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沁みる
あなたが僕を大切に思ってくれているのと同じく、
僕にもあなたは大切なのです。
「何でもない」と誤魔化すのも、
大切なあなたには心配をかけたくないから。
どうか突き詰めないで下さい。
僕はあなたに「大丈夫」と言ってると同時に、
自分にも「大丈夫」と言い聞かせているのです。
そんな僕の心を汲み取ったかのように、
あなたは隣に座る。
何も言わずに座る。
「じゃあ聞かない」と手を重ねて。
こうして僕がまたあなたに救われているということに、
果たしてあなたは気付いているのでしょうか。
(大学時代の詩、そのまま。あの頃はたくさんの人の「聞かない優しさ」に助けられました。)




