でケインの頬の粉を拭った。「落ち着いていこう、な?」


 一次発酵を見計らいながら、具材を仕込む。蜂蜜を湯煎で少しだけ緩め、皮ごと刻んだレモンに白砂糖をまぶして寝かせる。ニコルが考案した“朝の粉雪こなゆき”は、見た目の一粒まで味に繋がるパンだ。白砂糖の雪が、焼成後にほんのりと溶けて薄い膜になり、かすかな音を舌の上で鳴らす。


 開店直後、近所の職人たちが手早く朝食を買っていく。

 「今日は甘いの二つ。嫁に怒られちまうけどよ」

 「怒られる分、嫁さんに買ってってよ」とフレイが応じ、笑いがこぼれる。



* * *


 配達の籠を肩に、クレージュは学者街へ出た。

 角砂糖のように光る陽射し。香辛料の山が赤や黄や緑の層で積み上がり、遠国の言葉が耳慣れないアクセントで行き交う。銀細工の露店では、彫りの浅い星が朝日を撥ね返していた。


 「クレージュ!」

 背後から、鈴の音のような声が跳ねてくる。

 ニコル=マルシャンが帳面を抱え、上等な布のワンピースをひるがえして駆け寄ってきた。歩幅は商人の娘らしく迷いがない。


 「また値段、間違えてたでしょ」

 「え、いや……ちょっとだけだ」

 「“ちょっと”が積もったら赤字。パン屋を潰す気?」

 腰に手を当て、青い瞳がきらりと光る。


 そこへ粉だらけのケインが滑り込んだ。

 「ニコル、落ち着けって! クレージュ、昨日千回素振りしたんだぞ!」

 「剣より数字を覚えなさい」

「数字より剣だ!」

 「商売ができなきゃパンも買えないでしょう!」

 言い合いはすばしこく、けれどどこか心地よい。


 クレージュは降参の手を上げた。「……ありがとな。俺、計算はまだ苦手だから」

 ニコルはぷいと顔をそらす。「ふん、当然。私がいなきゃ三日で店を潰すわ」――口ではそう言いながら、誇らしげな色が頬に差していた。


* * *


 配達を終えると、クレージュは冒険者ギルドに足を向けた。

 大理石の柱、分厚い扉、昼から漂う酒の匂い。依頼札の前には鎧の軋みとローブの擦れる音が重なり、角の酒場では早くもジョッキが打ち鳴らされている。


 「昨日の“観客”にゃ」

 横から落ちた低い声に振り向くと、ブリジットがいた。灰色の耳は後ろへ流れ、尾は無駄に揺れない。黒革の軽鎧の上に薄い外套、包帯の覗く前腕。エメラルドグリーンの目は冷たく、しかし退屈だけではない色が混じっている。


