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「シナチカ」
私は、
あなたが思うほどいい人じゃないし、
あなたが言うほどちゃんとしてない。
あなたが言う私の長所は、
実は長所でも何でもなくて、
その分野におけるあなたの自己評価点を、
私への評価点が上回ったというだけで、
それはあなたの主観。
本当の私を分かって欲しいような、
そのまま信じていて欲しいような、
矛盾だらけの私は、
いつまで経っても、
どれだけ会話を交わしても、
心の中でのみ否定に否定を重ねる臆病者です。
それでもあなたはまだ言うんですね。
「シナチカ」
(「気付いてください。本当の私にそんな価値はありません。」という戯言のもと、高校時代に書きました。だからタイトルさえまるで厨二病)




