幕間 森の国にて 8
鈴木結衣視点。最後におまけの話。
どうしてみんな覚えていないんだろう?
あの事故の瞬間を。
どうして私だけ覚えているんだろう?
あの死の瞬間を。
私、鈴木結衣はすべてを覚えていた。
バスが崖から転落する時の絶望感も、ぐちゃぐちゃになった車内も、そして、血塗れで死んでいた一条先生も。
あの日、修学旅行の帰りのバスで、少しバスに酔った私は、一番前の席に座っていた。
一番前の席には、担任と副担任が並んで座っていたから、前に移動する事で一条先生と並んで座れるかもしれないと、少し期待していた。
けれど、一条先生はあっさりと席を立ち、私に譲ってから、補助席を出してしまった。
隣といえば隣だけど、ちょっと遠い。
そのことを不満に思いながら先生の方を見ると、先生の向こうに綺麗な黒髪が見えた。
黒髪の主、神楽さんと先生は何か話をしているみたいだ。
小声で話しているので、聞き取ることはできなかった。
ただ、先生が珍しく笑顔なのは、はっきりとわかって、ずきっと胸が痛んだ。
私に、先生があんな笑顔を向けてくれたことはない。
私に向けられるのは、教師としての真面目な顔か、少し困ったような顔かどちらかだけだ。
生徒に恋愛感情を向けられる事を、一条先生はとても嫌がると噂になっていたから、私が先生に向ける感情は、迷惑でしかないのだと思う。
私が神楽さんくらい綺麗だったら、先生は私を見てくれたんだろうか?
お姉ちゃんは可愛いって言ってくれるけど、自分の容姿が十人並みだってことは、よくわかってる。
取り立てて目立つわけでもない、どこにでもいそうな女の子が私で、どこにいても目を惹くのが神楽さんだ。
せめて、神楽さんくらいスタイルがよければ、先生は少しは私を気にしてくれた?
背は普通、太ってはいないけど胸もない私と比べて、神楽さんはスタイルもいい。
体育の時、更衣室で着替えたりする時に見たことがあるけれど、羨ましいくらいほっそりとしているのに、胸も大きい。
色も白くて、同性でも見惚れてしまうほどに綺麗だ。
神楽さんくらい優しければ、先生は私を好きになってくれたのかな?
神楽さんのことをお高く止まってるって言う人もいるけど、誰にでも分け隔てなく優しいのを、私は知ってる。
困っている人がいたら、さり気なく手助けするし、面倒見のいい人だというのも知ってる。
何より、先生の過去の彼女達と、神楽さんが同じタイプなのを、私は知っていた。
私のお姉ちゃんは、一条先生と歳が同じで、高校と大学も一緒だった。
ただ、高校で同じクラスになったことはないし、大学も専攻が違っていたから、お姉ちゃんが一方的に知っているだけで、先生はお姉ちゃんを知らない。
学生時代から先生はもてていて、かっこいいのでも有名だったらしく、私が隠し撮りした先生の写真を見て、お姉ちゃんはすぐに気がついた。
高校時代や大学時代に出回っていた写真を見せてもらったけど、当時の先生はプラチナブロンドで、それがとてもよく似合っていた。
今の髪色はわざわざ地味な色に染めているのだと、学校内で知っているのは私だけだと思う。
私の気持ちを知ったお姉ちゃんは、本気になるのはお勧めしないって言った。
先生の好みのタイプと私が違っている事も理由の一つだったけれど、一番の理由は、私が先生の生徒だからだ。
見た目は派手なのに、先生は凄く真面目でプライドが高い人だから、教師という職業を選んだ以上、絶対に生徒を恋愛対象にしないって、お姉ちゃんは言った。
告白するなら卒業してからの方がいいし、在学中は、恋愛感情を持っていることを隠し切るくらいの気持ちじゃないと、敬遠されてしまうだろうとも。
でも、お姉ちゃんに忠告されたくらいで、好きな気持ちを抑えることはできなかった。
先生はとても人気があるから、他の子達が先生と親しくなろうとしているのに、ただ見てるだけじゃ嫌だった。
しばらくたって、漸くお姉ちゃんの忠告が正しかったのだと理解した時には、先生はもう、私を遠ざけるようになっていた。
担任の教師としての、必要最低限のやりとりしかしてくれなかった。
だから、本当は知ってる。
先生が神楽さんに笑顔を向けるのは、神楽さんが先生に対して、恋愛感情を持っていないか、持っていてもそれを表に出すことがないからだって。
私はお姉ちゃんという最大の味方がいたのに、やり方を間違ってしまったんだ。
だから先生は、あの事故の瞬間、右隣の私でなく、左隣の神楽さんを庇ったんだろう。
どうして私だけ、覚えているのだろう?
