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バイクトーク  作者: 秋山如雪
126/157

第126話 日本史ライダー、史跡巡り。東京都編

 第2弾。


 東京都は史跡はいっぱいありますが、交通手段が発達してるので、バイクで行くより、ほとんど電車で行った方が便利なので、ここで取り上げる場所の大半は、電車で行ったところです。

 郊外だけはバイクで行きました。


①皇居(千代田区)

 ご存じ、東京の中心部。旧江戸城。二重橋、桜田門、楠木正成の銅像など、見どころは多いです。

 皇居は、もちろん天皇一家がお住まいのため、見学できるところは限られます。そして、その性質上、簡単に自然を壊せないため、実は都内でも有数の自然が残っているスポット。

 最近は、外国人観光客や皇居ランナーの姿が多いですが。


浅草寺せんそうじ・雷門(台東区)

 東京の下町にして、最も有名な観光地の一つですが。まあ、正直ここは「人が多すぎる」という問題がありまして。

 ただでさえ多いのに、最近は外国人だらけ。


 歩きにくいくらい人がいるので、私は昔、行ったきり近づかなくなりました。

 その意味では、深夜にバイクで行くのがオススメです。

 確か夜もライトアップされてたはず。


 ちなみに、雷門は正式名称を「風雷神門ふうらいじんもん」といい、天慶5年(942年)に建てられたという伝承があるそうです。現在の雷門は、寛永12年(1635年)に建てられたとも言われています。


③上野恩賜(おんし)公園(台東区)

 通称「上野公園」。約53haの広さを持つ、広大な公園で、美術館や博物館が点在。春には桜が咲き誇る、桜の名所。


 上野公園は、明治6年(1873年)に日本初の公園に指定されています。

 歴史的に見れば、徳川将軍家の菩提寺である寛永かんえい寺があり、幕末には旧幕府軍の彰義しょうぎ隊が立て籠もって、上野戦争と呼ばれる争いが起きています。

 その上野戦争の遺構が残っています。


 有名な「こち亀」などにも登場してますが、実は有名なゲーム「サクラ大戦」の最初に登場したのがこの上野公園。

 バイクは、上野駅前に駐輪場があります。


④明治神宮(渋谷区)

 明治天皇を祭った神社で、大正9年(1920年)に創建されてます。国内外から数多くの観光客が見学に来るのと、元旦の初詣の混雑具合が有名で、例年の参拝者数が全

国1位。

 ここは広大な敷地に、様々な社殿があり、実は古い歴史的建造物が好きな人なら見どころがある場所。


⑤八王子城跡(八王子市)

 今回、唯一、バイクで行くべき場所。八王子市は、東京都の郊外、23区外の多摩地域の端っこ。隣はもう山梨県というところ。

 そして、ここには戦国時代の悲劇があります。

 元々は、北条氏康(うじやす)の三男、氏照うじてるが築いた城で、北条氏の本拠である小田原城の支城という扱いでした。


 ここが有名になったのは、皮肉なことに落城の時。

 天正18年(1590年)6月23日 、八王子城は天下統一を進める豊臣秀吉の軍勢に加わった上杉景勝、前田利家、真田昌幸らの部隊、約1万5千人に攻められたのですが。

 実はこの時、城主の氏照は本拠地の小田原城に行っていて不在。

 残っていたのは、わずかな重臣と女・子供の約3000人のみ。


 両軍とも多数の死傷者を出す激戦となりましたが、日暮れまでに城は陥落し、氏照正室の比左ひさをはじめとする城内の婦女子は自刃、あるいは御主殿ごしゅでんの滝に身を投げて亡くなったと言われており、今もその御主殿の滝が残っており、心霊スポットになってます。


 一説には、毎年落城した6月23日には霊が戻ってくるため、近隣の住民は八王子城には近づかないそうです。


 実際に行ってみると、結構な山城で、標高460mもあり、上まで登るのに登山と同じ状態になります。

 現在は廓と堀の跡くらいしか残ってませんが、ある種、独特の雰囲気がある城です。

 夜は絶対行かない方がいいと思いますが。


 ということで、東京都編でした。

 八王子以外はほとんどバイクでは行ってませんが。


 東京都は、意外と東西に長いので、西の方に行くと、バイクでも走りやすくなります。

 あと、行ったことないですが、島嶼部とうしょぶ(伊豆大島、小笠原諸島など)まで行けば、バイクでは走りやすいですが。

 それ以外のいわゆる「都内」は、信号機だらけ、渋滞だらけでバイクでは走りにくいですからね。

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