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直向きで素直な貴方に  作者: 清瀬 菜詩
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大人になるちょっと手前

17歳の夏、太宰治を読んだ


夏休みの図書室は好きだ。窓から入ってくる生ぬるい風も暑さで熱を持った本もエアコン使用禁止の張り紙も全部全部今だけは私を空に1番近い場所に連れていってくれる。


稀にこんなことをしたくなる時がある。高校2年の夏休みをこんなことに使っている私を周りはありえない揃えて口にするけどたまにはそんな夏休みをじっくり味わうのも悪くは無い。


これは充実した夏休みの過ごし方なのだ。


図書室から出れないのは未だに白紙の進路希望用紙のせいだなんて思いたくもない。


夏休みの補講終わり、担任竹林に捕まり1学期最終日に未提出で帰宅したのをしっぽり怒られ書き終わらないと帰らせないと言われてからもう3時間もここにいる。


まだ1年以上先の話をされても私には本の中みたいな話で最後のページの言葉なんて思い浮かばない。

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