【7話】キリアとスイカ
今日ほどッ! 自分のッ! 文才をッ! 願ったことはないッ!!(アホです)
描写(水着)を描く文才が欲しいです。
「きききききき今日はっっ! おまおおおおまおまねきいたたたきましててぇぇっっ! ししし至極のおおおよろおおおこびににににに!!! ぞんじっっっっまっっああああす!!!!」
「いや、緊張しすぎだろっ」
「ミ、ミキ、そんな緊張しまくらなくていいから!」
「あははははー。みーちゃん、ちょーかわいーにゃぁ。おねぇさん、食べちゃいたくなっちゃうー」
「ひゃっっ。ミ、ミントさんっ! いきなり抱き着かないで下さいよぉぉー」
「ミキさん、サンク様は細かいところはお気になさりませんので、固くならなくて大丈夫ですよ」
「サン…ク様……やさ、し……い。へい……き」
「そうだよ、いつもお店に行ってて顔見知りなんだし、気楽にしてくれていいよ?」
「はぁ……そう言うことでしたら……。でも、ホントにびっくりしました! もう、アルも言っておいてくれればいいのに……」
「隠し事してたアルっちが悪いってことだなww アルっちどんまいwww」
「な、なんで俺の所為に……。俺もびっくりな展開なんすから」
「それじゃ、みんなそろったことだし行こうか! 目指すは……どっちだ、アル君案内よろしくっ!」
「はい、馬車はいらないとのことでしたので歩きですみませんが。行きましょうか、こっちです」
「おーーーーw 海だあああああwww 青春のバカヤローーー!!!wwwww」
「バカ、ヤ……ローーー!」
「なんでルナも一緒になって叫んでんだよ……。あいつら、意外と仲良いよな。なんか兄妹って感じがする」
「そうですね。ルナさんもあまり見ないくらいに楽しそうです」
「さぁさぁー。男どもは鼻の下伸ばしながらスイカ割りの準備でもしてきなー? 女の子チームは、あっちでお着替えたーーいむっ」
「ホントに着替えるんですか? 少し恥ずかしいんですが……」
「大丈…夫。キリア…様、似合って…る。ぐっ、じょ……ぶ」
「そうですよー。キリアさん超スタイルいいんですから! 私なんかよりよっぽど自身持って下さいっ!」
「もうっ……2人とも、やめて下さいよ」
「ほらほらー。そんなところでスタイルがどうのなんて話してるから、男どもが既に鼻血我慢して悶えちゃってるよー?」
「さ、さぁーー張り切ってスイカ割りの準備でもするかなー!」
「そ、そうですね! 急いで準備しましょう! そうしましょう!」
「よ、よし! 俺はスイカの準備だ!ww ほらほらほらほらーー! 空間ボックスからいっぱい出しますよーwww」
「もう……。サンク様まで……」
「はいっ。諦めてお着替えいきましょーっ」
「おっけw とりあえずスイカ割りならこんなもんじゃねww」
「てか、お前スイカ出しすぎ! どんだけもらったんだよ……」
「ホントに、20玉も食べきれないですから……。3玉もあれば十分でしょう」
「えーw わかったよ、しまっとくしまっとくww」
「俺らはもう海パン履いてきたしな。あとは待つだけか」
「おまたせーー」
「「「!!!!!!!!」」」
「どうかにゃー? アタシはさんちゃん狙いだよっ」
ミント様……流石のスタイルでビキニでも着こなしているっ!
胸はそれほどでもないが、黄色ベースのチューブトップで花柄のフリルがあしらっており、かわいさとエロスが共存している。
特筆すべきは胸ではなく、惜しげも無く露出されたそのおヘソ! 素晴らしいくびれとともに、そのラインはキュッと上がった形の良いヒップへと!
上下黄色の水着がウェーブがかった金髪と合っていて、実に素晴らしい!!
「見惚れて襲っちゃってもいいんだよーっ?」
「お、襲いませんよっ! 似合ってますけど……」
「ふふー。ありがとーっ」
「ちょっ…と、恥ず…かし、いな。……変、じゃない…かな?」
天使きたあああああああああ!!
黒のホルターネックのビキニっ!
