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バイクトーク  作者: 秋山如雪
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第141話 日本史ライダー、史跡巡り。静岡県編

 茨城県と来て、次は北関東に行くだろうと予想された方。

 すみません。実は栃木県と群馬県はあまり行かなくて、詳しくないので。


 まあ、気が向いたら書くかもしれません。


 実はむしろ静岡県の方がよく行きます。もっとも、首都圏在住のため、東西に長い静岡県の「東側」に行くことが多いのですが。


天城あまぎ隧道(ずいどう)(旧天城トンネル)(伊豆市)

 隧道というのは、トンネルの昔の言い方です。

 ここは、石川さゆりの名曲「天城越え」でも有名なところ。昔は、天城峠を越えるのが大変で、交通の難所だったのですが、1905年(明治38年)にこの天城山隧道が開通したことで、往来が盛んになりました。


 作家、川端康成の「伊豆の踊子おどりこ」や松本清張の「天城越え」でも有名。

 なお、現在は国道414号がメインルートになっており、この天城山隧道があるところは、狭い旧道になっています(一応どちらも国道414号ですが)。


②富士山本宮浅間(せんげん)大社(富士宮ふじのみや市)

 全国に多数ある「浅間神社」の総本社と言われる大きな神社。浅間神社は、いわゆる富士山信仰によって生まれた神社で、今でも多くの登山家の崇拝を受けているそうです。


 富士山をご神体ならぬご神体山として祀り、本宮と奥宮に分かれています。本宮の本殿は徳川家康による造営で、「浅間造」という独特の神社建築様式であり、国の重要文化財に指定されています。


 漫画「ゆるキャン」にも登場し、源頼朝の流鏑馬やぶさめの騎馬像があります。実際に、毎年5月には流鏑馬が行われます。


宇津ノ谷(うつのや)の集落(静岡市)

 現在は国道1号の岡部バイパスの脇にひっそりと佇む、昔ながらの集落です。確か昔「ブラタモリ」にも登場しました。


 風情ある石畳の道が続く宇津ノ谷峠を中心にした町。市は2008年10月に「景観計画重点地区」に指定しています。


 ここには「明治のトンネル」、「大正のトンネル」、「昭和のトンネル」、「平成のトンネル」と4つの時代ごとのトンネルがあり、一見の価値があります。

 実際に、近くの道の駅にバイクを停めて歩いて回りました。


御前崎おまえざき灯台(御前崎市)

 漫画「ゆるキャン」にも登場。確か実写ドラマでもリンがこの周辺をバイクで走る映像がありましたが、実際に海沿いの道を走ると快適です。


 ちなみに、御前崎灯台自体は1872年(明治5年)に、「灯台の父」と呼ばれたイギリス人のお雇い外国人、リチャード・ヘンリー・ブラントンの指導のもとに工事が開始され、1874年(明治7年)5月1日に点灯を開始したのですが、太平洋戦争中に、艦載機と艦砲射撃によってレンズや灯器が破壊され、戦後、復旧工事を行っており、現在は建設当初のレンガ造の灯塔を保ったまま美しい灯台に復元されています。


 元々、古くからこの遠州(なだ)は航海の難所でこの沖の岩礁で座礁、難破する船が多かったらしく、1635年(寛永12年)、現在御前埼灯台がある場所に高さ2.8m、3.6m四方の見尾火灯明台という、灯台の元となった建物があったそうです。


⑤スズキ歴史館(浜松市)

 スズキ乗りとしては欠かせない場所。

 ということで、元々はホンダ乗りだった私が、スズキのバイクに乗り換えてすぐに行ったのがここでした。


 一応、インターネットから予約して行けますが、基本的に無料。


 そして、本当に無料でいいのか、というくらい新旧様々なスズキのバイク、乗用車が展示されています。


 スズキの歴史自体を学べる施設で、有名なスズキの湯飲みも売ってます。

 ちなみに、毎年このスズキ歴史館近くのスズキ本社で行われる、Vストロームミーティングに参加しているので、その時に予約なしで入れます。


 すでに過去3回くらい行きました。


・番外編 富士山

 富士山はもはやそれ自体が「一大観光地」と化しており、近年は外国人が殺到して色々と問題になってますが。静岡県と言えば、富士山。

 県内の色々なところから富士山が見えます。


 ちなみに、山梨県側から見る富士山と、静岡県側から見る富士山はまた別。

 昔から山梨県と静岡県による「富士山論争」があったほど。


 この富士山という超強力な観光地を持っているだけで、静岡県は強い。

 富士山カレーとか、富士山の天然水とか、何でも富士山つければ商品になります。


 私のオススメは、伊豆半島にある、だるま山高原レストハウスから見る、秋から冬の富士山。晴れてると見事です。


 ということで、他にもありますが、静岡県編。


 静岡県は一年中暖かくて、路面凍結の心配がないのが、北国出身としては嬉しくて、よく冬に行くことが多いです。


 静岡県でも北のオクシズ(奥静岡)と呼ばれるエリアに行けば、冬でも凍結の心配がありますが、海沿いは暖かいので。


 特に伊豆半島の海沿いは、冬でもバイクで走れるので、冬になると行くことが多いのです。

 今回、紹介しなかったですが、西伊豆辺りは、真冬でも快適で、南伊豆まで行くと、冬でもキャンプが出来ます。


 実際に、ほとんど暖房器具を持たず、南伊豆で1月にキャンプしたことがありますが、快適でした。

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