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遺したい気持ち  作者: bashi
7/26

ドロップアウト

もし自分の体はそのままで魂だけ入れ替わっていたと仮定する。さらに、入れ替わった後、僕の魂は完全に消滅していてたとも仮定する。もう既に僕の魂は消滅していて、別の魂が僕の体に入っている。つまり僕の人格、魂は消滅していて実質的には死んでいる。しかし、僕の体は別の魂によって動いているのだから、誰も僕が死んだとは気付かない。


つまり僕が死んでいても家族、友達は既に僕が死んでいても悲しむことはないのだ。だって僕の体は存在し、入れ替わった魂が僕の体に入り、日常生活を送っている。さらに、僕と入れ替わった魂が僕より優しく、優秀で仕事も良くできたのなら、それをみた友達、家族にとってプラスになる。


僕が居なくなっても誰も気付かないのであれば、本望だ。誰も傷つけることもなく、悲しむことはないのだ。だって入れ替わった後も外見の僕は生活しているわけなのだから。


そんな風にこの世から消え去りたい。居なくなりたい。


でも、自分が死んだのに気付かれないのは何だか淋しい。泣いてくれないのは何だか淋しい。


こういう気持ちも心の中にある。誰にも迷惑をかけず、悲しませることもなく消え去りたい考えと、死んだことに気付いて家族、友人に泣いてほしいと言う考えが対立している。


死んだときに、泣いてもらうためには努力をしなければならない。優しくなければならない。優秀でなければならない。いつもそう思う。


それができないのであれば、気付かれること無くこの世を去るのが正しい・・・。


しかし、現実には自殺をしたりすると絶対に気付かれる。僕の心は混沌・・・。


何も生み出さず、惰性の人間が、バカな心で綴る駄文。意気地なし・・・。

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