大好きな先生が死んだ姿を。
そして、先生の腕の中に庇われるようにして、神楽さんが死んでいた姿を。
強烈な嫉妬の念を抱きながら、死んでしまった私は愚かだ。
だから、あの白い空間で、先生と神楽さんが同じパーティになるのだけは、必死に阻止した。
混乱して怖かったのは本当だけど、泣き喚いて先生を引き止めた。
先生が仕切ってパーティを組まされたら、私は絶対に遠ざけられるとわかっていたから、必死だった。
先生と一緒にいたかった。
先生と神楽さんを引き離したかった。
離れ離れになってしまえば、先生が私を見てくれる可能性だって、あるんじゃないかと思った。
だって、異世界なら、もう教師と生徒じゃない。
生徒じゃなくなった私なら、もしかしたら好きになってもらえるかもしれない。
そう思った。
見てみれば、女子だけのパーティは一つもなかった。
男女混合となると、神楽さんをパーティに入れたがる女子はまずいない。
家庭科の授業で、クラスの女子は神楽さんが家事万能なのを知っている。
だから、一緒にいたら助かるのはわかるけれど、それ以上にデメリットもある。
綺麗でスタイルが良くて性格も良くて、家事万能な神楽さんと一緒にいたら、どう考えても比べられてしまう。
彼氏や好きな男子とパーティを組めた人が、神楽さんをパーティに入れたがるわけがない。
男子だけのパーティに彼女が入るわけもなくて、結局、神楽さんが一人になってしまった。
それを気の毒だとは思うけれど、仕方のないことだとも思う。
半年近く同じクラスなのに、友達を作れていない神楽さんにも問題がある。
先生が彼女を気にかけて、言葉を掛けているのを見たら、ほんの少し残っていた気の毒だという思いも、簡単に消えてしまった。
愚かな私は、気がつかなかった。
神楽さんを一人にしたことで、先生が完全に手の届かない人になってしまったことに。
そして私は、先生の心に神楽さんが住み着いてしまった事に気づかないまま、愚かな行為を繰り返し、失敗を重ねた。
『俺が処女で嬉しいと思うのは、過去も未来も独占したい特別な女だけだ』
先生が一人で旅立つ事を計画していると知って、一度だけでいいから抱いて欲しいと、部屋に呼び出した先生に迫った。
初めての相手は先生がいいからと、一度だけでいいからと抱き縋った。
けれど、厳しい言葉で拒絶された。
その言葉で、私じゃダメなんだと、私は特別な相手になれないんだと、思い知らされた。
先生の特別は神楽さんで、最低でも彼女を探し当てるまで、それは絶対に変わらない。
先生と神楽さんを離れ離れにした事で、先生の中で神楽さんは特別な人になってしまった。
何て愚かなんだろう。
神楽さんは生徒だからと、ぎりぎりで戒めていたに違いない先生の心の枷を、壊したのは多分私だ。
私が妊娠したがっていることに、先生は気づいていたと思う。
私達がいる森の国はエルフの国で、エルフは妊娠し辛い種族なので、子供を授かりやすくするための薬の研究が盛んだった。
私はその薬を手に入れて、先生が来る前に服用していた。
たった一度だけでも抱いてもらって、子供ができれば、先生を引き止められるんじゃないかと思った。
それ以外にはもう、先生を引きとめる方法はないと思った。
冷静になってみれば、先生の気持ちも、できるかもしれない子供のことも、すべてを無視した最低の行為なのに、その時の私は必死で、気がつかなかった。
毎晩のように見る、あの事故の時の夢に嫉妬心を煽られて、神楽さんのところへ先生を行かせたくないとしか、考えられなくなっていた。
それが完全な亀裂になった。
宿で暮らすのは不経済だからと、先生は私と雪城さんを、貴族のユリアさんの家に預けた。
ユリアさんの家では、離れを自由に使えるようにしてくれていたけれど、私は抜け殻のように何をすることもできなかった。
こちらの世界では珍しいらしいシフォンケーキを作れるようになったのに、一人で仕事をすることは怖かった。
