魔法の持ち腐れ
私-鎌田葵は、魔法が全然使えないです。いや、正直魔法使いなのか自分でも疑っちゃうくらい使えないです。
でも、一つだけ使えるんです。一生に一回だけ何でも叶う魔法。
でも、使う機会がなくて困ってます。
ある日、この事をひたすら考えた事があります。
『今、使うべきか。それとも、将来のためにとっとくのか。』
考えていたら、いつの間にか夕方になっていました。
また、ある日友達が事故に遭いそうになりました。私はつい思ってしまいました。
「あの子を、助けて!」
と。気付いたら何事もなく友達は笑顔で私に話かけていました。
私は、この魔法を今使ってしまってよかったのか。考えています。一生に一回だけの大切な魔法。
だけど、後悔先に立たず。私はこの事を良い事と考え後悔していません。
こんな、ちょっぴり道徳的な話。ありませんでしたか?