第18話・そして雨雲は掃われた
※稔視点です
第18話・そして雨雲は掃われた
逃げていたんだ、はじめから。
解っていたんだ、あの時から。
体の悲鳴を無視してまでの修行でようやくこれた練想空間。
そこに夢物語で辿り着いた子供…姫野真。
一見努力や日常が私のほうが厳しく重く見えて、彼のほうが拙く弱いように見えるかもしれない。
けれど、違うんだ。
研鑽の量が私のほうが上なのに『同じ場所に来れた』と言う事は、その適正は…練想空間へ到る真威の力は、圧倒的に彼の方が強いんだ。
その証拠に、運動部というわけでも無かったくせに、私の課した訓練に泣きながら着いてきて、今となっては痛い辛いと嘆きつつも技量以外は近いものになってきている。
幼少から動き回ってきた私と同じだけ動く、夢物語に浸っている筈の子供。
それは…その夢物語を…侵し難き真なる意志を…どれだけ大切にしているのかという証明。
『今まであった惑意との戦闘で言われるまま引いたり、あの子を助けに入らなかったりするのは、きっと僕の真威じゃない。』
魔法剣士になるなんて馬鹿みたいな話を命よりも実よりも尊く想い…
『仕方ない無理だどうでもいいそんな風にして、そんな風に念じる事で、手の届かない自分の宝物の価値を下げて楽になろうとしてる皆の顔を。』
自分の宝物を捨てた抜け殻に成り下がる事をこそ恐れ…
『ここで引けるような、ちゃんとした出来のいい大人にならないように…僕は、ここまで来た筈だから。』
危険を…示された死を前に、私は正しさで足を止め、彼は笑って突っ込んだ。
何がまだ認めないだ、何が命を賭けるだ、何が甘く見るなだ…
何が…神様より強くなるだ。
「どの口で…言っているっ!!!」
硬く握り締めた拳を地面に叩き付ける。
願っているのは描かれた剣でも、彼の方が本物だった。
大言有言全てがまるで言うだけ足りていないのは私の方だった。
荒れ狂う蛟を見据える。
…引けるか。
だが、スサノオ様の剣で効果が出てない以上今の私に出来る事は…
「どうせミカグチノタチと同じで時間がかかるんだろう?時間稼ぎは任せろ…真。」
いつか彼が…真が出した人事を尽くす事…前衛として強力な後衛の為の時間稼ぎを図る事だけだった。
髪に挿した櫛…クシナダ姫から、尋常じゃない力が伝わってくる。
増水した川、ソレを象徴するように荒れる川に沿って下るように周囲を巻き込んでいく蛟。
「気持ちよく暴れるのはここまでだ化物!!!」
狂ったように川の周囲を破壊しながらうごめいている蛟、その頭に向かって飛び掛る。
跳躍…および、着地にあわせて振るえば自重が斬撃に乗せられる。
だが…
首らしき場所に着地しながら振り下ろした私の剣は、甲高い音を立てて止まった。
想像出来ない事態ではなかった。
蛟は巨大蛇と称されるが、どちらかというと東洋龍に近い代物。
当然その全身を覆う白き竜鱗は、並の硬さではなかった。
異物に首をぎょろりと曲げる蛟。大口を開くと共に舌を伸ばしてきた。
咄嗟に真横に跳躍、捻じれた白い壁…蛟の体の一部と思われる場所に足をかけ、もう一度蹴る。
元の場所…私がいた場所を通り過ぎた蛟の頭、その目をめがけて剣を突き出しながら飛び掛ったが、瞼の鱗に阻まれた。
