残酷ってなんだよ。
初めまして!今回から新しく小説を投稿していきます!
基本的には不定期ですが、頑張って完結まで書いていきます!
ジャララララとパチンコ玉が流れていく音と当たりを引けずに悶絶する俺。
いつものことだ。いつもパチンコに行き閉店まで打ち、そして帰って寝る。
昔は憧れたサラリーマンだって今思えば無駄なことだって知ってしまった。
生活保護を受けながら俺は最低な日々を過ごし、そして裕福な家庭を睨んでいた。
俺の名前は糸間瀬美知留キラキラネームってやつだ。
バカな親が付けた名前、こいつのせいで俺の人生は無茶苦茶になった。
そんなことを考えながら今日を迎える。
「あれ?なんで外で寝てんだよ..俺...」
いつもなら好きなアニメのキャラクターが横にいるはずだが、いない。
いるのはゴミ袋だけ....
「あの~ごみの回収よろしいでしょうか?」
ゴミ収集の方が気まずそうに俺に話しかける。
なんだよ?俺のことがホームレスに見えんのか?
そして何事もなかったように俺は立ち上がりボソボソと話しながら常連であるパチンコ店に向かう。
そんな時だった。どこからか女性の悲鳴が聞こえてきた。けれど周りの人たちは何も反応がない。
「あ...なんだよ...この声...」
鳴りやまない悲鳴と黒板に爪で引っ搔くような音が鳴り響く。
ドクンドクン...なんで俺はこんなにもワクワクしてるんだ?
「ちょっといいかな?そこの君」
警察官が俺を怪しむように声をかけてくるがもう俺には悲鳴と引っ掻く音にしか反応できなかった。
「ギョウハ ヒトリメノ ワルモノガリダ」
何言ってんだ?俺...
警察官は俺に対し拳銃を向け、そして叫びあげる
「だからその爪はなんだよッ!!置きなさい!!」
ビルのガラスを鏡代わりに俺の姿を見て見ると...
目の前には黒曜石のように固い鎧のような装備と四つに割れた口の化け物がいた。
「ナンダヨ ゴレ」
パァン!!一つの銃声と共に周りの一般市民は戸惑いそして逃げる。
「ば...化け物がァッ!!!」
そうだ...悲鳴のもとに行かなきゃ...
気づけば空中におり...元の場所には大きいクレーターができていた。
今の感覚...俺の体じゃないみたいに軽い...ていうかなんで俺化け物になってんだよ...
隕石のように悲鳴の元に着地し、周りを見渡すともう一人。
俺と同じ化け物が女子高校生を襲っていた。
だが俺と違い、木材のような服装に枝の仮面をかぶった変人と言った方が正しいだろう。
「ナニ シテンダ?」
俺が声を掛けると木材の化け物は振り返り、そして地面から枝を生やす。
「おめぇ...もしやヤマタノオロチか?」
不定期で上げていきますが...一か月に一個は上げます!!