 「……こんにちは。昨日はすごかった。動き、全然見えなかった」

 「見られるためにやってないにゃ」

 そっけない返事のまま、彼女は掲示板の端から小さめの札を剥がした。


 「“市内搬送・短距離護衛、一名、即日”。報酬は少ないけど、今の私には都合がいい」

 「搬送の護衛?」

 「学者街から港倉庫の手前まで、巻物箱をひとつ。盗る理由がなくても狙う暇人はいるからにゃあ」


 気がつけば、口が先に動いていた。

 「……一緒に、行っていい?」

 ブリジットの視線が、軽くこちらを叩く。

 「登録は」

 「してない。護衛を頼んでる学者の“追加の手”として、横を歩くだけなら」

 短い沈黙。彼女は札を受付に差し出した。

 「なら依頼人に聞け。邪魔なら捨て猫みたいに置いていくにゃ」

 「ありがとう」

 「礼は受け取ってないのにゃ」


* * *


 依頼人は、学者街の外れの書庫にいた。

 白い髭を整えた老学者は神経質そうに巻物箱の紐を確かめ、蓋を指で弾いて音を聞く。

 「軽いだろ?」

 ブリジットが目だけで問い、老人はうなずく。

 「軽いことが肝心なのです。重い箱は目を引く。軽い箱は見逃される。――中身が、最も重い知恵でできているとしても…」

 「お喋りは短くだにゃ」

 ブリジットは箱を肩に担ぎ直し、顎で合図した。

 「行くにゃ。寄り道なし。護衛は私。そこのパン屋見習いは“道の前払い”。先に歩いて目になるにゃ」

 「わかった」

 老学者は少し驚いたように目を丸くしたが、すぐ穏やかに頷いた。


 書庫を出て細い路地を抜け、陽の強い通りへ。歩幅は一定、視線は泳がず、止まらず。ブリジットは長居をしない。確認して踏み込み、踏み込んでからまた確認する。

 「右」

 角の手前で短く指示。クレージュは視線だけを滑らせ、路地の奥の影に一瞬の光を見る。磨かれた靴の爪先が引っ込むのが、遅れて見えた。


 「足音が三つ。柔らかい靴底。距離は十。尻尾は出てない」

 「尻尾?」

 「隠すのが下手って意味」

 言葉の端に、かすかな笑いが混じる。


 運河沿いへ降りる坂は、昼でも空気が冷える。積荷の鎖が鳴るたび、金属の匂いが風に混ざる。

 曲がり角の陰、黒い細かな粒が三つ、壁の低い位置に並んで付いていた。

 (……スス?)

 クレージュが目を止めかけるより早く、ブリジットの指がそこに触れ、弾くように払う。粒は粉のように散って、埃に紛れた。

 「見た?」

 「見た。……何、あれ」

 「ただの汚れ」

 尾が小さく揺れる。嘘の匂いはしない。けれど、飲み込んだ気配だけが残る。

 「いたずらっ子がいるみたいだにゃ。悪い子にゃ」


 橋の手前で三人の少年が道を塞いだ。肩で風を切るには幼く、目だけ尖らせようと背伸びしている年頃。

 「……ちょっと通行料」

 先頭の少年が古着の懐から光るものを出し突進してきた。


 その時、ブリジットの姿が突然消えた。次の瞬間、肩をわずかにひねっただけで、少年の突進は空を切り、体勢を崩した彼は勝手に脇へと流れていった。転ばせもせず、痛めもせず、ただ道の端へ飛ばされていた。——舞うような無駄のない動きだった。