ツインテにした綺麗な黒髪もさる事ながら、そこには推定Eカッポゥの絶景があああ!
胸元のリボン結びがルナのかわいさを更に強化して、エロスと天使のコラボが実現したあああ!
その水着で、首を傾げて少し前屈みで内股気味になり上目遣い……だと?!
あぁ、これは天に召され……
「ルナちゃん……ぐっ……じょぶ……www」
「ユ、ユーリーーー!! 死ぬな! まだ死ぬんじゃない!! 俺たちの戦いはこれからだっっ!!」
「もうー。何ふざけてるんですかっ。あんまりじろじろ見られたら出にくいじゃないですかーっ」
はっ! この声はミキちゃんかっ!
おおお! かわいい……っ!
パンツタイプのビキニに、上は軽くパーカーを羽織ってるから露出は少ないけど…。
水色のショートカットの髪型は首あたりでぎりぎり2つに結んでいて、いつも見ている髪型よりもかわいく見えるっ。
水着も髪色と合わせたのか、白に水色のラインで実にミキちゃんに似合っている…。
スタイル自信ないと言っていた割にDカップはあるだろうその胸の谷間は、露出が少ないからこそ逆に引き寄せられる魅力がある!
「アルくーん、ミキちゃんに感想を言ってあげたらどうかね? ってアル、照れすぎだろ」
「い、いやだって、ミキと海に来るなんてホントちっちゃい時以来で……。いや、まぁ、似合ってる……と思うよ。か、か、かわいい…………み、水着! 水着がっっ!!」
「う、うん……っ。ありがと、ね?」
「ホントに恥ずかしいんですが……。水着なんて、着た事ありませんし……」
大 天 使 降 臨
ミント様、あなたが神か……。
神はここにいて、仕える大天使もここにいた。そうか、ここは天国だったのか。
赤と黒の2色で構成されたその水着は、キリアの良さを存分に引き立てる。
パレオを巻いて若干隠されたそのお尻と脚は、隠されてもなおそのスタイルの良さをアピールしているようだ……。
そして、説明の必要もないほど素晴らしいのはその胸元っ!!
ミキちゃんと同じくパーカーを羽織っているものの、前を開けたパーカーはキリアの魅力を隠そうともしない。
いや、パーカーごときではキリアの魅力は隠しきれないのだ!!
また、いつもは纏めて肩から垂らしているその綺麗な銀髪は、今日は全て解かれてさらさらと風になびき、光を反射している。
あぁ……照れながら斜めに立ち、髪を耳にかけるその仕草。光り輝くその様は、まさに大天使!
「変……ですよね? やっぱり……」
「変なこと……ないよ。すごく……似合ってる、、と思う。あの、綺麗…というか、えっと、かわいい、よ、キリア」
「はぅ……あの、ありがとう、ございます、サンク様」
「はいはーい。何そこでピンク色の空気作っちゃってるのかにゃー?」
「神よ……あぁ違った、ミント様。完璧を遥かに超える仕事っぷりでした。流石です」
「うふふー。まぁ今回はアタシも、満足のいく仕事ができたとは思うわねー。なにせ素材も最高級品、水着も今ちょー人気のMAOブランドだし、やり甲斐あったわよー?」
「全く、やはりサンク様とミント様は繋がってたのですね。色々と、タイミングが良すぎるとは思ってましたが……」
「ありゃー? バレちゃってたのかにゃー?」
「ま、みんなにも息抜きが必要だろ? キリアも、もちろんな」
「まぁそうです……ね。みなさん、とても楽しそうです。わ、私もです、が……」
「それなら、よかった。でも、お楽しみはまだまだこれからだよ! スイカ割りしないとな!」
「えぃ…え、ぃ……。ユー、リさん……砂まみ、れ。てらわ…ろ、す?」
