第96話 酷道チャレンジ計画
納車はまだまだ先(今のバイクの残債処理などにより)なのですが。
新しいバイク、Vストローム250SXはオフロードも一応、走れる。
「一応」と書いたのは、セローのようにガチでオフロードに向いているわけではなく、どちらかというと「フラットダート」なら走れる、という性能を持っているからです。
ただ、街乗りもツーリングもオフロードも走れるバイクなので、行動範囲は広がります。
Vスト650に乗っていた時は、それこそ長距離は楽で、疲れ知らずだったんですが、逆に言うとトラクションコントロールもあり、「楽すぎてつまらない」という贅沢な悩みもあり、またパーツ代などのメンテナンス費用が高いというのもありました。
しかし、Vスト250SXなら車検もないし、タイヤも安いし、気にする必要はない!
まあ、ガソリンは昨今、また高くなってますが、燃費もいいので。
前にVTR250に乗っていた時、国道152号という、静岡県浜松市から長野県の諏訪湖あたりまで続く道をずっと走ったことがあります。
いわゆる「酷道」と書く国道です。
Vスト250SXに乗り換えて、慣らしが終わったら、一度行ってみたいところ。
その他にも、全国には「酷道」がいっぱい。
バイクに長く乗ってると、究極的にはこうした「オフロード」、「酷い道」に行き着くようです。(あくまでも個人的な感想です)
ということで、全国で行ってみたい酷道を調べてみました。
①国道157号(石川県金沢市~岐阜県岐阜市)
知る人ぞ知る、屈指の酷道として有名。約200キロの道のり。「落ちたら死ぬ」という看板があることで有名。川を渡る「洗い越し」があることでも知られてます。
②国道439号(徳島県徳島市~高知県四万十市)
約348キロもある長い国道。通称「ヨサク」。道幅が狭く、四国の国道では2位の長さ。
③国道425号(三重県尾鷲市~和歌山県御坊市)
約200キロ。通称「シニゴー」。紀伊山地を横断し、ほぼ全線が山岳区間。おまけに未舗装が多いとか。
④国道418号(福井県大野市~長野県飯田市)
約267キロ。日本三大酷道の一つとも言われています。
などなど。調べれば他にもいっぱいあります。
なんかこう「普通の道には飽きた」っていう人があえてたどり着く境地ですね。
なので、ある程度、「慣れて」いる人しか行ってはダメです。
私はバイク歴が長く、むしろ普通自動車免許を持っているのに、ほとんど乗ってないから、車の感覚の方がわからないという、バイクだけ特殊なレベルになってます。
それでも、行く時は万全の体制を整え、万が一のために工具や非常食を持参し、ロードサービスを受けられるようにしっかり準備してから行きます。
それほど、人里離れた、「獣道」に近いのが、酷道で、三桁国道が多いですね。
田舎で交通量が少なく、整備も後回しにされるので、大雨が降ると、よく通行止めになるのが厄介ですが。
昔、国道152号を走った時、台風が過ぎた直後で、道路上に大きな石が転がっており、肝を冷やしました。
ということで、まずは手軽に房総半島の林道を軽く走ってから、春以降に酷道にチャレンジしてみたいと思います。
近場だと、埼玉県秩父の奥にある「中津峡」あたりが日帰りで行きやすいので、行ってみます。
去年は「北」に行くことが多かったので、今年は「西」中心に行こうと思ってます。
あえて酷道に行くのは、もはや、ツーリングというより、「冒険」に近くなってきますが。