 「ち、ちょっと待った!」

 「身体はひとつしかないんだ。私がお前を刺していたら終わり。……覚えとくにゃ。わかったらさっさと行きな」

 少年たちは顔を青くしその場から立ち去ろうとした。

 「ちょっと待って!」

 クレージュは懐から小さな布袋を取り出し、少年たちの手のひらにのせた。

 「……パン。朝の余りだ。腹が減ってるなら、食べてくれ。強がると余計に減るから」

 先頭の少年が袋を見下ろし、「くれんのか?」とぼそり。目は尖らせたままだが、指先の震えが止まっていた。

 「今日はこのまま行くが、次は知らないにゃ。――悪い子にはお仕置きが待ってるからな、覚えとけ」

 ブリジットが横目でクレージュを見る。それは叱責でも称賛でもなく、ただ事実を流した視線。それでも、クレージュの胸は少しだけ熱くなる。


 港倉庫の手前まで、無事にたどり着いた。老学者は箱の紐をまた確かめ、安堵の息を漏らす。

 「助かった。おかげで、この研究を世のために生かせる」

 「それはよかったにゃ。どんな研究かは知らないが、より良い世界にしてくれにゃ」

 ブリジットはそう言い、報酬袋を受け取った。袋は小さく、重くない。彼女は質量で測らない。その仕事がどんな意味を持つかが大事と考えている。


 「ありがとう」

 クレージュが頭を下げる。

 「礼は、仕事の後でいい」

 「今が後だ」

 「……そうね」

 彼女は一度だけ尾を揺らし、運河の欄干に腰をかけた。

 「パン屋。昨日から“見る場所”が変わってるにゃ。ドタバタ足の裏がうるさくない。私の耳には少しマシだにゃ」

 「嬉しいけど、耳、マシってなんだよ」

 「音は聞くだけじゃないにゃ。体で拾う。いい匂いばかりに目が行く街で、足音を拾うには訓練が要るのにゃ」


 「……どうしてひとりなの?」

 口に出してから、質問の直截さにクレージュは少しだけ後悔した。ブリジットは欄干の木目を指でなぞる。

 「群れると、鈍る。――それに」

 言葉が一拍、風に混ざって裂ける。

 「前に、合わなかった。歩幅が」

 「歩幅?」

 「歩くのが遅い相手を待つのは嫌いじゃないがあまり好まないにゃ。でも、待たれて歩くのは、嫌い。……だから、ひとりで歩くにゃ」

 彼女は空を見上げ、目を細めた。運河の上を白い鳥が横切る。

 「でも、隣に、心地よく共に流れる風があるなら、素敵だにゃ。嫌いじゃない。うるさくしない風」


 よく分からない、とクレージュは思った。けれど、少し分かる気もした。

 「オレ、うるさい?」

 「今は粉の匂いがうるさい。あと、心臓の音がうるさい。昨日から」

「……気のせいだ」

 「ふうん」

 彼女が小さく鼻で笑ったように見えた。猫が機嫌を保つときの低い喉の震え。実際に音はしない。ただ、そう見えた。


* * *


 戻る道すがら、ブリジットはふいに「寄る」と言った。

 「どこに」

 「パンの店」


 《ブラハム堂》のカウンターで、フレイは目を細めて彼女を見た。

 「珍しい客だ」

 「いや、珍しい顔つきの猫だってことさ。座れ。何を出すかはこっちで決める」

 「猫に猫扱い。失礼だにゃ」

 口で言いながら、ブリジットは椅子に座る。足は揃え、尾は椅子の背に沿ってまっすぐ。

 やがて皿が置かれた。焼きたての“朝の粉雪”に、少し温かいミルク。

 「うまいにゃ!」

 「甘すぎると、尻尾が鈍る」

 「ふうん。――分かってるにゃ」

 一口かじる。白砂糖の粒が微かな音で割れ、舌の上で溶けた。目が、ほんのわずか細くなる。

 「悪くない」

 「“すごく素敵”って言うと、あいつが喜ぶかにゃ?」

 「誰が?」

 柱の影からニコルが顔を出した。

 「お嬢様はどこにでも出る」

 ブリジットが淡々と返す。

 「あなた、猫族の戦士でしょ。足の運びが綺麗。うちの店では“パンの運び”も綺麗な人しか厨房に入れないの」

 「じゃあ私は入れない。猫は台に上がらない」

 「冗談がわかるのね」

 ニコルは勝ち誇ったように微笑んだ。

 「今度、宣伝の護衛、お願いしてもいい?」

 「報酬によるにゃ」

 「さすが冒険者ね、話が早いわ」

 