最初は恋敵だと思っていたけれど、ユリアさんはとても優しい人で、すぐに打ち解けられた。
お菓子を作る仕事をするのなら、ユリアさんが手伝ってくれると、お菓子を作る以外のことは引き受けてくれるとまで言ってくれたけれど、一人で仕事をできるようになったら、すぐに先生が旅立ってしまいそうで、部屋に篭ってばかりだった。
「トモミは明日の早朝に旅立つそうよ? お別れをしなくていいの?」
先生が明日には旅立つと、昼に訪ねてきてくれたみんなに聞いて、部屋に引き篭もっていると、ユリアさんが離れにやってきた。
ユリアさんがこうして私を訪ねてくることは、よくあることで、ユリアさんはいつも優しい。
この屋敷の人も、居候で何の役にも立たない私に、とても親切にしてくれる。
「合わせる顔がありません。私、先生には色々と迷惑を掛けて、酷い事をしました」
雪で4ヶ月も閉ざされると知っていたのに、無理やり風邪を引いて、神楽さんを探しに行きたがっていた先生を、森の国から出られなくした。
我侭も無理もたくさん言ったし、妊娠を盾に迫る為に、誘惑までした。
遠ざけられて当然だし、逢えないまま離れ離れになるのは、仕方のないことだと思った。
「そうかしら? 何をしたのかは聞いていないけれど、ユイがした事なんて、トモミは気にしてないと思うわ。だって、あなた達をこの家に預ける時、『俺の生徒達をよろしく頼みます』って、頭を下げていったもの。それにね……」
何を思い出したのか、ユリアさんはおかしそうに含み笑った。
黙ったまま、ユリアさんを見つめて、続けられる言葉を待つ。
「私、一度、トモミを押し倒そうとしたのよね。あなたの子供が欲しいから、抱いて欲しいって。しっかり妊娠する気で薬も飲んでいたし、トモミのお酒にも軽い興奮剤を混ぜておいたのだけど、きっぱり拒否されちゃったわ。しかも、言う事が酷いのよ? 『今抱いたら、間違いなく違う女の事を思い浮かべて、そいつの名前を呼ぶ。君に好意を持っているから、惚れた女の代わりにしたくない』って。そんな事を言われたら、引くしかないわよね。いなくなるのはわかってたけれど、だからって修復できないほどに関係を壊したくはなかったもの」
私と似たようなことを、ユリアさんがしていたのだと知って驚いてしまった。
こんなに素敵なユリアさんが相手でもダメなんだ。
私だからダメだったんじゃなくて、やっぱり神楽さんじゃないからダメなのか。
気づいていたけれど、再度思い知らされた。
そしたら、もやもやとしていた気持ちが、少し落ち着いた気がした。
「子供はやれないけれど、俺の大事な生徒を預けるから、それで我慢してくれとも言ってたわ。あなた達が私の元にいる限り、トモミとの繋がりは絶対に切れないんですって。何をしたのかは聞かないけれど、トモミはあなたを許していると思うわ。うちに住むようになってから、何度もあなたの様子を聞かれたし、それに、精神的に不安定になっているようだから、気をつけて欲しいって頼まれたわ。ユイにはお姉さんがいたから、私なら心を開きやすいかもしれないって」
私の気持ちに応えることはできないだけで、生徒としては大事にされていたんだ。
ユリアさんの言葉でそれがわかって、涙が止まらなくなった。
迷惑しか掛けてない私のことを、先生がそんな風に頼んでいてくれたなんて思わなかった。
確かにユリアさんが相手だと、お姉ちゃんといるみたいで、ホッとできて楽しかった。
2ヶ月近く、部屋に篭ってばかりの私だったのに、ユリアさんは私を急かすこともなく、ただ優しく接してくれた。
先生だって、最初はそうだった。
私や雪城さんの我侭を、できるだけ受け止めてくれた。
厳しい事を言うようになったのも、よく考えれば私達のためだったんだとわかる。
迷惑しか掛けられなかった私が、先生の為にできることって何だろう?