首を振ることで跳ね飛ばそうとしてきた蛟の頭を足場に、近場の川沿いに着地する。
「ち…全身竜鱗となると面倒だな…」
『水害として顕現しているから川から離れて見送れば真さんが剣を作るまで』
「アレを見て言いますか?」
次善策のつもりなのだろう案を出すクシナダ姫に指も指さず視線だけ向けて否定する。
蛟をひきつけて戦っているこの周囲では川の氾濫が酷い事になっていて、道路は見えず、どこまで続くのかと思う濁流が民家と隣接している。
が、おそらくまだ下流にはそこまで極端な被害は出ていない。
夢現同化。
本来現実と切り離されるものではない、意志の力が現実に作用する事。
水害の象徴として権限した蛟がここにいるから、現実でもこのあたりの被害が酷いんだ。
下流に行けば民家が多い。逃がせば…
『でもいい加減無視されますよ?』
「させませんよ。」
私を無視して下流に向かおうとする蛟、その盛り上がった部分に飛び乗った私は…
「轟牙っ!!!」
全力での踏み込みから突きを深々と一閃した。
全てを攻撃に集中させた突きは…
鱗の一枚を抜いて切っ先が蛟の体に突き刺さった。
甲高い音。それと共に、私の剣に罅が走る。
『折れませんでしたね、パチパチ。』
「言ってる場合ですか…っ!!」
瞼すら斬れなかった私が、たとえかすり傷でもつけられると思ってなかったのか、下流に向かおうとしていた蛟は振り返って私を見ると、大口を開いて向かってくる。
咄嗟に跳躍、今度は着地を狙わず、近場の木に横に足をかける。
真威を用いて剣を修復すると共に木を足場に跳躍。
狙いは目。
鱗を直接斬りつけるよりは…っ!!
突如、鞭の様に頭を振り回した蛟。咄嗟に腕で防御の姿勢をとるも、トラックのような大型車に撥ねられるのに近い形で吹っ飛ばされた私は、気がつくと民家に衝突していた。
壁を抜いて家の中に入ってしまっていたのは幸運だったのだろう。外で落ちれば濁流の中だ。
「っ…ぐっ…」
まだ大丈夫。
だが、あの規模の一撃を直撃してそれも妙な話だ。…一人なら。
「クシナダ姫?」
『あ、あはは…まだ…大丈夫です…』
「…すみません。」
予想通りと言うべきか、クシナダ姫から返ってくる声は弱弱しいものだった。
消耗した後回復してくれたのか、消耗しないようダメージを受け持ってくれたのか、どちらにしろもう長く持たないだろう。
現実で壊れてはいないのか、青い光を伴って修復されつつある家から飛び出して、濁流から伸びている木の一本に飛び乗る。
今ので終わってなかった私が意外だったのか、蛟は私の姿を見るなり喰らいつこうと大口を開いて突進してきた。
だが…いい加減何度もみた。
巨大な口での突進。紙一重での回避とか技術的な代物がやり辛いが…
何度も見れば捌く方法が無いでもない。
「はっ!!」
近づいてくる開かれた口。
その上唇?にあたる場所に跳躍して手をかけた私は、転がるようにして突っ込んできた蛟の頭の上を通り過ぎた。
蛇のような蛟。その頭の裏あたりに着地する。
轟牙でかすり傷にも満たない傷。
私の一撃などまともに通らないのだろう。
だったら簡単だ、一撃でなければいい。
「八括魔あぁっ!!!」
一撃で竜の首を落とす八連撃。
未熟な私の未完のそれは、一撃も弱く五連が限度の代物。
だが、五発を首一つの一点に当てれば!!!
