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あの日の惑星  作者: 雪白
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はじめての来訪者

空から落ちてくる。


暗闇の空を切り裂くような一筋の光が、何かの訪れを教える。

次第に大きく見えてきた()()が大きな音とともに墜落する。

様子を確認しに行くと、今時珍しい有人宇宙機だった。


「はじめてのイレギュラーだ。」


長い間、なに一つ変わることのなかったこの星に来訪者が来た。

今までにない出来事に胸を弾ませながら近づいていくと、中から人が出てきた。


「…シーシッ…シーシーシーシッシー…シーシッシーシー…シッシーシッシーシー…」


何を話しているのだろう。想像もつかないが、こちらに敵意はなさそうだ。

初めて見る人種の来訪者に、エーゴという全宇宙共通言語でどこの出身か聞いてみることにした。


「ウェアーアーユーフロム? 」


「シー…」


どうやら伝わってなさそうだ。

敵意がなくとも警戒しなければいけない事象だ。


「今日は初めての大仕事だ。」


私の仕事は、この星で起こる出来事を記録すること。

人間が生活をすることができる星なのかを調べる惑星記録員という職業だが、世間では底辺の職業と言われている。

実際のところやることと言ったら、ただ毎日の暮らしに困ったことが起きないかの確認をするだけ。

たまにイレギュラーが起こるが、大抵の惑星記録員はそれを死と捉える。

なぜなら、助けを求めても誰も来ないからだ。

メールを送受信するのに片道3日、ここに到達するのに3年かかるのだから仕方がない。


私はこの仕事を気に入っている。

いずれこの星が安全だとわかれば、ここにたくさんの人が移住し文明が発展していく。そんな未来を想像しながら記録をする。これがとても楽しい。

しかしここで来訪者を助けないと、この来訪者が何をしでかすかわからないし、この来訪者が危険と判断されたらこの惑星の安全なんてなくなってしまう。


そんなこんなで来訪者とコミュニケーションをとろうとしたわけだが、失敗に終わってしまった。

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