「ルナちゃん埋めすぎじゃね?w 眺めは絶景なんだが、俺、顔しか出てないんですけどww」
「なんか、急にこんな感じだと、照れる…ね?最近はなかなか一緒に遊びに行くこともなくなっちゃってたし……うちの居酒屋以外で会うのって、なんか久しぶり……だよね!」
「あ、あぁ。忙しかったってのもあるしなっ! あとまぁ、なんだ。誘ってもし断られたら、居酒屋へも行きづらくなるし、それは嫌だな……と」
「そんな別に! 誘ってくれたら断ったりなんかしない……よ? むしろ早く誘って欲しくて待ってたんだけど……ううん! なんでもないっ!」
「え? 最後なんて……? いや、うん、誘ってもいいなら、また、そのうち……な」
「はーーい、そこの首だけ勇者さん達も、リア充展開爆裂中のお二人さんも、そろそろスイカ割りしまっせー」
「ほいほーいww よっ…と!w」
「おぉー……飛び、出た…! おもし……ろ、い。ぱちぱ…ち」
「リア充ってなんですか……なんか意味はわからなくてもからかわれた感じは伝わりましたけどねっ!」
「スイカ割り、楽しみですっ!」
「準備はできてるんでしょー?」
「何をすればよろしいですか? スイカ、切り分け致しましょうか?」
「切り分けちゃったらダメだよ。まぁ見てな、これからスイカ割りだ!」
「さーてw ルールは簡単! これで目隠しして、10回その場でぐるぐる回る! あとはそのままみんなの声を頼りにスイカへGOだあぁぁぁwww」
「ノリノリだな、ユーリ」
「こーいうのはノリが大事なんだよw さぁ誰からやる?! サンクか? ルナちゃんか?! それとも大穴ミント様かーーー?!」
「アタシはいいわよー。目隠しはする方が好きよ? あ、さんちゃんになら目隠しされてもいいかもぉーっ」
「はい、ミント様はおいといて、誰が行く? ルナでもいいけど、ここはミキちゃんやってみるかい?」
「ルナ、は…あとで、いい……よ? ミキちゃ…ん、がん、ばっ! ぶっ…こ、ろ?」
「わ、私ですかっ?! 最初は緊張しますけど……が、がんばりますっ! アル、ちゃんと誘導してねっ!」
「任せとけ! ミキもがんばれよ! まだスイカはいっぱいユーリさんが用意してくれてるから、一回で割っちゃってもいいぞ?」
「うしw んじゃトップバッターはミキちゃんからで! アルっち、ほい。目隠し用のタオルw」
「え、俺がするんすか?! じ、じゃあ……」
「アルー痛くしないでねー? はい、どうぞっ」
「お、お、おうっ」
「んっ……なんか、ドキドキするね、これ。見えないからって、胸とか触んないでよー?」
「わ、わかってるよっ! てか、触ったら見えなくてもわかるだろうがっ! ほら、これでいいか?」
「あはは。冗談じゃん、何焦ってんのよー。ん、見えなーい、大丈夫!」
「さぁーw アルっちのドキドキタイムも終わったことだし、みんなで数えるからミキちゃんは棒を軸にして回ってねーww」
「ユーリさんっ! 全くもう……数えますねー」
「「いーち、にー、さーん………きゅーう、じゅう!」」
「ミキー、そのままだー」
「こっ……ち、そのま、ま……で!」
「みーちゃーん、ちょっと右よー」
「ミキさん、右に行きすぎです。あ、そのままそのままです」
「お、いいな。もう少しそのままだよ。近いよー」
「もうちょいw あーそこそこ、ストップww そのまま、アルっちの声の方に全力でwww」
「えーー、ここ? ここでいいの???」
「「「「「「いけーーー!!」」」」」」
ドンッ!
