第126話 日本史ライダー、史跡巡り。東京都編
第2弾。
東京都は史跡はいっぱいありますが、交通手段が発達してるので、バイクで行くより、ほとんど電車で行った方が便利なので、ここで取り上げる場所の大半は、電車で行ったところです。
郊外だけはバイクで行きました。
①皇居(千代田区)
ご存じ、東京の中心部。旧江戸城。二重橋、桜田門、楠木正成の銅像など、見どころは多いです。
皇居は、もちろん天皇一家がお住まいのため、見学できるところは限られます。そして、その性質上、簡単に自然を壊せないため、実は都内でも有数の自然が残っているスポット。
最近は、外国人観光客や皇居ランナーの姿が多いですが。
②浅草寺・雷門(台東区)
東京の下町にして、最も有名な観光地の一つですが。まあ、正直ここは「人が多すぎる」という問題がありまして。
ただでさえ多いのに、最近は外国人だらけ。
歩きにくいくらい人がいるので、私は昔、行ったきり近づかなくなりました。
その意味では、深夜にバイクで行くのがオススメです。
確か夜もライトアップされてたはず。
ちなみに、雷門は正式名称を「風雷神門」といい、天慶5年(942年)に建てられたという伝承があるそうです。現在の雷門は、寛永12年(1635年)に建てられたとも言われています。
③上野恩賜公園(台東区)
通称「上野公園」。約53haの広さを持つ、広大な公園で、美術館や博物館が点在。春には桜が咲き誇る、桜の名所。
上野公園は、明治6年(1873年)に日本初の公園に指定されています。
歴史的に見れば、徳川将軍家の菩提寺である寛永寺があり、幕末には旧幕府軍の彰義隊が立て籠もって、上野戦争と呼ばれる争いが起きています。
その上野戦争の遺構が残っています。
有名な「こち亀」などにも登場してますが、実は有名なゲーム「サクラ大戦」の最初に登場したのがこの上野公園。
バイクは、上野駅前に駐輪場があります。
④明治神宮(渋谷区)
明治天皇を祭った神社で、大正9年(1920年)に創建されてます。国内外から数多くの観光客が見学に来るのと、元旦の初詣の混雑具合が有名で、例年の参拝者数が全
国1位。
ここは広大な敷地に、様々な社殿があり、実は古い歴史的建造物が好きな人なら見どころがある場所。
⑤八王子城跡(八王子市)
今回、唯一、バイクで行くべき場所。八王子市は、東京都の郊外、23区外の多摩地域の端っこ。隣はもう山梨県というところ。
そして、ここには戦国時代の悲劇があります。
元々は、北条氏康の三男、氏照が築いた城で、北条氏の本拠である小田原城の支城という扱いでした。
ここが有名になったのは、皮肉なことに落城の時。
天正18年(1590年)6月23日 、八王子城は天下統一を進める豊臣秀吉の軍勢に加わった上杉景勝、前田利家、真田昌幸らの部隊、約1万5千人に攻められたのですが。
実はこの時、城主の氏照は本拠地の小田原城に行っていて不在。
残っていたのは、わずかな重臣と女・子供の約3000人のみ。
両軍とも多数の死傷者を出す激戦となりましたが、日暮れまでに城は陥落し、氏照正室の比左をはじめとする城内の婦女子は自刃、あるいは御主殿の滝に身を投げて亡くなったと言われており、今もその御主殿の滝が残っており、心霊スポットになってます。
一説には、毎年落城した6月23日には霊が戻ってくるため、近隣の住民は八王子城には近づかないそうです。
実際に行ってみると、結構な山城で、標高460mもあり、上まで登るのに登山と同じ状態になります。
現在は廓と堀の跡くらいしか残ってませんが、ある種、独特の雰囲気がある城です。
夜は絶対行かない方がいいと思いますが。
ということで、東京都編でした。
八王子以外はほとんどバイクでは行ってませんが。
東京都は、意外と東西に長いので、西の方に行くと、バイクでも走りやすくなります。
あと、行ったことないですが、島嶼部(伊豆大島、小笠原諸島など)まで行けば、バイクでは走りやすいですが。
それ以外のいわゆる「都内」は、信号機だらけ、渋滞だらけでバイクでは走りにくいですからね。