 フレイがカウンター越しに顎をしゃくる。

 「クレージュ。パンを一つ持って、外で素振り。猫さんに一目見てもらえ」

 「は?」

 「説明するより実際に目で見てやるにゃ。君がどんな剣を振るうのかよーくみてやるにゃ」

 「……わかった」


 店先で木剣を構える。呼吸を整え、足裏で石の冷たさを測り、腰を置く。

 ひと振り。

 「止まるのが早い。腕だけ振ってるにゃ。目が止まってる」

 「目」

 「視界を狭めない。全部見ろ。見た上で、必要なものだけを選ぶ。選び直せるように、目を止めない」

 ふた振り。

  「右手に力が寄りすぎ。剣は噛みつく道具じゃない」

 「……つまり?」

 「力を入れすぎるなってこと。必要な時だけ握ればいいにゃ。普段は肩と腕を流しておくといい」

 くす、と彼女の口の端が持ち上がる。ほんの少し。

 「三振り目」

 「はい」


 「今はそれでいいけど、――でも剣は、振るだけじゃ足りないにゃ。大事なのは“歩く”こと。動いて、止まって、また動く。その繰り返しを体に覚えさせるにゃ」


* * *


 夕刻、店は一段落し、空が茜に染まり始めていた。

 ブリジットは立ち上がり、椅子の背に沿わせていた尾をすっと下ろす。

 「そろそろ行くにゃ」

 「もう?」

 「うるさくなる前に」

 扉へ向かう横顔に灯りが斜めの刃を落とし、瞳の形が細くなる。

 「ブリジット」

 呼び止めると、彼女は足を止めた。

 「ん」

「今日は……ありがとう」

 彼女は一瞬だけ目を伏せ、小さく息を吐く。

 「……こっちの台詞。粉の匂い、嫌いじゃないにゃ」

 「それ、褒めてる?」

 ブリジットはニヤリと笑い扉へと向かった。

 扉が開き、外の風が頬を撫でた。柱の陰でニコルが咳払いする。

 「次に会う時は、うちの宣伝の護衛、お願いするから。いくらが相場?」

 「お前が決めるにゃ。私は合うか合わないかを決める」

 「ふふん、言うじゃない」

 軽い火花のような言葉が交わり、猫は路地へ溶けた。


* * *


 薄暮の街は、昼間とは別の顔を見せる。

 片付けを終え、店の外へ出ると、石畳の端にこぼれた白砂糖の粒が、夕闇の中でかすかに光っていた。

 (歩け、か)

 路地をひとつ曲がる。壁の低い位置に、黒い小さな点が三つ、並んでいるのが目に入った。昼間、ブリジットと見つけた物と同じ高さ、同じ並び。

 近づき、指で触れる。指先がわずかに汚れた。

 「……ただの汚れ、か」

 口に出した言葉は風にほどける。


 店に戻ると、フレイが皿を拭きながら言った。

 「剣はどうだ」

 「目が止まってるって言われた」

 「そりゃ、目が生きてるってことだ」

 「……どういう意味?」

 「止めたってことに気づける目は、生きてる。死んでる目は、自分が止まってることに気づかねぇ」

 言葉の意味を、その場でうまく呑み込めるほど器用ではない。でも喉元に温かい感覚が残った。

 「父さん」

 「ん?」

 「守る剣って、難しいな」

 「難しいから、いい」

 フレイは皿を一枚、重ねる。

 「難しいものは、飽きねぇ」


 クレージュは笑い、そして眠気が肩に降りてきた。

 階段を上がる前に、窓の外をもう一度だけ見る。路地の先、角を曲がる灰色の尾が、一瞬だけ灯りにかかった気がした。振り返りはしない。ただ、そう見えた。


* * *


 同じ頃。

 倉庫街のはずれ、板で塞がれた窓の向こうで、低い声が交わる。

 「献花式の前に、もう一手。人の目はそっちへ向く」

 「印は」

 「残さない。――あれは嗅がれる」

 板の隙間を擦る風が粗布の油を撫で、微かな匂いが闇に滲む。

 「これで王女は終わりだ」

 「ああ、そしてこれがプロローグだ」

 乾いた笑いがひと筋、闇に吸い込まれた。


* * *


 夜は、深くはないが、確かに夜だった。

 《ブラハム堂》の二階。窓を細く開け、クレージュは掌をひらいては握る。木剣の柄の感触が、まだ指の腹に残っている気がする。

 ゆっくりと目を閉じた。(歩け。止まって、また歩け)


 胸の内で、何かが小さく灯った。名を持たぬ、けれど確かな熱。

 守るために強くなりたい――その想いが、静かに形を取り始めていた。


 父を。弟のように慕ってくれるケインを。笑顔で店を賑やかにするニコルを。

 そして、あの一瞬の出会いが胸に残っている少女――リルを。

 きっと身分の高い人だろうと分かっていても、彼女の笑顔を思い出すと、なぜか放っておけない気持ちになる。


 自分に差し伸べられたささやかな縁を、失いたくなかった。

 だからこそ剣を握る。

 だからこそ歩みを止めない。


 まだ名もない感情が、胸の奥でそっと灯り続けていた。

 ――もし隣に並んで歩く誰かがいるなら、その道は孤独じゃない。

 そう信じられる予感が、確かに芽生えていた。

ブリジットはツンとした態度の裏に、誰よりも鋭い感覚と孤独を抱えたキャラクターです。

彼女が「猫はひとりで歩く」と語った一言には、これまでの彼女の生き様がにじんでいます。

そしてクレージュはその姿に影響を受け、少しずつ「守る」という想いを形にし始めました。


次回からの展開もお楽しみに!

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