「惜しいーーーーーーwww」
「もうちょい右だったら当たってたのになぁ!」
「ほら、ミキ。惜しかったなぁ、見てみな」
「うわー、めっちゃ惜しいじゃん! 思ったより悔しいー! もっとアルに当てるつもりで叩けばよかったぁー!」
「おい、どういうことだよっ!」
「ふふー。惜しかったわねー。外れたのは、アルちゃんの誘導のせいだから。みーちゃんは上手だったわよー?」
「俺の所為ですか?! もう……次はどうします? 隊長ですか?」
「がんば……る! …むんっ」
「じゃあ目隠ししてっと……よし! 行くよーww」
「「いーち、にー、………きゅーう、じゅう!」」
「ルナさーん、まっすぐ来てくださいー。いい調子です。そのままでーす」
「ルナちゃんいけーっ!まっすぐー! あ、ちょっと左だよっ!」
「もう少し左です……あ、行きすぎてます。右に少し戻って下さい!」
「なーにニヤニヤしてんだよw」
「ん、ユーリ。いや、ほら。キリアが楽しそうだなって」
「きりちゃんの笑顔を見てると、幸せになるなぁーってことーっ?」
「ミント様まで……んー、幸せと言うか……なんか嬉しいんですよ。キリアのあぁいう姿が見れて」
「「おっぱい?」」
「ちゃうわいっっ!!」
「あははー。まぁわかるわよー? 最近のきりちゃんは、ほんと楽しそうに笑うわー。昔とは大違い」
「ま、マサトもがんばってるからなーw また、みんなでこうやって遊びに来たいな」
「「おっぱい?」」
「それもあるwww」
「うふふー。素直なゆーちゃん、嫌いじゃないわよー。ほらー、揺れてるわよー?」
「「眼福です」」
「お、バカなこと言ってる間に当たりそうだぞ」
「あ、そこですそこです! ルナさん、止まって下さい」
「ルナちゃんいい感じっ!」
「隊長、割っちゃってくださーい!」
「ん……! まかせ、てっ!」
「「「「「「いけーーー!!」」」」」」
ドンッ!
「「「「「「割れたーー!!」」」」」」
「やりましたね、ルナさんっ!」
「すごいよルナちゃーーーん!! 目隠し外すねっ!」
「おーー。あた……った。ぶっ…こ、ろ?」
「おーw ブッコロだなww やるなぁーw」
「すごいな、ルナ。よし、これはあとで食べるとして、キリアも次やってみなよ」
「私……ですか? えーっと……はい。やってみます」
「きりちゃーん。こっちよー」
「キリアさん! も少し右でーす!」
「キリア、その向きだ、そのままこっちにー!」
「む、難しいですね……こっちであってるんでしょうか?」
「それは右行きすぎだよーw 戻って戻ってw」
「あ、キリアさんそこです、そのまままっすぐ!」
「ない…す。そこ……で、すと……っぷ!」
「こ、ここですか? こっちに……? い、いきますっ!」
ドンッ!
「キリア惜しいなーーー!」
「あ、もう少し右でしたか……。難しいけど、すごい楽しい…ですね」
「キリ…ア、様…惜し…かっ……た。どんま……い?」
「キリアさん、残念だったね!w もうここしかないでしょうww 真打の登場!! 勇者ユーリと、愛剣のおおおおおっエクスッッカリッバアアアアアアア!!!!wwwww」
「おまっ! スイカ割りになんてもん出してきてんだよ!」
「真っ二つにしてくれるわぁぁぁあwww」
「ユーリさん、右行きすぎです! もっと左、左!」
「ゆーちゃーん、それは右だよー。左だって、逆逆ー」
「よし、ここでいいのかーww いっちゃうぞー?ww」
「ユーリ、加減しろよー?」
「ユー、リ、さ……ん。ぶっ…こ、ろ!」
「ふははははーーww まwかwせwろwww いっくぞおおおおおおおお!!」
あぁ…全力で振りかぶってやがる……スイカ相手に、エクスカリバー全力で振りかぶってやがる……あいつダメだ……。
ピンッ。
ドンッッガーーーーーーーーーーーーン!!!
「わ、割れたな………」
「えぇ……綺麗に真っ二つです……」
「いやいやいやいや! 何を冷静に見てんすか! スイカ割れてないっすよ!!!」
「う、海が真っ二つに割れちゃってるんだけど……ユーリ、さん」
「ぶっ…こ、ろ? ぐっ……じょぶ……!」
「ありゃw 外しちったwww」
ピキンッ。
「ん? ちょっ! ユーリ! エクスカリバーも割れてるぞ!」
「ほぇ?w あwww やっちゃったwww ま、どーせ使わねーしいいやww」
「愛剣って言ってませんでした……?」
「ん? あれはノリだよww どーせ片手剣だしいーよw 気にしない気にしないwww」
「エクスカリバーって、古代史にも残る名剣だったような……」
「えぇ。聖剣とも呼ばれる伝記上の物ではないかと噂されていた、幻の名剣ですね……」
「みんなー。これはちょっとヤバい……かもー」
「え? ミント様、ヤバいってどういう事ですか?」
「さんちゃん、海。ゆーちゃんが斬った……海」
「海? 真っ二つになっ…て………みんな!!」
「やっば! あれやばいっすよ! 斬った海が戻ってぶつかる!」
「ルナさんっ! 海を落ち着かせられない?!」
「詠唱、は……終わっ……てる。『タイダルウェイブ』」
「ユーリっ! アル! シールド!」
「あいよっw」
「はいっ! とりあえず水より、衝撃の方に強めにシールド張りますっ!」
バシャーーーーーン!!!
