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祈る、祈り

作者: 秋葉竹




ねぇ、神さま


わたしって

ぜってー、

間違って

ねーぜ?


誰とだって

闘うことはイヤだけど


涙のイヤさと

闘うイヤさを

比べてしまえばいいかもね。



ねぇ、神さま


それでも生きてくことって

勇気を持って

悲しみに立ち向かうみたいなもんだから


寂しさをすりつぶしつづける

みたいな

憂いに満ちた世界との

馴れ合いってとこもあるから


祈る、

ことだけは、させてよね


わたしを

闘わずに

幸せにしてくださいねって


祈ることだけは、させてよね




風が吹く

夜は無人の街角で

静かに祈る、ちいさな声で









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