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遺したい気持ち  作者: bashi
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週末の寒い朝に

1週間が終わる。色々あった。


仕事が続いた。残業もあった。いつもより多くミスをしてしまった。


1度注意されると、調子が狂ってしまう。しかし、昔は職人気質で教えてもくれなかった時代よりは遥かにましだ。


注意され、怒られているうちが華だ。よく言われる。よく分かってる。教えるのは凄く大変だ。その上激怒しないで諭すということは、非常に根気がいる。ありがたいものであるのに・・・。


自分は至らない。実感する。しかし、自分から覚えようとしているだろうか?人の作業をこっそり見て、作業、部品を覚える。それが中々できない。いや、していないだけであろうか?


自分の作業で精一杯の状況の中、人の作業を見るのは難しい。しかし、やらないといけないのだ。


やるべきことをやらないといけない。できないのであれば、会社で働く資格はない。お金をもらう資格はない。そして、お金がなくなり税金が払えないのなら、日本で生活する資格がない・・・。


こんな不文律が日本にはあるように感じる。


そしたら、僕の生存は怪しい。曖昧でフラフラしている自分の命の灯火は、消えかかっている。


自分よりもっと大変な仕事をしている立派な人が沢山いる。人に迷惑をかけない人も沢山いる。


そういう人たちに、生存権を譲ろうか・・・。自分が得たお金を譲渡しようか・・・。


そういった思いが駆け巡っている。


僕は、心に欠けたところがある。人を傷つける。衝動的に怒りが湧く。実行する。無意識に人を否定する。


自分では人の努力を否定する言動をした記憶がない。しかし、無意識に、心の奥に潜む

深い闇がそうさせているのかもしれない。


仕事の中休みで、ふとこうした思いが胸をよぎった。


仕事が順調だと思うときも、失敗したと思うときも、自分の闇が這い出てくる。


こんなボクが、日本に生まれて、スミマセン・・・。

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