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ポーションで異世界を救う  作者: マーたん


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ルイの朝 ― 朝一場で始まる一日 ―

薬師ルイの一日は、朝一場から始まる。

新鮮なハーブと果物を仕入れ、店の準備を整えることで、日常の小さな幸せを届けるための準備が整う。

朝まだ薄暗い王都の通り。

露店の準備をする商人たちの声や、野菜や果物の香りが混ざり合う中、ルイはリシェルと共に朝一場へ向かう。


「朝一場は、活気があって好きだな」

ルイは深呼吸して、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込む。

リシェルも笑顔で隣を歩く。

「朝の光と香りが、気持ちをリフレッシュさせてくれるわ」



市場の小路には、すでに多くの人々が集まり、野菜や果物、香辛料、薬草などが並んでいる。

ルイは薬師として、新鮮なハーブや珍しい薬草を探しながら歩く。

「これは……昨日より香りが強い。ポーションの効力も良さそうだな」

手に取ったハーブを確認しながら、ルイは思わず微笑む。


ミナも興味津々で周りを見渡し、

「ルイ、あれ見て!この花みたいなハーブ、ポーションに使えるの?」

「もちろんだ。香りも効力も素晴らしいから、癒し系ポーションにぴったりだな」



ルイは市場で材料を仕入れた後、朝食用のパンケーキに使うフルーツも選ぶ。

小さな露店の果物はまだ冷たく、瑞々しさが際立っている。

「今日はハーブ入りパンケーキに、フレッシュベリーを添えよう」

リシェルが微笑みながら頷く。



買い物を終えたルイたちは、丘の上の店へ戻る。

店のカウンターには、朝一番に訪れる村人や旅人の顔が揃っており、ルイは手早く準備に取りかかる。

「おはようございます、今日も元気を届けますよ」


小さな店に、朝の光と新鮮な香りが満ちる。

ルイのポーションとパンケーキは、今日も誰かの心と体を温め、笑顔を生む――

そう思うと、朝一場での買い出しは、日常の小さな儀式のように感じられた。

市場の活気と香りは、ルイの心を穏やかにし、日常の小さな奇跡を作る力を与える。

今日もポーションと笑顔を届ける一日が始まった。


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