私はどうしたらいいんだろう?
「いってらっしゃいって、見送ってあげられない? 何の心残りもなく旅立てるように、送り出してあげることはできないかしら?」
心の中の思いを読んだように、泣いている私の背中を撫でながら、ユリアさんが優しく言い諭す。
見送りに行って、謝って、これからはちゃんと仕事をしますって約束したら、先生は安心してくれるだろうか?
「私が、ごめんなさいって謝って、ちゃんと見送れたら、先生は安心して旅立てるかな?」
謝ったところで、簡単に許してもらえるようなことじゃないけど、謝りたい。
先生が何の憂いもなく旅立てるようにしたい。
「当然よ。しばらく逢えないんだから、顔を見せておくといいわ。それで、明日の夜には、トモミに振られた女二人で宴会でもしましょう? 酔っ払って言いたい事を言って、すっきりしてから、次の男を探せばいいわ」
泣きながら頷く私のそばに、ユリアさんはずっといてくれた。
悲しいことがあったときに、お姉ちゃんがずっとそばにいてくれたのと同じで、安心する事ができた。
次の日の朝、旅立つ先生を、ちゃんと見送る事ができた。
私の姿を見て驚いたようだったけれど、安心したように笑み掛けてくれた。
ずっと欲しかった先生の笑顔が嬉しくて、胸がいっぱいになってしまって、恥ずかしいくらい泣きじゃくってしまった。
これからはちゃんと仕事をすると約束をして、笑顔で見送る事ができたのは、ユリアさんのおかげ。
そして、ユリアさんに私達を預けてくれた、先生のおかげ。
強い執着にも似た私の恋は、終わったのだと思う。
もう、あの事故の時の夢を見ても、それが私を苦しめることはない。
先生が許してくれたからといって、すべてが許されたわけではないけれど、ユリアさんと相談して、しっかり生きていこう。
それが、先生に対する、何よりの謝罪で恩返しだと思うから。
おまけの話
「大体ねぇ、トモミは言う事が、きつ過ぎなのよ~! ベッドに誘って、あんな断り方をされたのは、初めてだわー」
空のワインボトルが散乱する中、完全に出来上がったユリアが、テーブルに懐きながらぼやく。
テーブルの冷たさが気持ちよかったのか、そのまま、すりすりと頬を摺り寄せ始めた。
どう見てもかなり酔っ払っている。
「わたしもです~。誘ったのははじめてですけど、『俺が処女で嬉しいと思うのは、過去も未来も独占したい特別な女だけだ』って、ばっさり切られましたー」
初めて飲んだお酒に酔っ払い、撃沈寸前の結衣も、一条の科白だけは、きりっとした顔を作り、声真似をする芸の細かさだ。
それを聞いたユリアは、普段のユリアを知るものならば目を疑うような仕草で、腹を抱えて笑った。
「そんなこと、言ってたのー? トモミって、ホント、不器用で馬鹿ねぇ。つまり、ユイにもそんな風に思ってくれる男が現れるから、早まるなって言いたかったわけでしょー? わかり辛いのよねー」
ユリアの言葉に、同意するように結衣が頷く。
既に瞼は半分落ちて、眠そうな様子だ。
眠りそうな結衣の肩に、ストールを掛けながら、ユリアはため息をつく。
雪が降らなくなったといっても、森の国はまだ寒い。
そろそろ、お開きかと思いつつ、まだ寒い中、旅立っていった一条のことを思う。
初めて見たときは、厳しい、近寄りがたい顔つきをしていた。
余裕のない表情は険しく、教え子に対する時は、意識して緩めているように見えた。
