第94話 突然のバイク乗り換え
まあ、まったく考えてなかったわけではないのですが。
昨日のこと。
Vストローム650XTのプラグ交換とブレーキパッド交換のため、よく行っているスズキワールド(スズキ直営店)に行ったところ。
ブレーキパッドはまだ大丈夫だけど、チェーンがヤバいと。それにプラグも値段が上がり、スズキワールドで買ったバイクではないので、工賃が通常より高くなるから、合計で7万円以上かかります、と言われ。
(マジで)
正直、驚きました。
しかも、もうすぐ4万キロになるので、エンジンも調整することになると、さらに金額がかかる可能性がある、とのこと。おまけにそろそろタイヤ交換で、タイヤ代だけでも前後4万円以上かかります。
そこで、店員に勧められたのが、同じVストローム650XTの最新型。フルパニア装備の3400キロほどの新古車。ただ、それだと結局、同じことになるので、試しに、
「Vストローム250SX、ないですか?」
と聞いたところ、あるとのこと。
しかも試乗できるということで、早速、試乗させてもらいました。
まあ、店の近所しか走れませんでしたが、非常に面白いバイクですね。
油冷、単気筒という特徴的な特性に加え、オフロードも走れる仕様。車体重量も160キロほどと軽い。
これから先の維持費や、売却金額も考えると早く売った方が有利になる、と考え、見積もり依頼。
Vストローム650XTは、約44万円で買い取ってくれるとのこと。予想外に高かったので、買い替え決定。
その後、色々な手続きを擁し、結局、昨日の午後いっぱいかかりました。
ただ、スズキワールドで買ったことで、3年保証、ロードサービスが充実、そして元々欲しかったチャンピオンイエローの車体、おまけに新車、グリップヒーターを追加、リアキャリアは今乗ってるバイクから流用可能、ということで即決。
まあ、色々つけたら車体本体価格は上がりましたが、それでも維持費のコストを考えると安くなります。
ただ、Vストローム650XTはまだ残債が残っており、所有者が前に買ったバイク屋にあるため、その手続きで結局、納車までは1か月近くかかるとのこと。
来週末にバイクを預けてからなので、恐らく納車は2月中旬か下旬。
ただ、寒がりで冬はあまり乗らないので、まあいいかな、と。
決め手になったのは、車体重量164キロの軽量、USB電源標準装備、LEDライト、燃費がめちゃくちゃいい(平均でリッター約40キロ)などなど。
Vストローム650XTが約215キロなので、50キロも軽いのです。女性一人分くらい軽い。ある意味、軽さは正義。というより私があまり力がないので、軽い方がいいというのもあります。
そもそも私は長距離も走りますが、せいぜい1年に数回レベルで、普段使いに都心に行ったりすることが多いので、重いバイクより軽いバイクの方が楽。
かと言って、オートマはつまらない、と思ってたので。
ある意味、街乗りも、長距離も、オフロードも走れる、インドで生まれた万能バイクがVストローム250SXです。
1年と少し前、Vストロームミーティングで初めてまたがってから、いいバイクだとは思ってましたが、これも運命でしょう。
とりあえず、2年半、約3万4000キロは乗って、北海道、東北、中国地方、四国、北陸と走りに行ったVストローム650XT。
残念ながらお別れで、また大型から中型、というより軽二輪に戻りますが、元々がっつりスピードを出すタイプではないので、250ccくらいが一番いいのかもしれません。
それに車検がない、パーツが安いなどのメリットがあります。
去年の暮れから今年初めにかけて、やたらと物が壊れる、友人が亡くなる、新しい出会いがある、新しく物を買うなど、明らかに「ステージが変わった」というほど、人生が変わってる気がします。
今が、人生の転換点なのかもしれません。
もちろん長距離も走れるバイクなので、今年の夏は、またどこかに行こうと思います。まだ未定ですが、九州あたりがいいかもしれません。
昔、250ccで自走で行きましたが、雨に降られて、死にそうになりました。その意味ではフェリーで行ってもいいかもしれません。
結局、またVストロームシリーズ、そして店員に乗せられている気がしないでもないですが、まあ650XTと250SXは全然別物だし、相対的に安くなるならいいかな、と。何しろ大型バイクは維持費が高いので。




