いろいろなスペースコロニー
スペースコロニーは、その昔地球のジェラルド・オニールという大学教授が提唱したものらしい。
円筒形の建造物の周りに太陽光発電のための羽をつけた形は、某ロボットアニメに登場するスペースコロニーそのものの原型でもあるという。
実際にはこういう円筒形だけじゃなく、輪の様な形のものもある。
僕らの住んでいるスペースコロニーは、輪がいくつか連なった形をしている。
センターブロックを中心に、居住区、産業区、生産区になっている。
居住区はその名の通り僕らが住んでいる場所で、表層は主に公園、緩衝層を挟んで居住層、商業層、管理層となっている。
直接太陽の光が入らないため、反射鏡の光を集光して光ファイバーで送ると同時に、太陽光を模した照明を変化させて1日の変化を表現している。
産業区は様々な工場・工房が集まっているし、生産区は農産物や畜産などいわゆる第一産業の場所になっている。
基本、一つのコロニーで生活に必要なほとんどのことを賄う様に考えられているんだけど、最近はスペースコロニーの数が増えると同時に人口も増えたため特定の用途に特化したスペースコロニーを作るところも出てきている。
最近有名になってきたのは、スペースコロニーをまるごと巨大な水の流れる水槽にしてしまった企業だろう。
地球と違い、全てを人口的に生産しないといけないスペースコロニーにおいて、魚介畜産関係の生産というのはとてもコストがかかるものなので、そrで得られる食材は自然と高価なものになる。
またスペースコロニーの生簀で養殖した魚はどうしても身の締まりが悪く食感もよくないため、できるだけ地球の海に近い環境で養殖するということを考えて作ったらしい。
この巨大な水槽は、砂地も岩場もサンゴ礁までもが作られていて、水温や海流などもバリエーション豊かになっている。
これでより美味しい魚が取れるのを期待したいけど、多分ぼくらのお小遣いで食べられる様な金額じゃないんだろうなと思う。
他に話題になっているスペースコロニーといえば某遊園地系企業だろう。
こちらもスペースコロニーを丸ごと遊園地にしてその広大な空間を活用して壮大なアトラクションを演出している。
あまりにもだだっ広いので迷子どころか遭難者が出たという噂もあるほどだ。
これからも特定用途に限定した特殊なスペースコロニーが出てくる計画がいろいろあるらしく、みんなの楽しみの一つになっている。
いつかリズと一緒に遊びに行ってみたいな。
妄想ベースなので物理原則やその道の詳しい人たちから見ると、んなわけねーじゃん!ってツッコみたくなる部分がメチャクチャ多いと思います。
楽しけりゃいいってノリなのであまり考証せず書いてますけど、そーじゃなくてこーだ!って指摘は歓迎です。
ストーリーや世界観さえ破綻しなければ、さりげなく取り入れてしれっと書き直してるかもしれませんw