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クロワッサン×クレッシェンド

噂で聞いた

壊れちゃったって


お似合いだよと

祝福したのに


一体わたしが

どんな思いで

接してきたと

思っているの


一体わたしが

どれだけ苦く

しょっぱい味を

我慢してたか



ピアノを弾く

軽やかに弾く


珈琲豆を挽く

じっくりと挽く


電話帳を引く

ゆっくりと引く


声かけずに退く

そそくさと退く



何層も重ねたこの恋は

まだ柔らかいままだった

さくっと開いたその瞬間に

あの頃の気持ち呼び覚ます


何層も重ねたその味は

ふんわりバターを纏わせて

さくっとかじったその瞬間に

激しく優しく突き落とす


ダメだと分かっているのにね

溢れる気持ちはクレッシェンド


ダメだとしまっていたのにね

クロワッサンの香りに惹かれる


(遠慮しなくていいのかな)

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