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遺したい気持ち  作者: bashi
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これまでを振り返って

僕が小説を書かなくなってから、早いものでもう一年半が経っていた。僕は苦しかった前職を退職し、アルバイトや資格勉強をしていたが、前に進めたと思っても、今はまた袋小路に陥ってしまった…


また友達と再開をした。色々あった。僕はバカだった。再開しても、もう昔には戻れないかもしれない。友達は真っ直ぐに進むべき目標をしっかりと定め、歩みを進めている。


僕はといえば全然ダメだ。頑張っているつもりでも、人から見れば頑張っていない。おまけに不器用である。未来に対して常に不安をもち、明るい未来を思い描けなければ、切り開いて行ける勇気も自信もない…


もう25年も生きれば十分ではないか?最近はいつも思案する。年金も不安だ。仕事も不安定だ。女性は苦手であるし、両親の仲は悪く、おまけに父は外面は良いが、家では暗に父により偏差値の低い大学に行った僕や母を小馬鹿にした態度をとり、しかも全然家族に関心を示してくれなかった。しかし、そんな父の癖などを自分では気付かなくても受け継いでしまっているであろう自分に嫌気がさすし、自分が父親になっても、その子供を僕と同じ気持ちにさせるのは申し訳ないため、結婚する気もない。友達も少なく、その友達も結婚してしまえば、頻繁には会えなくなる。であるならば、もう人生の目標もなければ楽しみもないのである。それを人生100年と思い、長生きしようと思っても、中々難しいと思う。


自殺。もう小学生の頃からその願望が生まれては消えていったが、最近は益々希死感情が湧いてくるのである。また仕事についても常にストレスと不安に苛まれ、暗い未来しか連想できない。自分は馬鹿で不器用で根暗で親戚の恥さらしであるため、今でも周りに迷惑をかけている。そのあらゆる事柄を解決する策はまさしく`自殺´であろう。首吊りであれば誰かを巻き込むことはない。確かに迷惑をかけるが、死んでしまえばもう二度と他人に迷惑を掛けなくても済むのである。それか、欲を云えば安楽死制度を導入してもらいたい。人道的な視点も確かに分かるが、この制度があれば自分の意思で自由に人生の終わりを決められる。僕は他人には薦めたくはないが、このような制度があればといつも思うのである。


話は少し脱線したが、このような暗雲が心に疼くのである。今の時代は若くても遅すぎるということがあるのだ。僕はもう遅すぎる。取り返せなどはしない。生きていても人の迷惑になるだけだ。最後に、自殺こそが救いだ…死にたい…

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