「あーー、びしょ濡れっすね……」
「水着…で、よか……った、ね?」
「ルナさん、助かりました。ありがとうございます」
「こ、こわかったー。でも、飛沫が飛んできただけで済んでよかったね……!」
「流石るなちゃんねー。あれだけの海を、水魔法で相殺しちゃうなんてー。おねぇさんが褒めたげるーっ」
「被ったのは飛沫ってレベルの水じゃなかったけどねww ま、ルナちゃんの割ったスイカは流れちったけど、スイカはまだまだあるし、食って帰りますかwww」
「めげないな、ユーリは。せっかくだしそうするかー。ルナ、ホントに助かったよ。ありがとね」
「問題、無…い、です。にゅ……ミン…ト、様……苦し、い……です。むにゅぅ」
「だーーめっ。ご褒美のハグなんだから、やめないわよー。なんなら、ハグ以上のことも、おねぇさんが教えてあげようかー?」
……お、おっぱいがふにゃふにゃと?!
「ミ、ミント様。それくらいにして、ほらスイカ食べますよっ!」
「あらー、さんちゃん赤くなっちゃってどうしたのかにゃー? あーん。るなちゃんの身体やわらかくってきもちいいー。癖になりそうだわー」
「ん……だめ…です、よー…」
「はい、ミント様。ルナさんも困ってますので、その辺でおふざけは終わりですよ」
「きりちゃん……えーいっ! お、きりちゃんの方は、るなちゃんより弾力があって、こっちもいいわねぇー」
「ひゃっ。ち、ちょっと……ミント…ん……さ、まっ!」
「すごーい。うらやましいわぁこれー。お次は……みーちゃーーーんっ」
「うひゃぁっっ。え、わ、私までっ?! ちょっ……と、ミントさんっ。はわっっ。そこはらめ、んん……れ、すぅーっ!んっ」
「みきちゃんもやわらかくていいじゃないー。おねぇさん、暑くなって、きちゃっ……た」
「ふぅ……んっ。ミント様! その辺にして下さいっ! 皆さんの分のスイカの用意、始めますよ」
「はーい。きりちゃんには逆らえないわー」
俺たち3人は、慌てて海へ駆け込みました。
えぇ、それはもう慌てて、大急ぎで。
やっぱり海水浴は楽しいねっ!
ルナが何故急に泳ぎだしたか聞いてきたけど、そんなの泳ぎたいからに決まってるよね。
海が男たちを呼んでいたんだよ。
まぁ、確信犯のミント様は大爆笑だったけどね!!!
ミント様まじGOD。
「サンク様、昨日の水着の支払いなのですが、ミント様が全て出して下さってましたがよろしいのですか?」
「あぁ、あれは事前に俺とユーリからお金渡してあったから、気にしなくて大丈夫だよ」
「はぁ。全て予定通り、ってことですか……。あ、今日は珈琲はありませんので。飲みたければご自分でお淹れになって下さいね」
「え、ちょ! キリアさん?! あれ、怒ってる? キリアさーん?!」
「全く、次からはちゃんと、私には一言相談して下さいよ? あ、ちなみにあの水着は、せっかくですからもらっておきます。サンク様からのプレゼントとしてっ。……これはそのお返しです! では、私は仕事がありますので」
「あ、珈琲……。やべぇな、キリアの照れ顔かわいすぎ……」
今回よかったな、色々。
キリアもあんな顔ができるようになってきたんだなぁ。
前に、進んでるんだ。みんな。