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ダイヤモンドを導くスピカ
春の夜空が見え始め
知ってる星座を見失った
気持ちの程度が分からずに
送受信するのが怖くなった
有名な三ツ星はもういない
美しい七姉妹も隠れた
次に昇るのは何ていう星か
いくつか明るく光ってるけど
「ダイヤモンドになるんだよ」
その微笑みは闇に紛れて
込められた心受け取れない
「どこから繋ぐの」
見上げてきょろきょろ探していたら
右手がそっと握られた
人差し指の先に輝いた
青白く目立つ儚い麦穂
こうして一度示されても
いつか私は見失う
弱くて脆くて鈍い私に
ダイヤモンドは似合わない
「大丈夫、何度も辿ろう」
この温かさはきっとスピカ
弱くて脆くて鈍い私に
ダイヤモンドをくれる星
(春がやってきましたね)




