第156話 千葉県の魅力再発見ツーリング
ということで、何とか無事に戻ってきて、走行動画をアップ。
https://www.youtube.com/watch?v=5AMA1b6cqgA
いや、疲れた。というか、無茶しすぎました。
週末の首都圏は、渋滞するので、それを避けるため、早朝4時半くらいに家を出発。
まずは成田方面に向かいます。
ちなみに、いつもは内房(東京湾側)を下り、南房総に行くことが多いんですが、その道は下道は信号機が多くて流れが悪く、高速道路は行楽渋滞で混雑するので、あえて東に行き、外房(太平洋側)を目指します。
東に行くと、北千葉道路(国道464号)というのがあり、ここは比較的流れがいいので。
要は、成田経由で九十九里に行きました。
で、途中休憩を挟んで、着いたのが九十九里浜に車両を乗り入れることができるという、飯岡海岸。
砂浜に車両で入れるところは、SSTRで有名な石川県の千里浜なぎさドライブウェイがありますが、地元、千葉県にもあると聞いて、初めてやって来ました。
時刻は午前6時15分くらい。
ちょうど、海から朝日が差して、いい感じに綺麗だったんですが、さすがに砂浜の上でバイクは怖い。
二輪である以上、足を取られるとコケますからね。あと、車の轍が結構残っていて、そこに足を取られるとコケそうになります。
実際、かなり奥まで行けそうな感じだったんですが、途中で諦め、写真を撮って、退散。
サイドスタンドが砂で埋もれて、コケるのを防ぐため、千里浜でも使った鉄板を持ってきて、使用し、何とか倒さずに済みました。
ただ、砂で結構汚れることに。
続いて、九十九里有料道路。
ここは約17キロの道。
道の駅みたいな「海の駅九十九里」近くからスタートし、ひたすら真っすぐ。通行料金はバイクなら一律220円と安いです。
そういえば、10月から伊豆スカイラインの料金が大幅に値上がりし、全線走るとバイクなら580円だったのが、一気に900円になったとか。高すぎるので、こっちの方がいいです。
海沿いをただ走るだけの道ですが、晴れていて風も穏やかだったので、そういう時にバイクで走るには非常に快適な道。
一宮PAという、出口付近にある、九十九里有料道路で唯一のPAっぽいところに停車。一応、飲食施設があるんですが、朝早くて、別に空腹でもなかった(普段、あまり朝食を食べません)ので、ここは千葉県らしく、マックスコーヒーを飲みながら、海を眺めてまったりした時間を過ごします。
その後、さらに南下して、まずは勝浦市にある鵜原理想郷へ。
千葉県には「理想郷がある」と聞いて、やって来ました。
駐車場から歩くと、野趣に富んだ素掘りトンネルがいくつかあり、上ったり、下ったりしながら、岬から海を眺めて。
まあ、早い話が「自然公園」みたいなもので、ハイキングコースですね。
ただ、なんだかんだで日が出てきて、ライダースジャケットを着てると、暑かったです。
普段、運動不足なので、いい運動にはなりました。
それからさらに走り、「伊南房州通往還」という、超マニアックな海沿いの道に入ります。
ここは海と崖に囲まれた、細い道で、車ならすれ違いも困難な「酷道」と言っていい道。
確か国道128号の旧道扱いですが、ただ海を見ながら走れる絶景な道。
そして、以前、行きたかったけど、時間が遅くて行けなかった、南房総にある「畑2号・3号素掘りトンネル」へ。
行ってみたんですが、実際には2号はトンネル手前が倒木で塞がれ、出口も木で塞がれ、通り抜けできず。
仕方がないから戻って、3号に向かいます。
こちらはかろうじて通れるけど、その先が悪路すぎて、怖くなり引き返しました。
以前、群馬県でガレた道に行って、転倒して以来、さすがに慎重になりました。もっとも、こういう時、すぐにUターン出来る、小回りの利く250ccバイクだから出来ます。
大型バイクだとさすがにやりづらいので。
ようやく昼になり、せっかくなので、新しく出来た「道の駅グリーンファーム館山」へ。
グリーンファームの名前に恥じない、自然の物を生かした料理や食材が売ってました。