無心で振るった私の剣は、蛟の首から赤い光を立ち上らせた。
…斬れた。
巨体と比べてあまりに小さな傷ではあるが、それでもまともに通ったと言っていい。
光の漏れる蛟の首。
それを少し眺め…
宙を舞う。
眺めている場合じゃなかった。
足場にしていたのも蛟の体なのだ、あの巨体で波打つようにして立っていた私を跳ね上げたのだ。
そのまま近場の尾が横薙ぎに振るわれる。
剣と鞘を両手に、交差させて体に密着させて受け
『すみません…ここまでみたい…です。』
気づくと、どこかの屋上に転がっていた。
意識が切れる前にクシナダ姫の声がした気がしたが、案の定髪に刺さっていたはずの櫛が無かった。
「っ…ふっ…」
渾身の奥義。
それも届かず…分かりきっていた結末を前に私は笑っていた。
逃げればいいのかもしれないけれど…荒れ狂う蛟を前に、それでも私は引く気になれなかった。
引けるのに引かないなんて無駄死にだ。
それが分かっていながら…
「っ…は…」
私は、剣を杖に立ち上がった。
諦めない…諦めないと決めたんだ。
神様に追いつくと言う大言を、情けない偽りにしない為にも…
そんな私に喰らいつかんばかりに大口を開いて迫る蛟。
その巨躯が、止まった。
少し離れた場所にある、光。
強大な…あまりにも強すぎる光。
「真…」
蛟を前にしているのに、それを気にする余裕も無く、その光に魅入られた。
真の手にしている剣が何なのか、伝承や伝説をろくに知らない私ですら理解『させられた』。
光を湛え、風を束ねる、金色の鍔を持つ白銀の剣。
何処か自然に則して形を成す真自作の魔法剣と違い、金属質でいて…その名をその場にいる者に『分からせる』剣。
聖剣エクスカリバー。
神事に神の像等、見立てて作ったモノを儀式に使ったり祈りを捧げたりしてもいいように、真がエクスカリバーを作る気で編み上げたから、その名と力を持つ事を許された剣を手にしているのだ。
そして…ここは練想空間。
人の意思によって構成される世界。
おそらくはゲームから伝記まで、その名に記された意味は幅広く、そしてどれも強い。
ある話では主人公の為の光の剣。
ある話では竜すら刈る風の魔法。
ある話では振るえば大抵のものが紙切れの如く裂かれるような伝説の剣。
あの剣に抱かれている印象が…どう思われる剣なのかが、威を見る事ができる私に伝わってくる。
人々の恐怖が束となり型を成した水害の象徴である蛟。
現行の水害に拍車をかけているそれに対し向かい合った真は、手にした剣を振り上げた。
その剣への恐怖か、蛟も私を無視して真に向かっていく。
「はあああぁぁぁぁぁっ!!!」
咆哮一閃。
一振りと共に像を結んでいた剣はその姿を散らせた。
それは、失敗じゃない。
開放と同時に剣の全てが放たれるという、姫野の魔法剣の特性。
つまり…
直後放たれた神風に変わったのだ。
練想空間全てが軋むかのような風。
鎌鼬のような刃が含まれているのか、放たれた風に呑まれた蛟の全身がずたずたに切り裂かれていく。
すさまじい勢いで全身から散る赤い光。
だがそれでも、表面を薙いでいく風の刃では蛟を消すには到らず、その口を大きく開き…
頭が、縦にずれた。
…斬れたのは今じゃない。
暴風が吹く前、一瞬光の瞬きが見えた。
振るわれれば私でもまるで回避できる気がしない光の一閃。それが、蛟の頭を縦に裂いて空へ向かって飛んでいったのだ。
今尚雨を降らせ続けていた雨雲によって覆われた空まで裂けて、光が差してくる。
やがて、頭が縦に裂けた蛟は、傷口から赤い光になって散っていく。
やった…のか…
まさに神話の威力を誇っていた聖剣の一撃。
呆けたままでそれを振るった真の方に向かって歩き出す。
蛟と戦ってる間に離れすぎたのか遠く、その姿がよく見えない。
遠く練想空間にある小さな人影。
青い光を散らせている小さな人か…
「っ!!」
考えるより先に駆けた。
戦いながら下っていた川沿いの民家を飛び移りながら戻っていく。
だんだんと、人影がはっきりと見えるようになってくる。
青い光を散らせている人影…真の姿。
「真!!!」
当たり前だ。
強い力を扱えるだけなんだ、真の編んだ剣が本物と同じような力を発揮するのと…
それを真が扱える器になっているかどうかは、別の話なんだ。
分かっていた事じゃないか、アイツがこうするのを躊躇わない奴だなんて、分かってたから来た筈なのに…何を私一人で命を賭けている気になってたんだ私は!
