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遺したい気持ち  作者: bashi
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僕の人間性

何も思い浮かばない。空はあんなに蒼いのに、陽気はとてもうららかなのに、僕の心は曇り空。心は寒々しい。


アイディアも浮かばない。意欲も湧き起こらない。それなのに不安ばかりが沸き起こる。


これからのこと、先が見えずただ暗闇を突き進んでいるようだ。こんな芸術も分からない男に、良い作品が書けるのだろうか。いや、書けるわけがない。


後悔ばかり散らばっている。僕の人生。望みばかりの人生。人を傷つけるだけの人生。罪を重ねるだけの人生。失敗ばかりの人生。迷惑をかけまくった人生。やった後悔。やらなかった後悔。


人に見せるのも恥ずかしい。こんな人生。


もう大人になった。しかし、思いやりの乏しいこの僕。想像力の欠片もない僕。それが周りを傷つける。尊厳を踏みつける。


一体僕の家族、親戚、友人、会社の人は、僕と出会わなかったら、どうなったんだろう?


きっともっと良い人生を送れたに違いない。もっと明るく生きられたに違いない。父さんももっと誇らしく思うだろう。家には最悪の人間などいないと。母も苦労しなかったろう。姉ちゃんも恐怖に怯えなかったろう。親戚の人達も、肩が軽くなったろう。友だちも、もっと明るくなったろう。友だちももっとできただろう。会社のお金も使わせることはなかったろう。迷惑を掛けることもなかったろう。


こんな僕は、歴代の独裁者、凶悪犯罪者、虐殺の指導者。これらの人よりも悪質であると気づく。


僕が今まで傷つけた人、迷惑を掛けた人たち。ごめんなさい!


僕が出来ることは、申し訳ないけど少ないです。ですが、真っ直ぐ生きてください。夢をあきらめないでください。努力は無駄ではありません。誇りを持ってください。僕のことなど忘れてください。


あんな男、仕返しする価値もない。気に掛けるのも馬鹿馬鹿しい。そんな奴いたっけ?覚えてないなあ。僕が出会ってきた皆さんにとって、そんな存在になれたら、やっと僕も人間らしくなれる気がします。


僕は、薄っぺらい人間です。頭も悪いし、性格も最悪です。いつも自分本位に生きています。人の足ばかり引っ張ります。甲斐性なしです。


読者の皆様方も、僕がこんな人間だと理解して頂けたら幸いです。おこがましいかぎりではありますが。


生まれて来てすいません。いつも胸に響かせながら・・・。



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