せっかくなので、白身魚フライバーガーと、高菜のおにぎり、千葉県産はっさくサイダーを買って、店内にある休憩スペースで食べました。
外で食べても良かったんですが、日差しが強くなり、暑くなってきたので。
この時点で、もうかなり走ってるんですが、午後は内陸へ。
たまに行く、久留里駅前に「久留里の名水」という、無料で水を汲める場所があり、そこで水を汲んで、家でコーヒーを飲むのに使ってるんですが。
せっかく水筒まで持参したのに、普段の10倍くらい混んでて、駐車場すらほとんど停められない有様。
まあ、仕方がないので、さっさと水だけ汲んで、退散。
本来はここで休憩するつもりだったんですが、あまりにも混みすぎて休憩どころじゃなく。だから土日は苦手なんですが。
仕方がないから、「道の駅たけゆらの里おおたき」に移動。
さすがにここら辺で、早朝出発の疲れが出てきて、睡魔が襲ってきました。
モンスターを飲みながら、休憩しつつ、日帰り温泉にでも行こうか、と考えますが、どこも混んでいるという情報が。
おまけに雨まで降ってきました。
雨宿りをしつつ、30分くらいは休憩。
もうどこに行っても混んでそうで嫌だったので、南房総に行く時に行くのを忘れていた、魚見塚展望台に行ってみます。
鴨川市にあり、海を見下ろす高台にあります。
着いた時は、午後4時台。
さすがに日が傾いてきて、人影がほとんどなく、その分、雄大な太平洋を見下ろすことが出来、絶景を独り占め状態。
なお、ここには「南京錠」をかけるスポットがあり、どちらかというとカップル向けな感じでしたが。
夕方、せっかくなので、南房総まで行って、カメラに夕日を映しながら、海岸線を走ります。
ちょうど、帰りの渋滞が始まった頃で、すでに南房総にはほとんど車がいなくなっており、夕暮れに包まれながら、動画撮影に成功。
結局、最南端の野島崎灯台まで行って、その後、高速道路を使い、館山から市原SAに移動。
晩飯に、勝浦タンタンメンを食べ、後はひたすら渋滞が引けるのを待ちます。
時間を潰してから、幕張PAに移動。時刻はすでに20時過ぎ。
最後に、砂と雨で汚れたので、24時間やってる、近所の洗車場に行って、軽く洗車して帰宅。
走行距離が550キロを超えてました。走行記録アプリを見ると、ほぼ千葉県一周のチーバくん状態。
とても1日で走る距離ではなく、さすがにヘロヘロに疲れました。
ちなみに、今回、自分のバイクの燃費がどれくらい持つか、に挑戦してみました。
いつもは余裕を持って早めに給油することが多いので。
約400キロで最初のランプが点灯。その後、さらに走ると、もう1段階ランプがつくんですが、近くに営業中のガソリンスタンドがあまりなかったこともあり、約410キロで給油。
ということは、粘れば430~450キロくらいで給油でもよくて、単純計算で、東京~仙台まで無給油で行けることに。
さすがに燃費が抜群にいいです。
ただ、高速道路でがんがん120キロ近く出したり、逆に渋滞して遅く走ると、当然燃費は悪くなります。
Vスト250SXは、時速70~80キロくらいで巡行すると、リッター45~50キロという驚異的な燃費を発揮します。
実に経済的な、いいバイクですね。
よく「250ccなんてパワーないから嫌だ」とか「大型じゃないとつまらない」とか言うバイク乗りがいますが(私の知り合いにいます)、私が知る限り、そういう奴に限って、イキって事故ってます。
別に「乗りたいバイクに乗ればいい」わけで、そもそも北海道を走るわけではない限り、別に250ccくらいあれば、十分だと個人的には思ってますし、250ccくらいが小回り効いてちょうどいいのです。
ということで、さすがに疲れ果てたので、帰宅。
次回は、平日に休みを取って、茨城県から栃木県に行き、日帰り温泉に入ります。
私、とにかく人混みも渋滞も苦手なので、平日のまったりした空気感の中で、空いている日帰り温泉に入ることに、「幸せ」を感じるのです。
最近、肩凝りと腰痛が再発してきたので、疲れを取るために、次回は日帰り温泉をはしごするかもしれません。
ついでに、夏休みに、台風のせいで、行けなかった、大洗の海鮮市場に行く予定。