間に合えば、以前のように叩き返せば…
迫る私を見て笑った真は、そのまま青い光に変わって散っていった。
「ぁ…」
光の一欠片に手を伸ばす。
触れたか触れないか位で、青い光は影も形も無くなった。
呆然と、膝を折る。
誰もいなくなった練想空間、私はただその場から動くことが出来なかった。
どれくらい経ったのか、そもそもどうしたのか、全く分からないまま、私は自分の体に戻っていた。
雨音の聞こえない外。
違和感を覚えた私は、ふらふらと彷徨う様に居間に出てテレビをつけた。
『降り続いていた雨は唐突に雲が裂けるように割れると同時に止み、晴れ間が差し込んできました。ダムの決壊による水害は上流に集中しており、下流に行くにつれ勢いが弱まったのか水かさこそ増したものの被害は』
テレビを切って外に出る。
夜が明けつつある時間だった。
紺色から空色に変わる空を見上げる。
『何故か』晴れた空。
…そんなもの、分かりきっている。
夢現同化、真威の力を現実で発現させる域に達したもの。
聖剣として崇められていた人々の意思も反映されていたのだろうが、それでも…夢現同化に辿り着いたんだ。
『一応死にかねないって言うのに、それでも拘る所か?』
『強くなればいい稔が、実戦用にって鍛え始めた割に銃火器や槍術に変えずに剣を主体にしている位にはね。』
笑って言っていた、それでも大事なものだったはずの自作の魔法剣。
それを投げ、高名なエクスカリバーを編み上げた。
こだわりを捨てて、蛟を止めるために。
そのために…
そのために命がけで戦って、消えてしまったと言うのに、そんな事誰も知らない。
「く…っ…」
死闘で削りに削れた意志の力。
それでも体に戻った為か徐々に戻りつつある。
まるで、何事も無かったように。
痛みも無いまま回復していく自分の掌を恨むように硬く握り締める。爪が食い込む痛みに身を委ねつつ、私は歩き出した。
久々に雨の上がった空。
ダムの決壊まで起こしていながら、『死者は一人も出ておらず』突如吹いた神風によって晴れた空に川の周囲の人々は疲れた様子ではあるものの安心したように空を眺めていた。
呆けて歩いている間に川沿いまできていたらしい。
…どうかしているな。
どこに向かってるか分からないまま歩いているとか、生霊か私は。
呆けたままで練想空間を見てみる。
被害への不安不満で惑意が見えたが、それでもダムの決壊にまで到るほどの水害にしては少ないほうだろう。
そんなことを、どこか遠くの他人事を考えるように思いつつ、練想空間を眺めながら川沿いを歩く。
静かな明け方。立ち入れない区域も多くなっている水のあふれていた道路の近くをダムに向かって歩いていく。
けれど…やっぱりどこにも誰も見つけられなかった。
踵を返す。
初めから分かっていた事だ。
確認したければ…向かう場所なんて一つだった。
真の家。
日が昇り初める位に家を出た筈だったが、さすがにうろうろしていてもういい時間になっていた。
震える、力の入らない指でチャイムを鳴らす。
大体いつも学校へ向かう時と同じくらいの時間。
普段なら出てくる、余裕が無くても起きてよたよたと動き出す程度の時間だ。
『あ、稔ちゃん?』
インターホンから聞こえる真の母君の声。
その声の普通さから、一瞬なんでもない日常を期待する。
『ごめんなさいね、真まだ起きなくて…』
「っ…そう…です…か…」
直後、それはあっけなく裏切られた。
どこまで聞こえたかは分からないが、震える声で答えた私は、逃げるように駆け出した。
分かっている、起きないのは当たり前だ。消えたんだから。
真が目覚める事はもう…
気がついたら、学校についていた。
須佐がいつもの所で話しかけてきていたのか、それすら記憶になかった。
まるで動く死体だ。何て馬鹿みたいな事を思う。
ようやく、認められたんだ。蛟を倒すことだって出来たのに…なのに…
今更…今更になって…こんな形で…
「真…」
名前を呟いて机に突っ伏す。
涙は何故か出なかった。
痛い。
痛いんだ。
心の中から大切なものをもぎ取られたように、痛いのに痛い箇所が無いような、そんな感覚。
「ダム壊れたってこの辺も水ヤバいんじゃね?」
「昨日の夜は完全に道路冠水してものすごい事になってたっぽいよ。」
「学校休みになりゃ良かったのにな。」
周囲から聞こえる明るい喧騒が疎ましい。
何でもない日常、その一部を守るのに真がその心を燃やし尽くしたって言うのに、それが守られた連中に何でもない事だなんてあまりに…
「おはよー…」
いつも聞く何気ない朝の挨拶も今の私にとっては…
いつも…聞く?
