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バイクトーク  作者: 秋山如雪
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第134話 日本史ライダー、史跡巡り。茨城県編

 首都圏が終わったので、北関東に。


 よく行く県、茨城県編です。

 実は茨城県というのは、古来より非常に肥沃な大地があり、豊かな地域だったのです。


鹿島かしま神宮(鹿嶋市)

 千葉県編で紹介した「香取神宮」と並び、「武の神」が宿る、大きな神社。


 祭神は、日本神話で大国主おおくにぬしの国譲りの際に活躍する武甕槌神タケミカヅチ(建御雷神とも)のため、香取神宮同様、今でも武道関係者からの尊崇を集めています。


 建てられたのは、神武天皇の頃と言われるので、ほとんど伝説的に古い神社。


 有名なのは、戦国時代に塚原つかはら卜伝ぼくでんという、新当流の剣豪が、この鹿島神宮の神官の一族だったというところ。


 また、最近ではアニメ「すずめの戸締まり」に登場した「要石かなめいし」がここにあることでも有名に。


 過去、2回くらい行きました。


大洗おおあらい磯前(いそさき)神社(大洗町)

 アニメ「ガールズ&パンツァー」にも登場。


 東に太平洋を臨む大洗海岸の丘の上に社殿が鎮座しています。祭神が降臨したと伝えられる磯に、波を受けながら建つ「神磯かみいその鳥居」が、海の上に浮かんでおり、大洗町の象徴となっており、初日の出でも有名です。


 祭神は、大己貴命おおなむちのみことと言われています。


筑波山つくばさん(つくば市)

 茨城県を代表する山。


 標高871mで、関東平野には周囲に大きな山がないことから、周囲から目立ち、晴れている時にはよく目立つ山です。


 古代、「万葉集」に富士山と並んでうたわれたほどの名山で、富士山と対比して「西の富士、東の筑波」と称され、日本百名山、日本百景の一つ。


 ただし、かつてローリング族が暴れた名残で、今でもバイクでは行きづらく、麓から厳重な二輪規制が行われています。


 バイクでは、筑波スカイライン駐車場まではかろうじて行けます。


④筑波海軍航空隊記念館(笠間かさま市)

 確か、映画「永遠の0」の舞台にもなってたはず。

 太平洋戦争の頃、この辺りには、海軍航空隊の基地があり、現存する海軍航空隊司令部庁舎内を、関連資料の展示と共に公開しています。


 ここは、保存状態もよく、一見の価値があります。


 実際にバイクで行きました。

 零戦は置いてないけど、興味深いところ。


予科練よかれん平和記念館(阿見あみ町)

 予科練というのは、大日本帝国海軍における航空兵養成制度の一つ。志願制の言わば、航空機パイロットの卵。


 ここは2010年に開業した、比較的新しい博物館で、予科練のこと、特攻隊のことを展示してあります。


 また敷地には、零銭21型を復元したレプリカがあったり、「人間爆弾」と言われた桜花があったりします。


 そして、注目すべきは、雄翔ゆうしょう館(予科練記念館)。すぐ隣に陸上自衛隊土浦駐屯地があり、敷地内には戦車が置かれてあったり、貴重な展示物があったりと興味深いところです。


小田おだ城跡(つくば市)

 最近、戦国マニア界隈で有名な「戦国時代最弱の大名」、小田氏治(うじはる)の本拠地として有名。

 城跡と言っても、天守閣はもちろん、建物の跡もほとんど残っておらず、掘の跡や土塁、曲輪くるわの跡が残っている程度。


 小田城は、鎌倉時代から戦国時代まで小田氏の居城で、その始まりは小田氏の祖・八田はった知家ともいえが文治元年(1185年)に常陸ひたち国守護に任命されて当地に移って居館を構えたことによると言われています。


 ちなみに、戦国時代に小田氏治が何度も奪還され、奪い返した激戦の地ですが、当時、小田城の近くまで霞ヶ浦の低湿地が広がっていたとされ、湿地や桜川を通じた水運で、近くの藤沢城、土浦城と連絡が取れていたとも考えられています。


 また、平城で何度も落城と奪還を繰り返していることから、防御に難のある城と言われていますが、発掘調査の結果では水堀は底が障子掘しょうじぼりとなっていたり、本丸の三方の虎口こぐちには馬出うまだしが設けられていたり、それなりに防御に気を遣っている城だそうです。


 ということで、茨城県編。

 完全に私の趣味に偏ってますね。


 何しろ、茨城県の観光名所、偕楽園かいらくえんすら入っていません。

 私は、あまりにも有名すぎて、混みまくる観光名所って、苦手で、滅多に行かないのです。

 むしろ、マニアックな穴場的なところを好むので。

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