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バイクトーク  作者: 秋山如雪
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第76話 新旧のバイクについて

 私が生まれて初めて乗った「バイク」は20代前半頃に乗った、スーパーカブ(50cc)ですが。


 その当時、まだ今のような便利なシステムはなかったです。


 つまり、ETCはもちろん、ABS、トラクションコントロール、クルーズコントロールなどなど。それどころか、燃料計すらついてなかったです。


 ましてや寒冷地の北海道だったので、冬はまずエンジンがかからない。


 そのために、チョークというものがついており、冬はまずこのチョークを引っ張ってから、一生懸命「キック」してエンジンをかけるわけです。


 今の様に、インジェクションモデルで、ボタン一発でエンジンがかかるわけではなく、キャブレター式でキックでエンジンをかけるシステム。


 慣れるとどうってことないですが、慣れないうちは、キックして失敗して自分の足を痛めたり、かからなくて押しがけしたりしてました。


 燃料計もないので、自分で走って、距離と燃料を計算して、「大体このくらいで給油」というのを頭に入れて、ガソリンを給油しに行きます。


 おまけに今みたいにスマホもないので、地図も頭に入れて走るわけです。迷ったら、紙の地図を取り出して確認。

 ABSもないので、急ブレーキするとタイヤがロックする可能性もあり、簡単に転倒します。(実際に転倒したこともあり)


 まあ、原始的ですね。


 ただ、ある意味、楽しかったです。


 つまり、人間は「便利なもの」を手に入れすぎて、だんだん退化してる気がするわけです。


 昔は、頭を使って色々と考える必要があったのに、今や便利すぎて、「頭を使わない」。


 人間は、自然と「自分たちが楽する道」を選ぶから、仕方がない部分はありますが、あの時代がちょっと懐かしく思えます。


 その後、しばらくバイクから遠ざかり、再びバイクに乗った時も、ホンダのVTR250。これも比較的古いバイクで、トラクションコントロールはついてなかったので、冬に路面凍結で思いっきりコケたり、夏に道路上の砂にタイヤを取られ、コケたりしました。


 まあ、幸い大きな怪我にはならなかったのですが。


 一方、今のバイクは、ABS、トラクションコントロールに、さらにローRPMシステムってのもついてます。


 このローRPMシステムというのが地味に優れていて、発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギアポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を使ってコンピュータ制御されるもので、エンジン回転の落ち込みを緩和するシステムのこと。


 早い話が「エンストしにくくなる」んですが。


 昔、とあるバイクでエンストしまくって、コケた経験がある私には、このシステムは実に恩恵があるもの。


 これのお陰で、今のVストローム650XTではほとんどエンストを経験しなくなりました。


 他に、今乗っているVストにはついてませんが、クイックシフターというのもあります。


 これは、要はクラッチレバーを握らなくてもペダル操作だけで「シフトチェンジ」が出来るというもので、私はまだ経験したことがないのですが、乗った人に聞くと「めっちゃ便利」なんだそうですが。


 そこまで行くともはや「バイクに乗る楽しみが半減する」気がするんですけどね。


 つまり、結局「バイクは、自分で操作する楽しみ」がある乗り物だと思っているので。そこまでコンピュータに操作されると「操る」より「操られている」気がしてくるのです。


 最近、車の世界ではオートマは当たり前、さらに自動運転まで導入される傾向にあり、「操る」楽しさがなくなってます。


 昔、整備してくれた、ある整備士の人が言ってましたが、「今のバイクは電子制御の塊」なんです。


 私は、車でも「オートマよりマニュアルの方が好き」なので、そういう楽しさを奪うくらいに進化するのも、どうなのかと思うわけです。


 ただ、「自動運転技術」に関しては、車はまだしも「バイク」の世界で普及するのはまだまだ先なんだとか。


 そこまでの技術はないというか、バイクに搭載する場合は、小型化しないといけないという問題もあるとか。


 EV(電気自動車)に関しても、車の方が進んでますが、あれも同じ理由で「バッテリーの小型化」が実現しないと、バイクへの搭載は難しいのだそうです。


 もっとも、このEVが今、非常に問題視されてまして、日本よりいち早くEV推進を促進していたヨーロッパ諸国では、このEVがあまりにもひどいと、結局ガソリン車に回帰する動きが出てきたそうです。


 EVの弱点はいっぱいありますが、「寒冷地に弱い」、「バッテリーの充電に時間がかかる」、「すぐ発火する」、「航続距離が短い」などなど。


 特に中国製のEVなんて、最悪です。


 しかも、日本政府はバカなのか、中国に忖度してるのか、このEV化を進めようとして、2025年の大阪万博にも中国製EV車を使う予定とか。


 突然、発火するような中国製EV車なんて、怖くて乗りたくないですけどねえ。


 ということで、最後は、全然バイクと関係ない話題ですが、EVには反対です。そもそも航続距離が短すぎて、ロングツーリングを好む私には合わない。


 そういえば、「空飛ぶバイク」ってのが一時期、話題になりましたが、あれ作った会社が倒産したとか。


 なかなか未来的なバイクというのは誕生しませんね。



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― 新着の感想 ―
[良い点] キャブレターのバイクとマニュアルミッション車に乗ってる者です。 なんていうか全自動になってしまうと、もはや移動の手段であるだけで趣味性は失われてしまいますよね。 日本は水素エンジンに力を入…
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