首だけを声のした方に…教室の入り口に向ける。
「おはよー…稔。」
教室の入り口には、眠たそうに片手をあげて笑う姫野真の姿があった。
一瞬我を忘れて固まり、少し間を置いて椅子を倒しながら立ち上がる。
よたよた歩きながら入り口に立つ真のもとへ近づいて、その胸に手を伸ばす。
触れて、止まった。幻覚じゃない。
「あはは…心配かけたみたいだね。家に来た時に起きれてなかったから慌てたけどあんまり急げなくて…」
「ぉ…まええぇぇぇぇっ!!!」
触れている手と降りていた手で纏めて絞るように真の胸ぐらを掴みあげる。
「ふざけるな!何あっさり現れてんだお前っ!!」
「え、あ、いや…」
申し訳なさそうにしながら口を開く真。
「練想空間で消滅すると、最悪二度と目覚めなくなる…んだよね。」
「っ…だから何で」
「『最悪』…は避けられたんじゃないかな。」
にこやかに言う真を前に、完全に固まって動けなくなってしまった。
そんな軽く片付けられて頭が真っ白になる。
何も言えず固まっている私の目元に手を伸ばす真。
指をなぞるように動かすと、何かが頬を伝っていった。
涙。
かろうじて溜まって留まっていたらしい涙が真に触れられて崩れたらしい。
「…泣かないで。ね?」
「っ…嬉しそうに言うなっ!誰のせいだと思ってる!責任とれ!!」
死んだと思っていた時は涙なんか乾いていたのに、今になって止められなかった。
ポスン。
そんな音が聞こえてきそうな柔らかさで、頭を撫でられた。
それでもう完全に駄目だった。
「よかっ…本当にっ…」
止まらなくなってしまった涙を、真の服に顔を埋めて拭う。
その間もゆっくり頭を撫でられて…
「あー…お前達?」
そんな、野太い第三者の声がした。
真の背後から聞こえてきたそれが何から発せられたものなのか。それを確かめるべく真の服に埋めていた顔を離し、真の背後を見る。
私のクラスの担任の姿があった。
出入口を塞いで抱き合っている私達を困った様子で…ん?
抱き合って?教師のいる?どこで?
錆びた機械のように振り返れば、こっちを呆然と、ニヤニヤと、コソコソ話しながら眺めているクラスメイト達が…っ!!
「いや、こ、これはっ!!」
「あんまり野暮も言いたくないが、中学生で不純異性交遊にはさすがに寛容になれんぞ。」
「な…っ!ち、違う!!!」
困ったように言う先生に、逆にこっちの頭が煮える。
不純異性交遊って…誰がだ誰がっ!失礼なっ!
「まぁまぁ、良いじゃない学校の人が騒ぐくらい。」
「だから誰のせいだっ!!」
へらへら笑いながら、真は呑気に私の頭を撫でる中、私だけが癇癪を起こした様に叫び続けていた。
さすがに名前だけならダントツで有名でしょう。最強の剣ってイメージは(以下略)