それが、何度か見かけるうちに、劇的に変わった。
肩の力が抜け、表情も柔らかいものに変わり、笑顔さえ見せるようになっていた。
教え子に微笑みかけるのを初めて見たときは、目を奪われて、しばらく動けなかった。
何があれば、ここまで変わるものなのかと思った。
転生者だと知り、余計に興味を持った。
知り合い、話せば話すほどに、情の深い優しい人だとわかり、惹かれていった。
想う人がいるのなら、せめて子供だけでもと思い、誘惑したけれど、あっさりと振られてしまった。
「代理でも何でもよかったのにね。言わなきゃ、わからないことなのに、ホント、馬鹿よねぇ」
寿命の長いエルフとはいっても、魔物に襲われれば、運が悪いと死ぬ。
死が身近にある分、この世界の住人は性に関して奔放だ。
結婚をしないで子供を生むという事も珍しくないし、一人で子供を生んでも育てていけるような社会が出来上がっている。
小さな村などでは、子供は大切な宝だ。
村全体で守り育てるものだ。
強く、長く生きてくれる転生者の子供は、魔物に襲われやすい小さな村では、特に大切にされる。
だから、今後も転生者である一条に対する誘惑は、数限りないだろう。
生まれ育った世界とは違う倫理観を理解しても、あの不器用な男はそれに迎合したりはしないだろうと思うと、少し気の毒になる。
が、自分を振っておいて、簡単に他の女に手を出されるのも腹が立つから、それくらいの苦労は我慢して欲しいとも思う。
「どんな女性なのかしらね。トモミの大切な人は……」
まさか、随分前に家を出た兄が、同じ女性に求婚しているとは夢にも思わず、一条の想う女性のことを考える。
写真を見せてもらったので、姿は知っているけれど、こちらでは珍しい漆黒の髪の美しい少女だった。
あの容姿で転生者とあっては、周りが放っておかないだろう。
後は前後不覚になるほど酔っ払った時の、一条の惚気のような言葉でしか、彼女のことはわからない。
どんな女性なのかはわからないけれど、一条が彼女の元に辿り着くまで、待っていて欲しいと思う。
きっとすべての誘惑を振り切って向かうから、待っていてあげて。
そんな事を思ったのを最後に、ユリアも酔いつぶれ、眠りに落ちてしまった。
森の国編、終了しました。次からは美咲達の話に戻ります。
感想の返事を止めていましたが、明日から一つずつお返事していきたいと思います。
せっかく感想をいただいたのに、お返事が遅くなりまして申し訳ありません。
指摘があった投稿済みの部分は、少し修正を入れようと思っているのですが、今は続きを書き溜めることを優先しているので、しばらくお待ちください。
夜中に勢いで書いた手紙を、朝になってから読み返して、おかしくないか修正するように、一度書いてから、時間をあけて未投稿分を全部読み返して、数度は修正を入れないと、安心して投稿できないので、先に話をある程度形にすることを優先したいと思います。
森の国編の後半は、書き上げてから投稿までが短かったので、やはり、私の中でももう少し時間を置いて見直すべきだったという気持ちがあります。
今回、森の国編を書いた事で、あやふやだった部分や、未定だった部分が固まって、ラストまで早く書き上げてしまいたいという気持ちがあるので、その気持ちのまま、まずは書いてしまうつもりです。
まだ先は長いですが、お付き合いいただけたら幸せです。
今後ともよろしくお願いします。




